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9年の歳月を経て、ついに家庭でのプレイが可能に! PS4版「ボーダーブレイク」が完成
1/1 SCALEの輝星・空式の除幕式も開催!
2018年8月1日 22:03
セガ・インタラクティブは8月1日、東京・秋葉原にあるベルサール秋葉原にてプレイステーション 4版「ボーダーブレイク」の完成披露会を開催した。「ボーダーブレイク」は8月2日に配信が開始となる。
当日は出演者として、セガ・インタラクティブ代表取締役社長CEOの杉野行雄氏、「ボーダーブレイク」シリーズプロデューサー青木盛治氏のほか、ソニー・インタラクティブエンタテインメント取締役兼ジャパンアジアリージョンオフィスプレジデントの盛田 厚氏、スペシャルゲストとして声優の高槻かなこさん、朝日奈丸佳さん、タレントの前島亜美さん、そして「ボーダーブレイク」公式コスプレイヤーの2人が招かれ、完成までの逸話などにくわえ1/1スケール輝星・空式の除幕式も行なわれた。
9年の歳月を経て、ついに家庭でのプレイが可能に
最初に登壇した杉野氏は、「『ボーダーブレイク』というタイトルがようやく完成しました。ぜひ見ていただきたいのはメッセージボードで、ユーザーさんからいただいたメッセージを集めたものを掲載しています。その中に“あれから9年、これから9年”という言葉がありますが、まさに明日から、PS4版のこれからの9年の始まりということになります。本作は基本プレイ無料ですので、これを機会に触っていただいて、たくさんの感動を紡いでいければと思っています。1/1プラモデルも公開されますので、ぜひ楽しみにしてください」とコメントし、続けて青木プロデューサーをステージへと招いた。
マイクを渡された青木プロデューサーは「大変お待たせいたしました。明日(8月2日)、リリースとなります。約9年前に動き出したタイトルが、ついにゲームセンターを飛び出して家庭で遊べるようになりました。今日はゲームの完成ともう1つ、1/1プラモデルプロジェクトということで、実物大のブラストランナーを作るという企画をやってきました。今回グランドフィナーレということで、皆さんの前で初披露したいと思います」と述べると、完成祝いに駆けつけてくれたスペシャルゲストとして、声優の高槻かなこさん、朝日奈丸佳さん、タレントの前島亜美さん、「ボーダーブレイク」公式コスプレイヤーのこよみさん・KANAME☆さんが登壇した。
1/1プラモデルプロジェクトが生まれた理由を尋ねられた青木プロデューサーは、「アーケードが稼働した当初から、ブラストランナーの実物大を作りたいと思っていました。そして今回のPS4版リリースに合わせ、1年半前にプロジェクトをスタートさせ、ついに完成となりました」と、プロジェクト誕生の秘密を明かした。続けて「ブラストランナーは全高5mという設定ですが、実際の町中で見ることはなかなかないと思うので、ぜひ目で見て、そして体感して下さい」と述べると、1/1プラモデルプロジェクトの動画が上映された。
映像が終了すると除幕式へと移ったが、ここでさらなるスペシャルゲストとしてソニー・インタラクティブ・エンタテインメント取締役の盛田氏が登壇し、全員でカウントダウン後、ゼロの合図と共に幕が下ろされた。そこに現われたのは、全高5mもある「1/1輝星・空式」。細部まで作り込まれているだけでなく、戦いを重ねてきたという設定での塗装も施されており、非常に高い完成度を誇っていた。
「ボーダーブレイク」に収録された、数々の魅力を紹介
除幕式が終わると青木プロデューサーと高槻さん、朝日奈さん、前島さんがステージに上がり、PS4版「ボーダーブレイク」の魅力について語った。
青木プロデューサーから最初に説明されたのは、「ボーダーブレイク」の基本的なルール。本作は10対10に分かれて戦うハイスピードロボットチームバトルで、勝利条件は敵陣の奥深くにあるコアを先に破壊することと、極めてわかりやすい。
重要なのは自由度が高いカスタマイズで、機体や武器、カラーリングなど細かな部分までカスタマイズが可能となっている。さらに強襲・重火力・遊撃・支援という4種類の兵装を、戦況に応じて出撃するたびに乗り換えながら戦っていくのもポイント。ステージの特徴とプレーヤーごとのプレイスタイルを加味して戦場に向かうのが、1番面白い部分だろう。
そして、何と言っても大きいのが、ダウンロードとプレイが基本無料という点。PlayStation Plusに加入していなくても遊べると青木プロデューサーが説明すると、朝日奈さんと高槻さんが元気よく「入ってます!」と返答。すかさず青木プロデューサーが「加入していると、特典がつきます」との返事に、2人はステージ上で「やったー!」と歓声を上げていたのが印象的だった。青木プロデューサーは「ダウンロード・基本プレイ共に無料なので、自宅にPS4がある人はダウンロードして味見して、美味しかったら食べて欲しいです」とコメントした。
続けて、初めてプレイする人向けに公開されたハウツー動画の話題となり、そこに登場している高槻さん、朝日奈さん、前島さん3人の姿が映し出され、収録現場での想い出が語られた。
高槻さんは「ゲームではカスタマイズが無限大ということで、カスタマイズという名のコスプレをたくさんしました! エピソード5で、パンダの着ぐるみを着られたのが凄く嬉しかったです(笑)。中は熱くて、パンダの毛が口に入り、後でくしゃみが止まらなかったという大変な撮影でもありました。他に、浴衣を着たり、ヨガの格好もしました」と、逸話を披露。
前島さんは、渋い表情をしているシーンについて解説してくれた。「スナイパーとして獲物を狙っている時です。基本的に和気あいあいで、テイク数も少なく撮影が進んでいったのですが、この場面はこだわりが凄くて何テイクも取り直しました(笑)」だったそうだ。
朝日奈さんがぐったりしているシーンは「これは、敗北の味を知った時です(笑)」と自ら説明。「初めての敗北で、悔しかったですね。この表情は、凄く褒められました。落ち込み方上手だねって(笑)」と、ちょっと複雑な心境を交えつつ語った。
映像の再生数や評判も上々とのことで、青木プロデューサーは「初心者の方はこれを見て、『ボーダーブレイク』はこんなゲームなのかと知っていただき、少しでも接触してもらえるとありがたいです」とコメントした。
ここで話題は、除幕式が行なわれた1/1輝星・空式へと移った。これを作るにあたっては、かなりの苦労があったのではと聞かれ、「1年半前くらい前から、やろうと企画していたのですが、当初は実物大を作ろうとしていただけでした。しかし、それでは差別化できないので、何か新しい事にチャレンジしつつ1/1を作りたいと思っていました。その中で、『ボーダーブレイク』のプラモデルを作ってもらっているコトブキヤさんと話をしていたときに“プラモデルにしたら面白いのでは?”というアイデアがでまして、プラモデルで1/1ロボットを作るのは世の中でやったことがなく、初めてなんです。プラモデルにするならランナーについている状態からスタートして、それを切り取り、組み上げ、塗装と、普通にプラモデルを作る過程を皆さんと共有しながら見せられるといいな……と、壮大なプロジェクトになりました」と、青木プロデューサーは回答した。
さらに「見てわかると思うのですが、ディテールに非常にこだわっています。汚しやダメージを再現したり、レタリングを施しながら作りました。既製のパーツは使っていないので、例えばボルト1個に関しても3Dプリンタで作っています。また、全体を見るだけでは無く近づいて各部分を見た時も楽しいと思います。足元は、人間と同じくすり切れたり、土で汚れたりとか、戦っているのでダメージ跡などもあります。日が沈んでくるとわかりますが、ゲーム中に発光している部分もLEDで再現しました」と、その気合の入り具合をじっくりと解説。会場からは、そのこだわり具合にため息が出ていた。
最後に、これからプレイする人へのメッセージとして、前島さんは「今日はさまざまな映像を見たり、1/1輝星・空式を目撃できてとても感動しました。2日0時からプレイできるということで、早く家に帰ってダウンロードしたいと思います。一緒にボーダーブレイク始めましょう」と、コメント。
続いて朝日奈さんが「初めて1/1スケールで確認しました。ロマン溢れる輝星・空式を見て、より没入感を持ってゲームがプレイできると感じました。私も0時から早速遊びたいと思っていますので、マッチングしたらよろしくお願いします」と、モチベーションの高さを披露。
高槻さんは「普通のプラモデルを作るだけでも大変な時間と労力がかかるのに、1/1輝星・空式は、その何百倍もの労力をかけて作ったと思います。素晴らしい完成度で、本当に感動しました。この場で、皆さんと見られて良かったと思っています。ゲームは既にダウンロードできるようなので、皆さんぜひダウンロードしていただいて、私も今夜0時から始められるといいなと思っています。一緒にプレイを楽しみましょう」と、こちらも早速今夜から始めたいと語った。
青木プロデューサーは「ついに明日リリースになります。その後もアーケードと同じように腰を据えて長くじっくり遊べるよう、開発・運営していきたいと思っています。全国大会やファンイベント、コラボ、グッズなど積極的に展開していきたいと思いますので、よろしくお願いします。『ボーダーブレイク』はプレーヤー、そしてファンと一緒に育ててきたというモットーを持っています。PS4版でも、プレーヤーの皆様と一緒に『ボーダーブレイク』を一緒に育てていければと思っています。今日の0時から始まる、新生『ボーダーブレイク』に、どうぞご期待ください!」と述べ、イベントは終了となった。
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