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「FFXIV」、「出張FFXIVプロデューサーレターLIVE in E3」から最新情報を公開

北米ファンフェスの記念アイテムは、クラウドのバイク「SDSフェンリル」マウント

6月13日 放送

 スクウェア・エニックスは、プレイステーション 4/Windows/Mac用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター(以下、FFXIV)」の最新情報を伝える「出張FFXIVプロデューサーレターLIVE in E3」を、ロサンゼルスのE3会場から放送した。このレポートでは、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏による、北米のファンから寄せられた質問に対しての回答と、今年の11月から始まるファンフェスティバルについて公開された最新情報をお伝えしたい。

パッチ4.3について寄せられた質問に吉田氏が解答

――パッチ5.0でキャラメイクのアップデートはありますか?

吉田氏: あれ以上キャラメイクのパーツを増やすと、通信料が増えたり、破たんが多くなって装備を作るスピードが落ちてしまうので、今の仕組みのまま増やすのは難しいです。まだ予定はありませんが、グラフィックスエンジンをパワーアップさせようとする時に、もしかしたら検討するかもしれません。長いスパンで考えて欲しいです。

――モグステーションで購入できるアイテムを、すべてアカウント全体に配布して欲しいです。

吉田氏: アカウント単位で配布するにはキーが必要なのですが、このキーの数が残り少なくなっています。高額なマウントはできるだけアカウント単位にしていますが、すべてをそうするのは物量的に不可能です。

――ディープダンジョンやエウレカのようなコンテンツを楽しんでいます。これらはやり込むのに時間がかかるので、メジャーアップデートと同時に実装できませんか?

吉田氏: それらのコンテンツは意図的にマイナーアップデートに入れています。メジャーに入れると、遊ぶものが多すぎて、人によっては一気に全部を消化しようとしてしまうので、次のパッチまで遊ぶものがなくなってしまいます。長く遊んでもらうために、敢えてずらしています。もう1つの理由は、例えばパゴス編で得られる武器の強さが、ツクヨミと同時実装ではツクヨミ以上に強くできないのです。ツクヨミに行く必要がなくなってしまうので。ある程度強い武器を手に入れてもらうためにも、少し後ろにずらさなくてはならないんです。

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――イシュガルドのハウジングエリアは開設されますか?

吉田氏: 今のところ簡単にハウジングエリアを作ることができないですが、次に作るとしたらイシュガルドかな。決まったら発表するのでお待ちください。

――新規のプレーヤーが早くメインストーリーを楽しめるように、最初の方を短縮して欲しいです。

吉田氏: 「新生エオルゼア」はクエストの数が多いので、短くするプランはできています。ただものすごい物量なので、もう少し時間をください。いずれやらなければならないとは思っています。

――「シャーク」や「プロテス」など必須のロールアクションがあります。プレーヤーがどのロールアクションを使うかを選択できるようにしてもらえますか?

吉田氏: ロールアクションは、まさに今手を入れられないか議論しているところです。現状はバランスが悪いとは思っています。根本的な調整はいずれやるとしても、今まさに使い勝手が悪い所をメジャーパッチで何とかならないかという話をしています。

――フリーカンパニーを探しているプレーヤー用に、検索や申し込みができるようになりませんか?

吉田氏: いまUIチームで、そのあたりのUIをどんなふうに作るかを検討しています。次のメジャーアップデートとはいかないかもしれないが、近々アップデートがあると思います。

――メインストーリーのコンテンツバトルやカットシーンをリプレイできる機能が欲しいです。特にアジムステップのバトルは印象的だったので、再び遊べるようにする機能を開発する予定はありますか?

吉田氏: 今いくつかのアイデアをゲームにどう組み込むかのディスカッションをしています。我々もそのリクエストにどう応えるかを考えているので、まったく可能性がないわけではありません。そういったことをしていこうという動きはあるので、もう少し情報が出せるまで待って欲しいです。

――ミニオンリストの更新をする予定はありますか・ どこで入手できるとか、手に入れていないミニオンが分かるようにして欲しいです。

吉田氏: ミニオンリストは分かりにくくなってしまっているので、今修正の作業中です。作り直します。

――グループポーズの機能でLB3が見られるようにしてもらえませんか?

吉田氏: あのアクションはターゲットしないと使えないんです。技術的にはやろうと思えば可能ですが、全員そろって限界を超えるというものを、グループポーズだからほいほいと使えていいのかというところは気になります。内部でディスカッションもしていますが、時間がかかるのは確かです。

――レガシーサーバーで「旧FFXIV」の頃のパッチを追体験できるようになりませんか?

吉田氏: あの時のシナリオは、当時の「FFXIV」をそれでも応援し続けてくれた人に向けたライブそのものだから、僕が担当している間は完全再現はするつもりがありません。ただあの当時の雰囲気が味わえるものはあってもいいかもです。

――メインキャラのハウジングをサブキャラでも使用できるようにして欲しいです。

吉田氏: 現在作業中です。まだどのパッチではいるかのアナウンスはできません。ハウジングは今、アカウントのバインドとハウスマネキンという大きなタスクを抱えているので、どのパッチで実現できるかはわからないですが、作業はしています。

北米ファンフェスを見に行くラスベガスツアーが登場

 約5カ月後に近づくラスベガスでの北米ファンフェスティバルの情報も多数公開された。チケットには記念アイテムとして、クラウドのバイク「SDSフェンリル」のマウントが付属する。またリージョン別のミニオンが今回も付いてくる。日本では、マウント付きとなしの2種類のチケットが発売される予定だ。また、チケットが手に入らなかった人のために、記念アイテムはモグステーションでも販売される。

 また、今年から音楽イベント以外のすべてのストリーミングコンテンツが無料で視聴できることになった。さらに日本から北米ファンフェスに参加するためのチケット付きツアーも催行されることになった。ツアーの代金などの詳細は今後発表される。