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任天堂、平成30年3月期決算を発表。次期社長に古川俊太郎氏が決定
Nintendo Switchでのミリオンタイトルはすでに12タイトル!
2018年4月26日 18:41
任天堂は4月26日、平成30年3月期決算を発表した。売上高は前年度比115.8%の1兆556億8200万円、経常利益は前年度比295.8%の1,993億5,600万円となった。
また、君島達己代表取締役社長が任期満了により退任。古川俊太郎氏が代表取締役社長に就任する。古川氏は、1994年4月に入社し、2012年からポケモンの社外取締役を勤め、現在は経営企画室長、取締役、常務執行役員、経営統括本部管掌、グローバルマーケティング室担当と務める。
決算では、Nintendo Switchが絶好調であることが浮き彫りとなっており、当期の販売台数は1,505万台。ソフトウェアも好調で、「スーパーマリオオデッセイ」が全世界で1,041万本、「マリオカート8 デラックス」が922万本、「Splatoon 2」が602万本など、ミリオンタイトルを連発。Nintendo Switchでのミリオンセラータイトル数はサードパーティのメーカーを含め、12タイトルにも登っているという。結果、当期のソフトウェアの販売本数は6,351万本となった。また、Nintendo Switchでのダウンロード販売も好調で、前期比87%増の608億円を記録した。
スマートフォン用アプリタイトルについては、「スーパーマリオラン」、「ファイアーエムブレム ヒーローズ」に加え、今期は「どうぶつの森ポケットキャンプ」の配信が開始となり、スマートデバイス・IP関連収入等の売上高は前期比62%増の393億円を記録。
さらに、ニンテンドー3DSも底堅く販売台数を伸ばしており640万台となった。ソフトウェアでは、「ポケットモンスターウルトラサン・ウルトラムーン」が751万本を記録し、全体でも3,564万本本となった。なお、「ニンテンドークラシックミニスーパーファミコン」も人気で、528万台を記録している。
決算では今後についても触れ、Nintendo Switchについては、「この勢いを活かしながらより幅広い層のお客様へ訴求を図り、普及拡大に努めます」とコメント。6月には「マリオテニスエース」、そして今年最大のタイトルとなる「大乱闘スマッシュブラザーズ(仮称)」が年内の発売を予定している。そして、9月からは、Nintendo Switchのオンライン機能を拡充した有料サービス「Nintendo Switch Online」も開始となる。
スマートフォンアプリについては、「Mario Kart Tour」のサービス開始を予定しているという。