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ブシロード、「新日本プロレス」のゲームを作ってくれるパートナー募集します!

2020年1月4日のリリースを希望!

2月2日 発表

 ブシロードは2月2日、同社内において記者会見を開き、新日本プロレスリングのゲームの開発を行なうパートナーの募集を開始した。募集対象はパブリッシャー、デベロッパーを問わず、国内外問わず幅広い視点で募集を募る。

 冒頭、木谷高明取締役は「新日本プロレスは今や凄い人気で、海外でもやっている。こんなコンテンツは日本には他に無い!」と切り出し、「新日本プロレスのゲームはすでに『プロレスやろうぜ!』があるが、世界中で楽しめるゲームを作りたい」と語り、「世界中で楽しめるコンテンツなので、中途半端なゲームは出したくない」ということから、世界展開する新日本プロレスのゲームを作るにあたって、パートナーを国内外問わず全世界から募集すると発表した。ゲームのリリースターゲットは2020年の1月4日。毎年この日に新日本プロレスの大きな大会が開催されることから、この日をターゲットにしている。

 ただし、パートナーの募集に際して大きな条件がある。それが「ゲーム制作への熱意」と「新日本プロレスへの愛」だ。特に重要なのが「新日本プロレスへの愛」。チーム、会社全体で「新日本プロレス」への愛を持っていることが、“必須条件”としている。

最近の新日本プロレスの凄さを伝える数字が列挙された。特に木谷氏は「ツイッタートレンドが世界一はスゴイ!」と胸を張った。海外での大会も、短時間でチケットが完売するなど好調だ
すでに、新日本プロレスの公式ゲーム「プロレスやろうぜ!」がサービス中だが、今回募集されるパートナーと制作するゲームは、全世界をターゲットとした内容となる
全世界で遊んでもらえるゲームを制作するという。リリースターゲットは2020年の1.4。木谷氏は「リリースは1月4日に間に合わないかもしれないが、事前登録期間には入っていると思う」と語っていた
「本気で良いゲームを作りたい!」と応募メーカーにアピール
応募メーカーに求めるものとしては、とにかく「新日本プロレスへの愛」が必須条件! 会社の外からは「新日本プロレス」への愛が見えづらいとして、募集時には開発陣などとの面談もあるかもしれないとか
パートナーの募集の開始と共に、ゲームで実現して欲しい要望をツイッターで募集するキャンペーンを開始。魂の叫びをぶつけてみてはいかがだろうか?

 開発対象となるゲームのプラットフォームは、Android/iOSだが、応募パートナーの企画内容によってはPCゲーム、コンシューマーゲームなども可能で、特に制限を設けないという。さらに、国内と海外で別の会社に制作やパブリッシングを依頼する可能性もあるという。すべては企画次第というわけだ。

 この日の会見には、新日本プロレス所属の内藤哲也選手が参加。なぜ内藤選手かと言えば、中学3年生から新日本プロレスのファンクラブに入っていたというほどの筋金入りの「新日愛」を持つ選手だからだ。これから開発されるであろうゲームに盛込んで欲しい内容を聞かれた内藤選手は、「入場シーンが好きなので、入場シーンをカスタマイズしたり演出できるようになって欲しい。ゲームをプレイした人がまさにそこにいるようなリアリティを感じていただけたら」と語った。一方、木谷氏は「新日本プロレスのOB選手が登場し、時空を越えて闘うといったことが後々できるようになればいいと思う」とコメントすると同時に、「本気で良いゲームを作りたい!」と応募メーカーにアピールした。

 記者会見後に記者陣の質問に答えた木谷氏の発言からは、新日本プロレスが北米などでも興業を行ない、現在全世界的に人気を集めていることから、イベントとしての人気はWWE(北米を中心とする団体)に比肩しうる所まで来ているという認識だ。しかし、マーチャンダイジングやロイヤリティに関しては圧倒的な差があることから、今後全世界的にゲームなどを展開することで、「新日本プロレス」のコンテンツパワーをより大きく広げていきたい意向のようだ。

記者会見に参加した木谷高明取締役、新日本プロレス所属の内藤哲也選手、MCの相羽あいなさん。このメンバーを見て記者陣からは「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(内藤選手の所属するユニット)に占拠されてるようだ……」といったつぶやきも聞かれた
会見の最後に内藤選手は、新日本プロレスのオーナーでもある木谷氏に向かって「大きな会場でプロレスを見ているのは拝見しているが、普段の小さな会場の大会に見に来て、初めてお客さんが何を求めているのかがわかるのでは?」と注文を付けていた