株式会社ドワンゴは4月6日、iモード用オンラインMMORPG「双剣舞曲オンライン」の配信を開始した。開発は株式会社ゲームズアリーナ。アプリケーションのダウンロードおよび基本プレイ料金は無料で、1決済ごとに10円から1,050円でゲーム内ポイントを販売するアイテム課金制を採用している。対応機種は、FOMA 703i/903iシリーズ以降のメガiアプリ対応端末（905iシリーズ以降推奨）。

　「双剣舞曲オンライン」は、ミッションやパーティープレイ、素材収集、アイテム作成などのRPG要素や、2国間で争われるPvP（対人戦）が楽しめる作品。また、ギルドシステムやチャットなどのコミュニケーション機能も用意されている。

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■ 預言書が巻き起こす人類統一戦争

　人類が“異形の破壊者”を封じ込めてから二百数十年、ジエド大陸は平和で豊かな時代を歩んでいた。ジエド大陸には、山の王国ボルカノン、川の王国アメンという2つの大国が存在し、両国は友好的な関係を築いていた。

　しかしある時、ボルカノンで預言書が発見された。預言書には、“異形の破壊者”を封印している“竜の石像”が300年を待たず破壊されると書かれていた。信心深いボルカノンの国民は、“異形の破壊者”との戦いが近いと信じたが、アメンの人々は“竜の石像”をただのモニュメントだとしか考えず、預言書の内容も信じなかった。

　預言書を信じたボルカノン国王イグナテッドは、“異形の破壊者”との戦いに向けてより強力な人類の軍を整えるため、アメン王国の統一を図る。対するアメン国王イシュティも、ボルカノンからの侵略を阻止すべく軍を組織し始めた。プレーヤーはどちらかの王国に所属し、名声や財産を求めて戦いに赴く。

【ボルカノン王国】
「ボルカノン王国」の国王「覇王イグナテッド」	戦争の指揮官も務める礼儀正しい騎士「黒騎士サイサレオン」	高い魔力を持ち、魔女と呼ばれている将軍「魔女ゼビア」	不幸を招く凶星の異名をもつ将軍「凶星ラインヴァルト」
【アメン王国】
「アメン王国」の国王「豊穣の女王イシュティ」	アメン国への忠義心が高い隻眼の将軍「忠義の将ロムス」	謎のピラミッドを見守る信託の巫女「信託のアフメス」	素顔を仮面で隠し、世界を旅する男「仮面のゼム」

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■ 国家に所属し、領土拡大を目指す

始めにどちらかの国に所属する。画像はボルカノン王国の国王「覇王イグナテッド」

　まず始めにプレーヤーは、ボルカノン王国とアメン王国のどちらの陣営に所属するか選択する。プレーヤーは、各拠点にいる「領主」から依頼されるミッションをクリアしたり、各国に用意された特徴的なイベントをこなしながら、自国に貢献していく。

　自国の領土を拡大するには、通常のミッションを達成するほかに、敵拠点の陥落を狙う特別ミッション「拠点戦争」も用意されている。敵拠点に隣接する拠点には「領主」のほかに「将軍」がおり、プレーヤーギルドの「ギルドマスター」もしくは「サブマスター」のプレーヤーが「将軍」を通じて「宣戦布告」を行なうことで、「拠点戦争」ミッションが開始される。ミッション開始後は、ギルド無所属のプレーヤーも参戦できる。

　拠点には、武器の購入およびアイテム作成や装備に特殊能力を宿す「宝玉」を作成できる「装備屋と工房」、戦闘で受けたダメージを回復できる「病院」、アイテムを保管できる「倉庫」といった施設がある。さらにある条件を満たせば、プレーヤー同士でアイテムを売買できる「露天」も開設できるようになる。

　フリーワードでのテキストチャットも利用できる。文字を入力すると吹き出しが表示され、周囲のプレーヤーと会話ができる。街中だけでなく、パーティー戦闘中にも会話が可能。さらに「チャット登録」機能を利用すれば、事前に登録したメッセージを素早く送れる。

ミッション終了後には行動に応じた貢献度が溜まっていく	領土が拡大すると、プレイ可能なエリアや選択できるミッションが増える

「工房」でアイテムを作成できる	「病院」でダメージを回復してもらえる	「露天」を開けば、プレーヤー同士でアイテムの売買もできる
フリーワードでテキストチャットができる	頭上に吹き出しが表示され、周囲のプレーヤーとコミュニケーションがとれる	「チャット登録」を利用すれば、素早くメッセージを送れる

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■ 視界システムが取り入れられたシミュレーションゲーム形式の戦闘

　戦闘は、行動力を消費して攻撃や移動などの行動を選択するターン制の戦略シミュレーションゲーム形式で進められる。俯瞰視点のマップは戦闘開始時には全ての範囲は見えておらず、各キャラクターごとに視界のパラメーターに応じて見える範囲が限定される。

　ミッション発生時には、他のプレーヤーを募集してパーティーを組める。パーティーでミッションに臨み、仲間同士で敵を囲んで攻撃をすれば、命中率が上昇する。新しい視界を確保したり、味方を回復したりといった行動でも貢献度が得られ、自軍も強化されていく。視界はパーティーメンバー全員で共有できるので、パーティーメンバーが多ければ多いほど、素早い索敵が可能になる。

　ほかにも、戦闘中に「ペットアイテム」を手に入れれば、モンスターをペットにできる。ペットは敵を攻撃するだけでなく、探索や囮として行動させることも可能。ただし中には思い通りに行動してくれないペットもおり、ペットの特徴を上手く掴む必要もある。

俯瞰視点のマップで、ミッション開始時には目的も表示される	戦闘開始時には、キャラクターの配置場所を決定する	移動、攻撃、スキル、アイテムから行動を選択
ミッション発生時には、他のプレーヤーを募集できる	仲間同士で敵を囲めば、命中率が上昇したりする	モンスターをペットにすれば、戦闘時に一緒に戦ってくれる

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■ 得意分野の異なった特徴的なクラス

クラスを決めてボーナスポイントを割り振り、顔の特徴なども選択できる

　キャラクター作成時には、性別や顔の特徴を選び、さらにボーナスポイントを割り振ってステータスを決定できる。外見は、作成時のまま固定されるわけではなく、装備によって外見も変化していく。

　クラスは最初は「トラベラー」から始まり、後に「ファイター」、「メイジ」、「プリースト」、「スカウト」、「レンジャー」に転職できる。

　「ファイター」は鎧や盾など重装備が可能な近接戦闘職。「メイジ」は魔法による遠距離攻撃や広範囲攻撃が可能な反面、近距離攻撃に弱く視界が狭い。「プリースト」は攻撃の命中率は低いものの、唯一、他のプレーヤーに回復や補助ができるクラス。「スカウト」は広い視界と高い行動力を持ち、さらに敵の視界から姿を消す特殊能力「ハイド」を使える。「レンジャー」は行動力は低いが攻撃の射程が長く、スカウトの特殊能力「ハイド」を見破れる。戦闘では、これらのクラスの特徴を把握し、味方と相手の能力を考えた行動が重要になる。

「メイジ」の魔法攻撃「エナジーボルト」	「プリースト」だけが使える回復魔法	敵の視界から自分の姿を消すスカウトの特殊能力「ハイド」

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