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デル、CES 2018にてHTC Viveのコンシューマ向け販売を決定

ほかe-SportsやVRにおけるパートナーシップについて発表

1月10日 発表

 デルは1月10日、1月9日にアメリカのラスベガスにて開催されたCES(Consumer Electronics Show) 2018にて発表された内容を公開した。

新しい「Alienware Software Command Center」

 従来の自社ソフトウェアを1から見直し、システム設定やコンテンツ、その他の機能をシンプルで洗練されたインターフェイスに統合する「Alienware Command Center」を発表した。

 これにより初心者やベテランのゲーマーはそれぞれの需要に合わせて周辺機器の調整が可能になり、自分のゲームライブラリにアクセスしてゲームごとに異なるカスタムプロファイルを容易に構築できるようになる。また電源管理とオーバークロックのためのツールを用い、さらなるパフォーマンス向上にもつなげられる。

 さらに、Alienwareやマウス、キーボードすべてに対応するAlienware独自のゲーム中照明「AlienFX 2.0」を発表。「Alienware Command Center」は個別キーとキーグループに更なるカスタマイズを提供し、1,680万色に及ぶ色数を表現可能になる。

e-Sportsへの新たな投資

 デルとAlienwareは、2007年のChampionship Gaming Seriesのスポンサーに加えe-Sportsチーム「Team Liquid」、「Team Dignitas」、「ELEAGUE」との連携などe-Sports業界への投資を行なってきた。デルはトレーニングと協議においてAlienwareの周辺機器を利用しているTeam Liquid向けに、新たなAlienware e-Sportsトレーニング施設を発表した。

 ロサンゼルスにある約743平方mの施設はTeam Liquidの本部として使用され、複数の有力チームをサポートする。調理師やスポーツ心理学者、栄養士などが配置され、デルとAlienwareの最新技術によってサポートされる。

VRを現実に

 AlienwareはNVIDIA、Oculusと連携しながら競争型VRスポーツの新規カテゴリを創造し、それを幅広く浸透させることを目指している。

 14都市から参加した200名以上の選手がAlienwareのシステムを使用しSurviosの最新VRゲームである「Sprint Vector」の最速タイムを競った。フィナーレは1月9日にラスベガスで開催され、上位8名のプレーヤーがAlienware VR Cup National Championのタイトルと総額1万米ドルの賞金を競った。

 また、デルはVRのエントリーコストを削減するため799米ドルからの価格に抑えたVR対応InspironゲーミングデスクトップPCを発表する。PCゲーマー向けに開発された同製品は、最大6コアの第8世代インテルCPUやGPUを搭載し、高速起動のためのSSDオプションを搭載、長期間のプレイ向けに考案された熱設計を採用している。

PCメーカーとして初めてHTC Viveのコンシューマ向け販売を開始

 VR関連の便利な購入に加え、デルはPCメーカーとして初めてHTC Viveのコンシューマ向け販売を開始する。またARヘッドセットの取り扱いについてもMetaとの契約を締結しており、最新のVR/AR技術を用いた開発者の需要に応える。