【特別企画】

英霊祝装サーヴァント全113騎を制覇! 写真200枚で贈るFGOフェス2025会場レポート

FGO Expo ~Fate/Grand Order Fes. 2025 10th Anniversary~

【FGO Expo ~Fate/Grand Order Fes. 2025 10th Anniversary~】
会場:幕張メッセ 国際展示場 展示ホール1~6
8月2日(土) 9:00~19:00
8月3日(日) 9:00~18:00
入場券:7,000円~

 今年でサービス開始10周年を迎えたスマートフォン向けRPG「Fate/Grand Order」(以下、「FGO」)。その周年を祝う恒例の夏イベント『FGO Expo ~Fate/Grand Order Fes. 2025 10th Anniversary~』が8月2日(土)、3日(日)の両日、幕張メッセにて開催された。

 毎年、様々なアトラクションやステージ、豪華展示で賑わう本イベントだが、今年は10周年ということもあり、規模をさらに拡大して開催。幕張メッセ 国際展示場の展示ホール1から6と、昨年から2ホールを追加し、過去最大規模にて開催された。会場では英霊祝装に身を包んだ総勢113騎のサーヴァントたちと専用ボイス、宝具展示、アトラクションや豪華ステージショーが行われ、例年同様に今年も多くの「FGO」ファンで賑わっている。本稿では「FGOフェス」開催初日となる8月2日の会場の模様をお届けしていく。

台風接近の報道もあったが、ファンと英霊たちによる祈りの力のおかげか、直前で台風の進路が変更して無事開催された。逆に台風が接近したおかげて気温が下がり、当日は比較的快適な中で、会場まで足を運ぶことができた

 2023年の夏祭り、2024年のパビリオン(博覧会)に続き、今年のテーマは王国。お城を模したメインステージを中心に、城下町のように洋館やコロシアムといったエリアが取り囲んでいる。会場はウェルカム・ガーデンを皮切りに、キャッスルタウン・カルデア、メモリアル・ギャラリー、アヴァロンズ・シャトー、ミステリアス・フォレスト、コロシアム・マウンテンの6つの主要エリアに分かれている。どのエリアもセレブレーションらしい華やぎと、王都を想起させる重厚な世界観が会場全体に漂っていた。

会場全体マップ

ウェルカム・ガーデン

 会場でまず一番最初に訪れるのが入場口でもある「ウェルカム・ガーデン」。「Fate/Grand Order Fes 2025 10th Anniversary」の文字が刻まれたゲートを通り抜けた先にあるこのエリアでは、それぞれのクラス(セイバー、アーチャー、ランサー、ライダー、キャスター、アサシン、バーサーカー)を象徴する立像が荘厳に並び、その存在感に思わず立ち止まる来場者も多かった。

各クラスの立像やサーヴァントたちによって出迎えられる

 また、オープン時には今回のFes限定衣装に身を包んだ着ぐるみキャラやオフィシャルコスプレイヤーが勢揃いしてお出迎え。早朝にも関わらず“シャッターチャンス”を狙うファンで大盛況だった。

来場者を出迎える着ぐるみキャラとオフィシャルコスプレイヤー
王冠や口ひげを付けた女主人公など、今年の着ぐるみキャラは王国風のFes限定衣装をまとっている
地面には10th Anniversaryのロゴを投影

 ウェルカム・ガーデンとメインステージの間には、毎年恒例となっている「メッセージフラッグ」が設置されており、イラストレーターや関係者、そして当日来場者による熱いメッセージがずらりと並んでいる。

武内崇氏と奈須きのこ氏をはじめ、錚々たる方々の直筆メッセージが並んでいる
1日の終わりには来場者たちのメッセージも入りフラッグは埋め尽くされていた

ウェルカム・ガーデンのサーヴァントスタンディ

 ウェルカム・ガーデン内にはアナスタシア、バーゲスト、蘭陵王、ナポレオン、アキレウス、ウィリアム・テル、モーツアルト、伊吹童子、ダンテ、ニキチッチ、ビショーネ、インドラ、メドゥーサ(セイバー)、ニトクリスオルタの計14騎が展示されている。

【アナスタシア】
【バーゲスト】
【蘭陵王】
【ナポレオン】
【アキレウス】
【ウィリアム・テル】
【ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト】
【伊吹童子】
【ダンテ・アリギエーリとドブルイニャ・ニキチッチ】
【ビショーネ】
【インドラ】
【メドゥーサ(セイバー)】
【ニトクリスオルタ】

キャッスルタウン・カルデアのサーヴァントスタンディ

 ウェルカム・ガーデンのすぐ右手6ホール側には城下町をイメージした「キャッスルタウン・カルデア」が存在している。ここでは「モリアーティのFGOクイズ」、「バーヴァン・シーの秘密のクローゼット ーコーデバトル特異点からの脱出ー」、「英霊召喚フォトスタジオ」の3種の体験コンテンツに参加できる。

【モリアーティのFGOクイズ】
ジェームズ・モリアーティ(ルーラー)が出題するFGに関してのクイズ3問(3択問題)に挑戦。参加者は全問正解するとステッカー3種、不正解でもランダムに1種を入手することができる。
【バーヴァン・シーの秘密のクローゼット ーコーデバトル特異点からの脱出ー】
スマホアプリ「LINE」と謎解きキットを使用して解き明かす体験型のゲーム。入場時に配布される問題用紙と謎解きキットを使って誰でも参加が可能。イベントのためにフルボイスの映像が録りおろされている
謎を解き明かすと「謎解明ポストカード」をゲットできる
【英霊召喚フォトスタジオ】
毎年恒例となっている、好きなサーヴァントと一緒に写真を撮れるエリア。今年はサーヴァント全431騎に加え、新たに霊衣121種も選択肢に追加された

キャッスルタウン・カルデア

 キャッスルタウン・カルデア内にはカラミティ・ジェーン、ヴラド三世、ハベトロット、ミス・クレーン、鈴鹿御前、スカサハ、モリアーティー、ダ・ヴィンチ、エミヤオルタ、クー・フーリン(キャスター)、清姫、フィン・マックール、エレナ、バーヴァン・シーの計14騎が展示されている。

【カラミティ・ジェーンとヴラド三世】
【ハベトロットとミス・クレーン】
【鈴鹿御前】
【スカサハ】
【ジェームス・モリアーティー】
【ダ・ヴィンチ】
【エミヤ(オルタ)】
【クー・フーリン(キャスター)】
【清姫】
【フィン・マックール】
【エレナ】
【バーヴァン・シー】

メモリアル・ギャラリー

 「キャッスルタウン・カルデア」に隣接する形に位置するのが「メモリアル・ギャラリー」。このエリアでは歴代FGO Fes.の概念礼装やイメージアートを楽しめる「FGO Fes. クロニクル」、島﨑信長氏がこれまでにステージイベントなどで着用したFGO衣装が展示される「衣装展示セレクション」、そしてこれまでに制作されたた実寸大宝具が一挙に集結した「宝具展示エリア」で過去のFGOフェスを振り返ることができる。

FGO Fes. クロニクル

 FGO Fes. クロニクルでは、歴代FGO Fes.のメインビジュアル、概念礼装やイメージアートなどが展示された。フェスを取材してきた筆者としては、これらの展示には懐かしい気持ちが湧き上がる。

衣装展示セレクション

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 ここでは島﨑信長氏がこれまでにステージイベントなどで着用したFGO衣装が10着以上展示されていた。巌窟王エドモン・ダンテスの様々な衣装の実物をみることができるうえ、貴重な背部までじっくりとみることができる。衣装担当のこだわりが感じられる細部装飾などを楽しめる。

【巌窟王エドモン・ダンテス】
【9周年描き下ろし「英霊博装:巌窟王 モンテ・クリスト」】
【CBC2017「探偵エドモン~春先旅情編~」】
【CBC2020「探偵エドモン~新章突入編~】
【CBC2021「探偵エドモン~蘇る悪夢編~】
【CBC2018「探偵エドモン~異邦潜入編~】
【CBC2025「探偵クリスト~未来激追編~】
【決戦用カルデア制服】
【3周年描き下ろし「英霊旅装:アルジュナ」】
【4周年描き下ろし「英霊祭装:アルジュナ(オルタ」)】
【7周年描き下ろし「英霊夢装:アルジュナ(オルタ」】
【概念礼装「春風遊歩道」藤丸立香】
【霊衣 生徒会長たるアルジュナ(メガネ)】

宝具展示エリア

 宝具展示エリアでは、これまでに制作されたた実寸大宝具が一挙に集結し、サーヴァントたちのスタンディと共に展示されていた。ラインナップの中でも特に注目されていたのが今回初効果いとなったマシュパラディーンの宝具「希望築く人理の盾(ロード・カルデアス)」。

パラディーン盾、選定の杖
ジャンヌ・ダルクの旗
神剣・草那芸之大刀、武蔵の刀、ダ・ヴィンチ杖、ダ・ヴィンチライダー宝具
ワルキューレの矛と盾、シグルド宝具、ナポレオン宝具
ゲイボルグ
乖離剣エア
カルナの槍
エクスカリバー
ニトクリスの杖、オジマンディアスの杖

メモリアル・ギャラリーのサーヴァントスタンディ

 メモリアル・ギャラリー内にはアーラシュ、アビゲイル、ジャガーマン、黒姫、ニコラ・テスラ、徐福、加藤段蔵、小野小町、フランケンシュタイン、オベロン、アショカ王、牛若丸、始皇帝、赤兎馬、ゼノビア、武則天、アルトリア・オルタ(ランサー)、スーパーバニヤンの計18騎が展示されている。

【アーラシュ】
【アビゲイルウィリアムズ】
【ジャガーマン】
【黒姫】
【ニコラ・テスラ】
【徐福】
【加藤段】
【小野小町】
【フランケンシュタイン】
【オベロン】
【アショカ王】
【牛若丸】
【始皇帝と赤兎馬】
【ゼノビア、武則天、アルトリア・オルタ(ランサー)】
【スーパーバニヤン】
スーパーバニヤンとはSNSでよくみかけるあのポーズで一緒に撮影できちゃう

アヴァロンズ・シャトー

 メインステージを挟んで、ホールの反対側に位置するのが、洋館をイメージしたエリア「アヴァロンズ・シャトー」。ここにある「La chambre étoilée(ラ・シャンブル・エトワレ/星の間)」では、秘密の部屋でLive2Dとバイノーラルのフルボイスで再現されたサーヴァントとのひと時を過ごすことができる。

アヴァロンズ・シャトーのサーヴァントスタンディ

 アヴァロンズ・シャトーのエリア内にはマリー、テノチティトラン、沖田総司、望月千代女、百貌のハサン、カルナ、アスクレピオス、マンドリカルド、サンタアルテラ、土方歳三、呼延灼、黄飛虎、マーリン、モレー、カーマ、パーシヴァル、メリュジーヌの計17騎が展示されている。

【マリーとテノチティトラン】
【沖田総司】
【望月千代女】
【百貌のハサン】
【カルナ】
【アスクレピオス】
【マンドリカルド】
【サンタアルテラ】
【土方歳三】
【呼延灼】
【黄飛虎】
【マーリン】
【モレー】
【カーマ】
【パーシヴァルとメリュジーヌ】

ミステリアス・フォレスト

 4~6ホール最後のエリアは「ミステリアス・フォレスト」。魔法と伝説に彩られた幻想的な森をイメージしたこのエリアでは「道満呪符飛ばし」、「移動聖杯を捕獲せよ!」、「解呪!シークレットミッション」の3つのアトラクションに加え、森が体感できる映像演出が体験できる「ミステリアスショー」を体験することができる。

【道満呪符飛ばし】
道満から借りた呪符で、森に潜むエネミーを撃退するゲーム。呪符を3回投げて、くっついたエネミーで獲得ポイントが決まる。 (ゴースト1点、猫2点、猿3点)。参加者は獲得特典によってノーマルまたはホログラムのスぺース・エレシュキガルステッカーを獲得できる
【移動聖杯を捕獲せよ!】
回転しているテーブル上の聖杯を狙う輪投げゲーム。1人5回投げ、聖晶石や聖杯ゲットで獲得ポイントが決まる。参加者は獲得特典によってノーマルまたはホログラムのスカディステッカーを獲得できる
【ミステリアスショー】
エリセ、ヨハンナ、ワンジナ、ブラダマンテ、リリス、クロエが妖精として登場。サーヴァントのボイスに合わせて匂いや感覚など、最新技術を駆使した幻惑的なショーとなっている

ミステリアス・フォレストのサーヴァントスタンディ

 ミステリアス・フォレストにはエルキドゥ、蘆屋道満、太公望、斎藤一、永倉新八、ツタンカーメン、コロンブス、エリセ、ヨハンナ、ワンジナ、ブラダマンテ、リリス、クロエ、エウリュアレ、ステンノ、項羽、虞美人の計18騎が展示されている。

【エルキドゥ】
【蘆屋道満】
【太公望】
【斎藤一】
【永倉新八】
【ツタンカーメン】
【コロンブス】
【宇津見エリセ】
【ヨハンナ】
【ワンジナ】
【ブラダマンテ】
【リリス】
【クロエ】
【エウリュアレ】
【ステンノ】
【項羽と虞美人】

コロシアム・マウンテン

 最後に紹介するエリアは1~3ホール内にある「コロシアム・マウンテン」。闘技場をイメージしたこのエリアでは、剣闘士認定試験に挑戦するデジタルゲーム「アーキタイプ・コロッセオ」、FGOでの最大ダメージ数を競う「チャレンジクエスト」、そして「コロシアムステージ(サブステージ)」が展開されている。

アーキタイプ・コロッセオ

 FGOの攻撃選択でお馴染みの「Quick」「Arts」「Buster」をモチーフとして3種の試練に挑戦できる。画面に登場する敵を切りつけたり、パンチでハイスコアに挑戦できるアトラクションだ。

チャレンジクエスト

 「チャレンジクエスト」は、FGO上級者向けの高難度バトルが体験でき、優勝者にはクリスタルトロフィーとフィギュアが贈られるガチ対戦イベント。予選から多くのファンが観覧し、会場はまさにリアル“カルデア決戦場”。

挑戦者の操作画面がモニターに映し出され、実況される

コロシアムステージ(サブステージ)

 コロシアムステージ(サブステージ)ではここだけの専用ステージショーやメインステージの中継などが行われた。特に人気なのがオフィシャルコスプレイヤーたちによるステージ。今年も14名以上のオフィシャルコスプレイヤーが2日間にわたり出演。今年はパーヴァン・シーや、コヤンスカヤ、ジャンヌなど、ハイクオリティな再現度で、まるでFGOから飛び出してきたような光景に。今年はテスカトリポカ、救世主トネリコ、オベロンも参戦。

マシュ・キリエライト/ゆう(@yu_know_what) ※https://twitter.com/yu_know_what
ネモ/はぴるん(@adonis0402a) ※https://x.com/adonis0402a
バーヴァン・シー/ふつれ(@_futsure_)※https://twitter.com/_futsure_
千子村正/KANAME☆(@knm0q0)https://twitter.com/knm0q0 、宮本武蔵/まおと(@_mao_a)※https://twitter.com/_mao_a
太公望/霜月紫(@yukarishimotuki)https://x.com/yukarishimotuki
ジャンヌ・ダルク(オルタ)/くろは(@kuroha142)※https://x.com/kuroha142、ジャンヌ・ダルク/火将ロシエル(@Kasyou3roshieru)※https://twitter.com/Kasyou3roshieru
ロビンフッド/はやちん(@hayatiiiiin)https://twitter.com/hayatiiiiin 、高杉晋作/峯田大夢(@mineta_hiromu)https://x.com/mineta_hiromu
救世主トネリコ(宮本櫻)、オベロン(旺旺)、テスカトリポカ(卡西)

コロシアム・マウンテンのサーヴァントスタンディ

 コロシアム・マウンテンには杉谷善住坊、渡辺綱、カイニス、張角、カーリー、テスカトリポカ、宮本伊織、アーキタイプ:アース、ロウヒ、司馬懿(ライネス)、セタンタ、バゼット、ククルカン、源為朝、蒼崎青子、ペンテシレイア、ガレス、山南敬助、鬼一法眼、高杉晋作、雑賀孫一、謎のヒロインXX、駒姫(千利休)、徴姉妹、シバの女王、ヴリトラ、サンソン、ジャック、果心居士、ガウェイン、アルジュナの計31騎が展示されている。

【杉谷善住坊】
【渡辺綱】
【カイニス】
【張角】
【カーリー】
【テスカトリポカ】
【宮本伊織】
【アーキタイプ:アース】
【ロウヒ】
【司馬懿(ライネス)】
【セタンタ】
【バゼット】
【ククルカン】
【源為朝】
【蒼崎青子】
【ペンテシレイア】
【ガレス】
【山南敬助】
【鬼一法眼】
【高杉晋作】
【雑賀孫一】
【謎のヒロインXX】
【駒姫(千利休)】
【徴姉妹】
【シバの女王】
【ヴリトラ】
【サンソン】
【ジャック】
【果心居士】
【ガウェイン】
【アルジュナ】

そのほかのエリア

 上記エリア以外にも会場内ではカルデアキッチン、グッズ展示など、まだまだ楽しめる場所が満載している。

オリエンタルバザール-カルデアキッチン

 毎度おなじみの「カルデアキッチン」ではここでしか味わえないオリジナルメニューを楽しむことができる。今年は「ツタンカーメン」「ゴルドルフ・ムジーク」「アルトリア・ペンドラゴン」「雑賀孫市」「呼延灼」「高杉晋作」「宇津見エリセ」「ダンテ・アリギエーリ」「ビショーネ」をモチーフとしたフードメニューとなっている。

召喚フランク 400円
ツタンごはんFes2025ver. 900円
ゴルドルフ特製!チャーシューまぜそば 1,100円
あのときの生姜焼きと野菜炒め 900円
王様のわがままランチボックス 1,800円
SAI☆KAのスナックセット 800円
10周年アニバーサリーケーキ 700円
ビショーネとの一休みカフェラテ、高杉重工特製かき氷、三世界放浪ドリンクEX、エリセ考案爽やか炭酸ドリンク 各400円

 そのほかにも、令呪シール体験やリアルガチャ、グッズ展示・販売、FGOパートナーたちが出展しているFate Projectエリアなど、盛りだくさんの内容となっている。

 以上が『FGO Expo ~Fate/Grand Order Fes. 2025 10th Anniversary~』の内容になる。会場を巡りながら感じたのは、「10周年」の重みと華やかさが際立つ、圧倒的なスケール感。毎年規模を拡大してくるが、昨年は60騎ほどだった英霊祝装サーヴァントが今年は約2倍の113騎に増えたり、それぞれに会場限定の撮り下ろしボイスがついていたりと、毎年筆者を含めファンから「時間が、時間が足りない!」と言わせるコンテンツ量に驚かされる。今回も例に漏れず、英霊祝装サーヴァントたちの撮影はしてもしても終わらない試練のように感じるほど、途方もない撮影量だった。

 この祭りを心待ちにしていたマスターたちの笑顔や、“お祝いムード”に包まれた熱気は、2025年夏、幕張メッセに広がった“カルデアの頂点”そのものだった。会場に来られなかった方には、このレポートが少しでも“祝祭の記録”として届くことを願っている。そして参加された方には、また来年――11周年の聖地で再び共に祝える日を、心から楽しみにしたい。