【特別企画】
「グランド・セフト・オートVI」最新トレーラーで高まる期待！
飛行中の輸送機での立ち回り、金庫ごと盗む強盗など、ド派手なシーンも盛りだくさん
2025年5月8日 10:48
- 【Grand Theft Auto VI】
- 2026年5月26日 発売予定
- 価格：未定
Rockstar Gamesは、2026年5月26日発売予定であるプレイステーション 5/Xbox Series X|S用オープンワールドクライムアクションゲーム「Grand Theft Auto VI（グランド・セフト・オートVI）」の第2弾トレーラーを公開、公式ページにて登場キャラクターや地域のスクリーンショットとテキストを公開した。
トレーラーは非常に刺激的で、公開されたスクリーンショットからも様々な想像が広がる。本稿ではトレーラーから膨らむ期待を語っていきたい。
出所したらいきなり犯罪！ “成功”に向けて突っ走るジェイソンとルシア
トレーラー冒頭、東海岸の明るい空撮映像の次は「雨漏りを直すジェイソン」だ。フロリダ州はハリケーンが多い。南の海で発生したハリケーンは竜巻や大雨で被害をもたらす。2024年10月でもフロリダに上陸したハリケーンMilton(ミルトン)によって巨大な竜巻が発生し大きな被害をもたらしたという。ジェイソンが雨漏りを修理しているのはこういったハリケーン被害を想起させる。ゲーム内でもハリケーンイベントがあるかもしれない。
そんなジェイソンは地域では知られた存在。車で走っていても声をかけられるほど親しまれている一方で、その生業は「家賃の回収」。相手をひっぱたくような強引な手段で取り立てを行っている。そんな彼が訪れたのは刑務所。今日出所するルシアを出迎えに来たのだ。
ここからがいかにも「GTA」だ。ジェイソンとルシアのラブシーンが一瞬映った後、いきなり覆面をして「MP5」を構えるルシアが出てくる。「新たなはじまりに」と乾杯する2人。ルシアは彼女が望む“良い暮らし”を実現するために、犯罪を選び、ジェイソンと共に突っ走っていくのだ。
そしてアクションシーンの間にジェイソンとルシアのラブシーン、気になるキャラクターが挟まれていく。アクションシーンはド派手なものばかり。「警察のヘリに追われる」、「車をバズーカで吹っ飛ばす」、「着陸脚を出す飛行機の倉庫内での取っ組み合い」、「金庫を車で引っこ抜く」、「沼地でのチェイスシーン」、「輸送中のスーパーカーをかっぱらう」、「海で追いすがる警察ヘリを迎撃」……今からミッションが楽しみになるシーンばかりだ。
このトレーラーを見れば、多くの人がアメリカの伝説的な男女の無法者「ボニーとクライド」を思い出すだろう。クライド・バロウとボニー・パーカーの2人は、1932年の仲間達との強盗を皮切りに、1934年に警察の待ち伏せで射殺されるまで様々な犯罪に手を染めた。政府にたてつき犯罪を行う無法者を英雄視する一面は世界中にあるが(「GTA」シリーズの世界的なヒットがそれを証明している)、アメリカでは西部開拓時代の無法者や、禁酒法のギャングなどが繰り返し映画の題材にもされている。
ボニーとクライドが活躍した時代は禁酒法まっただ中、「酒を禁じる」という無茶な法律に国民の誰もが反感を持っていた時代に、愛車「フォード V-8」で警察の追跡を振り切り犯罪を重ねるボニーとクライド、そして彼らの仲間はマスコミの寵児となり、彼らの写真は飛ぶように売れた。最後は警官の待ち伏せに遭い、フォードごと100発を超える銃弾を撃ち込まれ死亡するというドラマチックな最期は彼らを伝説的な存在にした。もちろん彼らをモデルにした映画も複数制作されている。
「GTAVI」のジェイソンとルシアも現実なら悲劇的な最後が待っているかもしれないが、そのすべてをプレーヤーの腕でひっくり返せるのが「GTA」シリーズの魅力だ。多くのものを敵に回し警察はもちろん、犯罪組織も彼らを追い詰めていくような危機的な状況が予想されるが、そこをどうすり抜け、成功まで突っ走っていくのか、本当にプレイするのが楽しみだ。
