【特別企画】

もう拠点は焼かせない。MMOSLG初心者も安心の新要素を搭載した「信長の野望 天下への道」メディア向け説明会レポート

仲間との“道”が天下を繋ぐ!

【信長の野望 天下への道】
配信日:2025年予定
価格:基本プレイ無料(アイテム課金)

 グラビティゲームアライズは4月16日、Android/iOS用MMO歴史戦略シミュレーションゲーム「信長の野望 天下への道」のメディア向け説明会を開催した。

 「信長の野望 天下への道」は、「信長の野望·天道」の正式ライセンスを受けて開発された、スマートフォン向けMMO歴史戦略シミュレーションゲームである。ライセンス作品でありながら、ライセンス元の1人用ゲームとは異なり、多数のプレイヤーが同じワールドで協力・対戦する多人数参加型オンラインゲーム(MMOSLG)になっている点が大きく異なる。

 今回は、説明会で明らかになった「信長の野望 天下への道」のゲームシステムやゲームの魅力を紹介していく。

説明会の会場では甲冑が用意されており、スタッフが実際に甲冑を身につけるシーンもあった
【信長の野望·天道】

「信長の野望·天道」の正式ライセンスを受け開発された多⼈数参加型オンラインゲーム

 「信長の野望 天下への道」は、コーエーテクモゲームス(発表当時はコーエー)から2009年に発売されたWindows用歴史シミュレーションゲーム「信長の野望·天道」の正式ライセンスを受けて開発された、スマートフォン向けのMMOSLGだ。1人用であった「信長の野望·天道」とは異なり、多数のプレイヤーが同じワールドで協力・対戦する多人数参加型オンラインゲーム(MMOSLG)になっている。

 また、「信長の野望·天道」は、シリーズで初めて“道”を繋いで領地を広げていく概念がゲームに盛り込まれたことが大きな特徴だった。その「道」の概念は本作「信長の野望 天下への道」でも継承され、重要な戦略要素となっている。

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 プレイヤーは、織田家、武田家、上杉家、尼子家、毛利家、長宗我部家という戦国時代の6つの大名家のいずれかに所属。同じ大名家の仲間たちと協力し、他の大名家と競いながら、最終的に天下を目指すことになる。

 ゲームはいくつかのシーズンが進行する予定で、シーズン1では勢力の「支配値」が最も高い大名勢力が勝者となる。支配値は城を占拠することで拡大できるほか、「二条御所」を支配することが、支配値を大きく上昇させるための鍵となるという。シーズン1の後半は、この二条御所の支配権を巡って激しい戦いや駆け引きが発生しそうだ。

6つの大名家からいずれか1つの大名に所属する。シーズン1では大名勢力の「支配値」を上げるのが目標で、そのカギになるのが「二条御所」だ

MMOSLG初心者にも優しい「不可侵地域」システム

 MMOSLGでは、自分の拠点を敵対プレイヤーに攻撃・破壊され、資源を奪われたり、ゲームへの復帰が困難になったりすることがしばしば起こる。ライバルを蹴落とすために容赦なく攻撃を加えるのが、ゲームの戦略としてセオリーとされることも少なくないのだ。

 そのため、ギルド(本作では「軍団」)に加入して仲間と集まって防衛したり、ゲームをプレイしていない間の攻撃を防ぐ休戦アイテムを使用したりといった対策が必要になることがある。こうした駆け引きや緊張感がMMOSLGの醍醐味である一方、初心者にとっては敷居が高いと感じられる側面もあった。

 しかし本作では、そういったMMOSLGのヘビーな点をいくつか緩和している点が特徴である。

 本作には、プレイヤー固有の拠点がフィールド上に存在するという概念がなく、イメージとしては各プレイヤーが個別の発展度を持つ本拠地に同居する形に近い。そのため、プレイヤーの最初の拠点が襲われて再起不能になる心配がない。この安全なエリアは「不可侵地域(ピースエリア)」と呼ばれ、初心者はここでじっくりと内政に取り組み、力を蓄えることができる。

 ピースエリアで力を蓄えたプレイヤーは、やがて「争覇地域(バトルエリア)」へと進出していく。シーズン1では近畿エリア周辺がこの争覇地域となり、ここでは勢力同士がぶつかり合うGvG(集団戦)が繰り広げられる。

個別の発展度を持つ本拠地が1カ所に同居するようなイメージだ。ピースエリアで力を蓄え、バトルエリアへと向かっていくことになる

 進軍は、「信長の野望·天道」から継承された“道”に沿って行なう。道に点在する「築城地」には、味方の行軍を助け、敵の進軍は妨害する支城・付城を建設可能だ。道を確保し、戦略的に城を築くことが戦いを有利に進める鍵となるだろう。

 そして、敵勢力の城を奪い合う際に発生するのが、本作の華とも言えるコンテンツである「攻城戦」だ。城を攻略するには多くの味方プレイヤーとの連携が不可欠であり、場合によっては他の勢力との大規模な戦闘が発生するなど、MMOSLGならではのダイナミックな戦いが楽しめる。

城と関所を繋ぐ移動経路である“道”と、「付城」や「支城」を建築できる“築城地”がバトルエリアでの戦いのカギになる
戦闘時に使用する「部隊」という単位。最大で武将3人を組み合わせられ、この組み合わせと、それぞれの武将にどのような戦法を学習させるかで戦い方は大きく変化する

 仲間との協力が非常に重要な本作では、コミュニケーション機能も重視されている。多くのMMOSLGでは、連携のためにDiscordなどの外部チャットツールが利用されることが多いが、ゲーム以外のアプリをインストールすることに抵抗を感じるプレイヤーもいるという。

 そのため、本作では、軍団(ギルド)の仲間とコミュニケーションが取れるチャット機能はもちろん、攻城戦などの日程を調整する機能や、参加確認のための点呼機能などがゲーム内に標準搭載されている。これにより、外部ツールへの依存を減らし、ゲーム内でもある程度の連携が完結できる点がポイントとなっている。

ゲーム内に用意されているコミュニケーション機能も本作のポイントの1つだ

 「信長の野望」の世界観をベースに、MMOSLGとしての協力・対戦要素、そして初心者への配慮が盛り込まれた「信長の野望 天下への道」。仲間と力を合わせ、知略と戦略を尽くして天下を目指す体験に期待が高まるところだ。