エヴァに鬼滅の刃、ウルトラマンが夜空に浮かび上がる！ 「STARDANCE in 横浜・八景島シーパラダイス」の先行撮影会が開催

　　STARDANCE実行委員会は、12月23日より24日と、29日より31日の5日間、横浜・八景島シーパラダイスでジャパンアニメ＆キャラクターのドローンショーフェスティバル「STARDANCE in 横浜・八景島シーパラダイス」を開催する。

　今回のイベントは、LEDを搭載した1,000機ものドローンを使用して、「ウルトラマン」や「エヴァンゲリオン」、「鬼滅の刃」といった、世界的にも人気が高い日本を代表するキャラクターたちを闇夜のキャンパスに描き出すというものだ。イベント開催に先駆けて、12月6日にメディア向けの先行撮影会が行なわれた。

　この「STARDANCE in 横浜・八景島シーパラダイス」は、横浜・八景島シーパラダイスを運営する横浜八景島とGEEK PICTURES、ブルーミューズの3社が協力した実行委員会形式で約1年間の構想期間を掛けて準備をしてきたイベントである。1,000機のドローンを使い、横幅200メートル、高さ200メートルという他と比較しても大規模なスケールでキャラクターたちを描き出していく。

　こうしたドローンを使用したイベントでは、日本ではいろいろと規制があり難しい側面もある。その点についてSTARDANCE実行委員の佐藤永武氏は、横浜市をはじめとした様々な協力があって実現することができたと語った。

STARDANCE実行委員の佐藤永武氏

　ドローンショーでは、国内でも例を見ないスケールとなっている本イベントだが、この12年ほどでドローン自体の性能も向上し、表現力や描写力の精度もかなり上がってきた。それにより、秒単位で音楽とシンクロさせたり背景に花火を打ち上げたりといったことができるなど、総合的なエンターテインメントショーとなっているのだ。

　ちなみに、イベント名にもなっている「STARDANCE」は、ドローンショーを初めて見たときに星が踊っているかのように見えるところから名付けられている。「STARDANCE」の総合演出を務めた潤間大仁氏は、「このエンターテイメント自体を体験した方が、前向きな明るい気持ちになってほしい、心が踊るような体験をしていただきたいという願いを込めて、名前を決めました」と明かした。

「STARDANCE」総合演出の潤間大仁氏

星がきらめくようにキャラクターたちが次から次へと浮かび上がる！

　実施されるドローンショートとしては、1回当たり15分ほどのコンパクトなものになっている。各回ともに同じ内容というわけではなく、キャラクターの演目ごとにタイムテーブルが分けられているので、実際に観覧に訪れるときはあらかじめチェックしておくようにしよう。11月16日よりチケットの販売も開始されているので、詳細は公式サイトなどを確認してほしい。

こちらが12月23日より開催される実際のタイムテーブル

　ちなみに、今回のメディア向け先行撮影会で行なわれたのは、あくまでもテストフライトだ。そのため、本番とは少し演出が異なる部分が出てくる場合もある。また、実際のショーでは音楽や花火などの連動する予定になっているが、今回はドローンのみ演出となっていた。

　機材トラブルもあり、約1時間遅れでスタートしたテストフライトだったが、最初に上空に描き出されたのは、何やら謎の模様だった。これはいったい……と思っていたら、それが「ウルトラQ」のロゴに変化。さらにそれが「ウルトラマン」のロゴに変化するといった、おなじみのオープニングシーンをなんとドローンで再現したものであることがわかったのだ。

謎の模様がいきなり闇夜の中に現われる！

それが「ウルトラQ」のロゴに変化

そして「ウルトラマン」のロゴに！

　「ウルトラマン」のロゴが出たあとは、誰もが知っているウルトラ怪獣のオンパレードに！　テストフライトはいわゆる本番のダイジェスト版になっているため残念ながらウルトラマン自体は登場しなかったが、作中の名シーンが再現されているなど、なかなか楽しめる内容になっていた。

なにかな、これは？ と思ったら……

カネゴンが誕生！

バルタン星人が、有名なエフェクトを駆使したシーンを再現しながら登場

今にも、フォッフォッフォッという声が聞こえてきそう

ピンクの風船を付けたピグモンが登場。その後、風船だけが残ったかと思ったら

巨大なレッドキングが出現！

一転してブースカがラーメンを食べている演出に

バックに観覧車のような物が描かれているなど、なかなか凝っている

「ウルトラマン」の〆に登場したのは、やはりゼットンだった

　「ウルトラマン」に続き登場したのが、「エヴァンゲリオン」だ。こちらは初号機がドローンで描かれ、ATフィールドやヤシマ作戦の模様が再現されていた。

ワイドで撮影しているため小さく見えるかもしれないが、肉眼で見るとかなりのサイズ感で迫力があった

「これは○○のシーンだ！」といった感じで、ちょっとしたクイズ感覚で楽しめる

　「エヴァンゲリオン」に続き登場したのが、「鬼滅の刃」である。炭治郎のアップから始まり、煉獄さんの勇姿がドローンによって描かれていく。そして、最後は伊之助が登場し、テストフライトにおけるキャラクターのパートは終了となった。最後に「STARDANCE」のロゴマークとQRコードが夜空に描かれたあと、ドローンたちは煌びやかに光りながら帰路へ。

夜空に浮かぶ炭治郎！

巨大な煉獄さんが登場。実際には静止しているわけではなく、動きを表現するアニメーションも付けられている

エフェクトがアニメーションしながら、伊之助が出現！

ドローンで描かれるQRコードというのもなかなかシュールだ

　こちらの「STARDANCE in 横浜・八景島シーパラダイス」は、各日程とも第一部から第三部にわけて実施される。12月24日のみ、Xmas特別公演として20時45分から実施される予定だ。ドローンショーの凄さや魅力は、写真や動画では伝わりにくく、肉眼で見るのが一番である。これまで1度も体験したことがないという人は、この機会を逃さないようにしよう！