【特別企画】

“「スター・ウォーズ」オープンワールド”に真正面から挑む「Star Wars Outlaws」の作り込み

「街」「自然」「宇宙」を軸に、銀河系を巡る冒険を実現

【Star Wars Outlaws】

2024年 発売予定

価格:未定

 Ubisoftによる新たなる「スター・ウォーズ」ゲームとして発表された「Star Wars Outlaws」。2024年発売予定、プラットフォームはPC/プレイステーション 5/Xbox Series X|Sで、“史上初のオープンワールド「スター・ウォーズ」ゲーム”という触れ込みが特徴だ。

 今回、6月13日に開催された発表イベント「Ubisoft Forward」に合わせて、「Star Wars Outlaws」の実機プレイデモが公開されたが、まさに真正面から「スター・ウォーズ」世界のオープンワールドゲーム化に挑んでいる印象を受けた。

Ubisoftと開発元Massive Entertainmentによる、メディア向けのプレゼンテーションが実施された

 プレーヤーは自由を求める指名手配犯のKay Vessとなり、相棒のニックスとともに銀河系で次々に事件を起こしていく。Kayは銃を突きつけられていても、西部劇かと思うほどの早撃ちで相手を仕留める。自身のスターシップ「Trailblazer」の操縦席に座れば、帝国軍とドッグファイトをバリバリ繰り広げたりもする。

 そんな高スペックで野心家のKayが、思いっきり帝国軍に追われている身という設定もいい。悪党として名を挙げ、新たな人生を始めるためにあえて窃盗や戦闘に身を投じる。トラブル大歓迎の無法者生活は、「スター・ウォーズ」世界の冒険をよりスリルあるものにしてくれそうな予感がする。

 開発元Massive Entertainmentによれば、本作は密度の高い「街」、広大な「自然環境」、そしてそれらを繋ぐ「宇宙」の3つのエリアを特にこだわって作り込んでいるという。プレイデモでは、敵の拠点から荒野をスピーダー(空中を進むバイクのような乗り物)で爆走し、街にたどり着く。

 街でイベントのカットシーンを挟んだ後、今度は帝国軍から緊急指名手配をかけられて一気にピンチに。そこからTrailblazerへと駆け乗り、操縦席に座り、空へと飛び立つ。Trailblazerを操縦し、高度を上げ、一気に宇宙空間へ突入する。襲ってくる敵の戦闘機とドッグファイトを繰り広げ、振り切るようにライトスピードで違う空間へと飛び去る。

 デモプレイはこれでミッションクリアとなったが、地上から宇宙までを駆け抜けるように、連続したシーンとしてプレイできるところが「Star Wars Outlaws」の特徴と言える。ミッションもエリアも豊富に用意されているということで、おそらくは善悪度外視の多彩なミッションを、惑星を股にかけてプレイしていくことになるのではないだろうか。

 戦闘システムの方を見ても、小型動物のような相棒Nixに頼んでギミックを動かしたり、遠くに落ちている武器を取ってきてもらったり、一般的な三人称視点アクションから少し捻りを効かせているところも面白い。さらに、Kayの持つブラスターは成長することで様々な性能をもたせられるようになる。そうすることで、どんな状況に置かれても突破できるような能力が備わっていくという。

 人間ドラマ、アクション、宇宙船でのドッグファイトという「スター・ウォーズ」の魅力をたっぷり詰め込み、さらにオープンワールドアクションとしても楽しいものにする。そういった高い志が見えるプレイデモだったと言える。2024年の発売に向けて、さらなる最新情報にぜひ期待したい。

【Star Wars Outlaws: 公式世界初公開トレーラー | Ubisoft Forward】