【特別企画】
錦織選手と国枝選手が「スプラ3」で激突! ユニクロUTイベントで「癖になりそう」と国枝選手
「スプラトゥーン3」コラボTシャツが本日発売
2023年3月24日 11:48
- 【スプラトゥーン3 UT発売記念 ~チーム錦織VSチーム国枝 UT SPECIAL MATCH~】
- 3月24日 開催
- 場所:ユニクロ原宿店
ユニクロは、イベント「スプラトゥーン3 UT発売記念 ~チーム錦織VSチーム国枝 UT SPECIAL MATCH~」を3月24日に開催した。場所はユニクロ原宿店。
本イベントは、ユニクロの「UT」とNintendo Switch「スプラトゥーン3」のコラボコレクションの発売を記念したもの。ユニクロ原宿店の店内を使用して、テニス選手の錦織圭選手、元プロ車いすテニス選手の国枝慎吾選手、そして事前応募で集まった親子で対戦を行なった。
ブキの選択や直接対決、見どころ満載の3試合に
今回のスペシャルマッチは、錦織選手率いる錦織チームと国枝選手率いる国枝チームにわかれ、合計3試合を行なうというもの。抽選で選ばれたのは合計6ファミリーで、それぞれのチームで試合ごとに交代する形式。「スプラ3」UTの発売記念ということで、錦織選手や国枝選手、そしてファミリーの面々は発売されたばかりのUTに身を包んでいた。
錦織選手と国枝選手はテニスという共通点もあるが、普段から「スプラトゥーン3」でお互いの友人を交えながら対戦する仲でもあるそう。対戦成績的には国枝選手が「一度も勝ったことがない」と漏らすくらいで、「今日うちのチームはだいぶハンデがあります」と自信なさげに話していた。
第1試合のステージは「キンメダイ美術館」。試合前の作戦会議では、国枝選手から「射程短いけどいいですか」と編成をしっかり考えた発言が聞こえてきたかと思えば、錦織選手は「塗らないでもいいですか?」とキル中心の立ち回りを匂わせるなど、かなり好戦的。短い時間ながらそうしたコミュニケーションが和やかに進んでいたのも微笑ましかった。
試合が始まると、それまでにこやかだった2人は真剣な表情を見せる。国枝選手は「一番得意なブキ」とするクアッドホッパーを使用し、攻め上がりながらどんどんとキルを取っていく。対する錦織選手はシャープマーカーを使用。着実に塗りを広げながら、カニタンクを高台から発動してキルと塗りを一気に取っていくプレイを見せた。
結果は、国枝チームが最終的にラインを押し上げて勝利。国枝選手が錦織選手との直接対決でキルを重ねたことに加えて、国枝チームファミリーのお母さんが0デスで試合を終える立ち回りを見せたことなどもあり、有利が広がっていったようだ。
2試合目のステージは「ゴンズイ地区」。今度のブキは、国枝選手は普段から使っているというキャンピングシェルターを選択。一方の錦織選手は「色々なブキを勝ち負けに関係なく使ってみる」タイプだそうで、この試合では周りのメンバーに合わせて.52ガロンを選択していた。
試合内容は第1試合とは異なり、塗ったり塗られたりのシーソーゲームが続いていく。途中、国枝選手が単独で敵の陣地に突っ込んでいき、孤立しながらも「パージ」を上手く使うことで「攻撃を回避しながら塗りも広げる」というプレイを披露。最終的には倒されてしまうが、試合後、錦織チームのお子さんに「キャンピングシェルターがうざかった」と名誉あるコメントをもらうほどだった。
しかし、国枝選手が突っ込んでいる間に前線のラインは国枝チーム側へと押し込まれていく。両チームのインクがまばらに混じり合い、どうなるかというところだったが、結果は錦織チーム45.8%、国枝チーム48.0%で国枝チームの勝利。わずか2.2%で上回り、国枝チームがスコア2-0と差をつけた。
やられっぱなしでは終われない錦織選手だが、3試合目でもあくまでチームの編成に合わせるスタイルでブキを選んでいく。ところがブキ決定後、勝利を重ねている国枝選手が「そろそろハイドラポンプあたり来るんじゃないの?」と投げかけると、「なんでわかるんですか?」と錦織選手。実際その推察はあたっており、国枝選手の読みの鋭さも垣間見えた。
その国枝選手は、近距離戦に強いドライブワイパーを選択。ステージは「ヤガラ市場」で、試合の行方がどうなるかというところだったが、ここで大いに活躍したのは錦織チームのお子さん、ふうかさんだった。
実は試合前、ふうかさんの練習の動きを見た錦織選手が「えっ、すごいね!」と驚いていた。メディア席から実際に画面を見ることはできなかったが、説明によると、ふうかさんのイカロールさばきがとてつもなかったよう。錦織選手が「これは勝ちましたね」とつぶやくほどで、蓋を開けてみるとその実力がいかんなく発揮されていた。
試合中、国枝選手が「このローラー強い!」と思わず叫んでいたが、それこそがスプラローラーコラボを使うふうかさん。国枝選手によると、「ローラーが強いし、ローラーに気を取られているとハイドラの錦織選手に撃ち抜かれる」状態だったそうで、ふうかさんと錦織選手の連携も決まっていたようだった。終わってみれば、錦織チームが55%以上の数字となり、国枝チームを圧倒。スコア2-1で国枝チームの勝利であるが、錦織チームもしっかり一矢報いた結果となった。
試合を終え、感想を求められた国枝選手は「普段は錦織選手に勝てなかったので、本当に嬉しい(笑)。人前でゲームをやることがなかったが、人前で、実況がある中でやるとこんなに楽しいのかと。癖になりそう」と最後まで楽しんだ様子だった。
また錦織選手は「ファンの方と一緒にテニスをやることはあるが、こうしてゲームをするのは初めて。こうして一緒に趣味を分かち合えるのは素晴らしいことだと思う。また次回のときに特訓しておきたいし、テニスの方もはやく戻ってこられるように両方頑張りたい」と長期離脱中のテニスについても触れた。
今回はUTの発売記念イベントということだったが、終始リラックスして、ファミリーのみなさんと気さくに交流する2人の姿が印象的だった。錦織選手が「また次回のときに」とコメントしていたが、ぜひそのような機会があることを楽しみにしたい。
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