【特別企画】

「龍が如く」17周年記念ファンミーティングを開催! 横山氏による「龍が如く8」の制作風景を見学

【「龍スタ」ファンミーティング】

12月17日 開催

 セガは12月17日、「『龍が如く』シリーズ17周年記念 突撃!「龍スタ」ファンミーティング」をセガ 大崎本社にて開催した。

 本イベントは「龍が如く」シリーズの17周年を記念した、「龍が如く」ファン向けのイベント。今回のファンミーティングの内容はすべてが「龍が如く」シリーズのファンにはたまらないものばかりで、開発スタジオの一部見学ツアーや、クリエイターとの交流会、宅配御膳「釜寅」とのコラボメニューの試食や、配信番組の公開配信などが行なわれた。

 実際に開発スタジオを見学できる機会などはまずないし、自分が好きな作品を作っているクリエイターとざっくばらんに交流できる機会もそうあることではないだろう。また、「釜寅」とのコラボメニューを食べることができるのも貴重だし、配信番組を生で見ることまでできるという超豪華なイベントだった。

 本稿では、そんな本イベントの様子をお伝えしていく。

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貴重な体験! サウンド・キャプチャースタジオを見学

 本イベントでは、「サウンドスタジオ」と「キャプチャースタジオ」のスタジオツアーに参加できた。

 「サウンドスタジオ」では、実際に龍が如くスタジオ代表であり製作総指揮の横山昌義氏が「龍が如く8」のカットシーンのチェックを行なっていた。

 使用するBGMがそのシーンのイメージにマッチしているか、というものから、環境音の細部の調整、服のこすれる音を入れるか入れないかなど、何度も映像を見返しながら打ち合わせをしていた。

 その緊張感たるやかなりのもので、ファンもメディアもその空気に圧倒されていた。横山氏によると「これはヤラセなどではなく本当に『龍が如く8』のための作業」とのことで、こういった作業の積み重ねで「龍が如く」というシリーズが制作されているんだなと改めて実感した。

 「キャプチャースタジオ」では、これまでのシリーズ作品でも出演者をキャプチャするために実際に使用されているスタジオを見学できた。スタジオを見られるだけでも貴重すぎる体験だが、なんとファンの1人が実際にキャプチャーを体験することまでできた。

 撮影自体は一瞬で、2回ほどフラッシュを焚かれて撮影されて終了。撮影した写真データはすぐ確認できて、3Dモデルも数分後にできあがるとのことだった。

 できあがった3Dモデルは本当に本人そっくりだったが、説明してくれた開発チームのメンバーによると、「出来上がったデータはすぐゲーム内で使用するわけではなく、データを元に調整を加えています」と話してくれた。

「キャプチャースタジオ」でキャプチャーを体験したファン。実際に目の前で見ると感動にも近い驚きがあった

 モデルができあがるまでの待ち時間には過去作のキャラクターモデルをぐりぐりと回転させながら細部を見せてもらうことができた。服のボタンや、布の縫い目、ピアスの裏側など非常に細かいところまで作り込んであったのが印象的だった。

キャラクターモデルは細かなところまで作り込んであり、それぞれについて解説を受けながらモデルをじっくりと見られるというファンにとっては至福の時間だった

 最後に横山氏は「本当は『龍が如く7』の発売後にファンミーティングを開催したかったのですが、新型コロナウイルスなどの影響でできませんでした。ですが『必ずどこかでやりたい』と2、3年言い続けてきて、今日それが叶ったので非常に良かったです。」と振り返った。

 また2023年2月22日に発売予定のシリーズ最新作「龍が如く 維新!極」について、「無事発売日に出せそうです(笑)。今もデバッグなど最後の追い込みをしている最中ですが、すごくクオリティの高いゲームになっていますのでご期待ください」と話した。

横山氏をはじめ、龍が如くスタジオのクリエイターと実際に交流できる機会ということで、どのファンも幸せそうに見えたのが印象的だった
食べているのは「龍が如く 維新!極」と「釜寅」のコラボメニュー「厚切り牛タン釜飯」。以前期間限定で発売したものの、即完売になった人気メニューだ。際に筆者もいただいたが、商品名の通りたっぷり入った牛タンがとても美味しく、ボリューミーで満足感のある一品だった