【特別企画】

おかえりR-99! 「Apex Legends」、新マップに新レジェンドも登場するシーズン7を紹介

【シーズン7】

11月5日 実装予定

 クロスプレイに対応し、Nintendo Switch版の発売も予定され、さらなる盛り上がりを見せるプレイステーション 4/Xbox One/PC用バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」。その新シーズンとなる“シーズン7”が11月5日に実装予定だ。

 シーズン7では、重力を操る新レジェンド「ホライゾン」に加えて、待望の新マップとなる「オリンパス」が実装される。さらには、人気武器だった「R-99」が通常武器に戻ってくるなどの調整も行なわれる。

 前シーズンでは、ボディーシールドが全て進化式になったほか、新要素としてクラフトが登場して大きくゲーム性が変化したが、今シーズンでも同様に大きな変化が訪れるであろう。

 そんなシーズン7だが、メディア向けイベントで先行プレイをすることができた。本稿では、新マップや新エージェントを中心にシーズン7での変更点をお伝えしたい。

【「エーペックスレジェンズ シーズン7 – アセンション」ローンチトレーラー】

これぞ近未来空中都市! 整然として美しい新マップ「オリンパス」

 都市でありながら工業地帯でもあり、自然も感じさせる空中都市。それが、今回登場する新マップの「オリンパス」だ。

【オリンパス】

 新マップとなると、これまでにない景色でこれまでにない戦いが繰り広げられることになるわけだが、「オリンパス」には、今までの常識をガラッと変えてしまうであろう新要素「トライデント」が登場する。

 「トライデント」は、本作で初めて実装される乗り物だ。車のように地上を高速移動でき、味方チーム全員が同時に乗ることができる。1人は運転し、残り二人は左右、もしくは後方に乗り込み、射撃したりグレネード等を投げたり、アビリティを使用したりできるようになっている。

【トライデント】

 また、「トライデント」は設置系のアビリティを使って武装することも可能だ。ランパートのアルティメットである「ミニガン」で移動要塞を作り上げたり、コースティックの「ガストラップ」で煙を撒き散らしながら移動したり、ジブラルタルの「プロテクトドーム」で安全に移動したり……。単純に素早く移動するためだけの道具ではなく、組み合わせ次第では大きな武器にもなりうる。もしかすると、「トライデント」が使える「オリンパス」ならではの強い構成が生まれるかもしれない。

 なお、「トライデント」で敵を轢いてダメージを与えるといったことはできないほか、「トライデント」にダメージが与えられた場合は乗っているプレーヤー全員にダメージが与えられる仕様になっている。素早く移動できるとはいえ、「トライデント」での移動は目立つので、敵に囲まれてしまわないように細心の注意を払いながら移動する必要がありそうだ。

トライデントで素早く移動。迫りくるリングや、漁夫などから逃げることができるだろう
トライデントにミニガンを設置。移動しながら撃てるので、スナイパーに狙われやすいといった弱点を補える
ジブラルタルのドームを張って移動すれば、最終局面で無理やり強ポジションに突っ込むといった立ち回りもできそうだ

 さらに「オリンパス」には、もうひとつ大きな移動手段として「ポータル」が用意されている。「キングスキャニオン」の「研究所」にもポータルがあるが、あちらは空中に飛び出して移動するのに対して、「オリンパス」のポータルは直接別の場所へと移動するようになっている。なお、長距離を移動できるとはいえ、レイスのポータルと違い、ポータル内を移動している際はパルスダメージを受けるようになっているので注意が必要だ。

【ポータル】
マップ上に配置されたブラックホールのような球体に飲み込まれてもポータルを通るようになっている

天文物理学者「ホライゾン」。重力を操るアビリティで敵を抑制!

 続いては、シーズン7の大きな追加点となる新レジェンドの「ホライゾン」を紹介する。「ホライゾン」は、天文物理学者で重力の専門家という設定になっており、重力にまつわるアビリティが用意されている。

 まず「ホライゾン」のパッシブアビリティは、高所から落下した際の硬直がなくなる「スペースウォーク」だ。本作は、高所から飛び降りると一瞬だけ完全に動けなくなる硬直が発生してしまうが、「ホライゾン」にはそれがない。リング縮小による高所からの移動をスムーズに行なえるようになるだけでなく、後述する戦術アビリティとも相性が良い。

【スペースウォーク】
この高さから飛び降りても……
着地時にスライディングが可能。即座に移動できる

 戦術アビリティは「グラビティリフト」。設置式のアビリティとなっており、重力の流れを逆転させ、プレーヤーを上に持ち上げることができる。10月中旬ごろより突如開催されたサプライズイベントとして、「グラビティリフト」がマップ上にいくつか設置されていたこともあり、覚えているプレーヤーも多いだろう。

 この「グラビティリフト」だが、敵も味方も同様の恩恵を受けることができる。味方とともに強いポジションを陣取るのに使ったり、敵を浮かせることで自由を奪ったりといった使い方も可能だ。

【グラビティリフト】
狙った場所へ機械を設置して
グラビティリフトを発動する
敵を浮かして狙いやすくする使い道もありそうだ

 アルティメットアビリティは、極小のブラックホールを発生させ、そこを中心にプレーヤーを引き寄せる「ブラックホール」だ。敵の周囲に投げつければ移動速度を著しく低下させられるので、武器やアビリティ、グレネードでの大ダメージを狙えるようになる。ブラックホールの吸引力は強力だが、ブラックホールと垂直方向にスプリントで移動すれば効果範囲から抜け出すことも可能だ。いずれにせよ戦闘面で非常に有利を取れる強力なアビリティとなるが、移動アビリティを持つレジェンドに対しては使用するタイミングを見定めたほうがいいだろう。

【ブラックホール】
範囲は円形。グラビティリフトと同じく、機械を投げて発動する
範囲内の敵は移動の自由を奪われるので、かなり狙いやすくなる

R-99が通常武器に復帰! ゲーム内コミュニティを探す新機能「クラブ」も登場

 新マッピと新レジェンドに加えて、シーズン7の大きな変更点として、ゲーム内でのコミュニティを築くことのできる「クラブ」機能が実装される。

 「クラブ」は、「Apex」でフレンドを探す手助けをしてくれる機能だ。「カジュアルに楽しみたい」や「ランク重視」といった、本作に対する楽しみ方を伝えるための「タグ」が用意されており、それをもとに自分に合うクラブを検索したり、または作成することで、自分に合ったプレーヤーが集まるクラブを探すことができる。

 先行プレイで「クラブ」機能を試してみることはできなかったが、クラブ専用のチャットも用意されているようだ。この機能により「Apex」コミュニティがさらに盛り上がることは間違いないだろう。

 なお、クラブ実装時は、最大30名まで参加できる仕様となるが、増やしてほしいという要望が多ければ最大数を増やしていく方針のようだ。

【クラブ】
MMOでいう「ギルド」や「クラン」のようなイメージだ

 シーズン7ではそのほかにも、デイリーチャレンジがマッチ中にも確認できるようになるといった利便性を向上する細かい変更も行なわれているが、ゲームプレイの面でも変更が加えられている。その中でも特に重要なのが、前シーズンでケアパッケージ武器に変更となった「R-99」が通常武器に戻ったことだろう。

 「R-99」は、非常に高い射撃レートが特徴のサブマシンガンだ。その高レートから繰り出される高いDPSにより、近距離より中距離では強武器の一角として人気の高い武器であったが、その強さからシーズン6ではケアパッケージからのみ登場する武器として調整された。

 しかしながら、シーズン7で早くも通常ドロップの武器として復活する。代わりに、「R-99」と同様に人気のサブマシンガンである「プラウラー」がケアパッケージ武器となる。

 武器の調整でいえば、「ウィングマン」と「RE-45」専用のアタッチメントとして「クイックドローホルスター」を追加されていた。「クイックドローホルスター」は、武器の切替速度とエイム速度が上昇し、腰撃ちの拡散を抑制してくれる。強力ではあるが、「ウィングマン」では「スカルピアサーライフリング」と併用できないのが難点となるだろう。

「R-99」が通常武器に
代わりに「プラウラー」がケアパケ武器へ。1マガジン35発で、セレクトファイアとデジタルスレットが装着済みだ
武器の切替速度とエイム速度が上昇し、腰撃ちの拡散を抑制する「クイックドローホルスター」

 これらの新要素・変更点により、これまでと違うゲーム体験をもたらしてくれることは間違いない“シーズン7”。新マップや新レジェンドに加え、バランス調整により新たな戦い方が生まれ、新機能「クラブ」により新たなフレンドとの出会いが期待される。

 11月5日予定のシーズン7開幕後には「オリンパス」を探索できるモードも予定されているので、まずはそちらで新マップを自由に探索してみてもいいだろう。

もちろん新スキンも登場。画像はオクタンとレイスの新スキンだ