カウントダウン“Xbox”!“Xbox”どーなってるの? ハードウェア特集
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今回、Xboxの様々な機能を解説してきたが、最後にXboxを楽しむためのおすすめ環境を紹介したいと思う。普通のテレビに接続してプレイしても、Xboxの持つポテンシャルを十分に感じ取ることはできる。しかし、サウンド環境や表示するテレビを強化することで、よりXboxの魅力を引き出すことができるようになる。予算に余裕のある範囲内で、サウンド環境やテレビの機能強化を行ない、より良いXboxプレイ環境を整え、思う存分Xboxのゲームを楽しんでもらいたい。
■ サウンド環境の強化
Xboxの特徴の中で特に注目すべきポイントとなるのが、美しいグラフィックと5.1chサラウンドサウンドの2つ。このうち、比較的手軽に理想に近い環境を整えることができ、しかも非常に高い効果が得られるのがサウンドだ。5.1chサラウンドシステムを構築してXboxのゲームをプレイすれば、体中がゲームサウンドに包み込まれ、部屋全体がゲーム空間に生まれ変わる。おそらく、大画面テレビも2チャンネルステレオサウンドでプレイした場合より、小さな画面でも5.1chサラウンドシステムが完備された環境でプレイした方が臨場感溢れるプレイが可能となる。そのため、とにかく環境強化に対する投資額をなるべく少なく抑えたうえで最大限の効果を得たいのであれば、サウンド面の強化しかないといえる。
5.1chサラウンドシステムを導入する場合、スピーカー、デコーダなど必要なものがセットになったホームシアターシステムを購入するのが最も簡単で、かつ投資も少なく抑えられる。ヤマハやパイオニア、オンキヨーなど、様々なオーディオメーカーが、実売価格が3万円を切るものから10万円を超えるものまで様々な製品を発売している。どれを購入したらよいか迷うかもしれないが、基本的にはドルビーデジタルデコーダとdtsデコーダが内蔵されたホームシアターシステムを選択すればよい。それなら、Xboxでゲームを楽しむだけでなく、DVDビデオを鑑賞する場合も活躍してくれるはずだ。
また、PC用として用意されているホームシアターシステムも流用可能だ。秋葉原などのPCショップで扱われていることが多く、しかもオーディオメーカーが発売しているものよりも比較的安価なものが多い。ただ、安価で使用されているスピーカーが小さいものでも、2チャンネルサウンドでプレイする場合よりも明らかに迫力のあるサウンドが再現できる。あまりスピーカーのサイズにこだわらず、実際に音を聞いた上で製品を選択してもらいたい。
メーカー名 | 製品名 | 実売価格 |
ヤマハ | TSS1 | 約25,000円 |
新潟キヤノテック | Audio Tornado 5.1 Theater | 約30,000円 |
オンキヨー | GXW-5.1 | 約30,000円 |
ソニー | TH-K215R | 約40,000円 |
ヤマハ | CinemaStation S77 | 約40,000円 |
パイオニア | SmartTheater300 | 約75,000円 |
サウンド環境に次いで強化したいのが、Xboxの映像を表示するテレビだ。Xboxの強力なグラフィック機能をフルに利用して再現されるゲームの映像を最大限に楽しむには、コンポーネント入力またはD4端子を備えるハイビジョン対応テレビが最適だ。また、映像面で5.1chサラウンドサウンドに負けない臨場感を得るには大画面テレビが不可欠。今年は冬季オリンピックやサッカーワールドカップなどイベントが目白押しで、昨年末頃からテレビの買い換え需要が伸びている。そこで、この機会にハイビジョン対応テレビの購入も検討してみてはいかがだろうか。
まず購入対象にしたいのは、D2~D4端子を装備するワイドテレビだ(D1端子のみ搭載の製品ではXboxのハイレゾリューション映像は表示できないので注意)。Xboxは16:9のワイドテレビに対応しており、ゲーム画面も16:9で表示できるものが多い。そのため、テレビを強化するならワイドテレビの購入をおすすめしたい。ちなみにサイズは32インチクラスはなんとかしたいところだが、当然サイズが大きくなれば価格も高くなるため、このあたりは予算の範囲内で最もサイズの大きなものを選択すればいいだろう。また、BSデジタル放送でオリンピックやサッカーワールドカップなどの放送を楽しみたいのであれば、D3端子以上を装備したテレビは必須だ。もちろん、BSデジタルチューナー内蔵モデルや、最近普及が進んでいるプラズマテレビなどを購入してもよい。ただ、機能が高くなればそれだけ価格も上がるので、それ相応の出費を覚悟する必要がある。
もちろん、Xboxのためだけにテレビを強化するのではなく、Xbox以外にどういった放送を見るのかによって製品選択すべきなのは言うまでもない。
メーカー名 | 製品名 | 実売価格 |
三菱電機 | 28型ワイド(D3対応)28T-D301 | 約70,000円 |
東芝 | 28型ワイド(D3対応)28ZP35 | 約80,000円 |
ソニー | 32型ワイド(D4対応)KV-32DX750 | 約160,000円 |
松下電器産業 | 32型ワイド(D4対応)TH-32FP30 | 約160,000円 |
ソニー | 36型ワイド(BSデジタル内蔵D4対応)KD-36HD800 | 約290,000円 |
松下電器産業 | 36型ワイド(BSデジタル内蔵D4対応)TH-36D20 | 約270,000円 |
日立 | 42V型プラズマ(BSデジタル内蔵D4対応)W42-PDH2100 | 約900,000円 |
パイオニア | 50V型プラズマ(BSデジタル内蔵D4対応)PDP-503HD | 約1100,000円 |
(2002年2月1日)
[Reported by 平澤寿康]
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