クイズ$ミリオネア | |
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発売 | トミー |
価格 | 5,980円 |
電源 | 単3電池×3本 |
発売日 | 発売中 |
「クイズ$ミリオネア」に「タイムショック21」。最近のクイズ番組は面白い、とつくづく思う。テレビ映えのするド派手な演出、出題されるクイズの適度な難しさ、そして何より賞金の額。1,000万円という賞金は、番組が言うように「人生を変えられる金額」であり、とても魅力的だ。日々多忙なため、なかなか放送を見ることはできないけれど、機会があれば積極的に見るようにしている。そしてそのたびに「いいなあ」、「俺だったら……」、「応募してみようかな……」などと夢想している。この気分、共感してくれる人も多いのではないだろうか。
さて今回は、クイズ番組に魅せられてしまった人たちにうっけつけのアイテム、エレクトロニクスゲーム「クイズ$ミリオネア」だ。エレクトロニクスゲームとは言うものの、出題と回答はプレーヤーである人間が行ない、ときおり番組のテーマミュージックや司会者のみのもんた氏の声が鳴り響く程度のもの……。失礼ながら筆者ははじめ、こんな想像をしていた。ところが遊び始めたら驚いた。エレクトロニクスゲームの名はダテじゃない。実に見事なe-Toyだったのだ!
パッケージには本体とクイズカード、小切手が同梱されている | 本体。中央にクイズが顔を出す。演出に合わせ、電飾が光る |
パッケージの中には、マシンとクイズカード、そして小切手が入っている。クイズカードは100枚あり、1,500題のクイズがプリントされている。
何気なく本体に電池を入れ、クイズカードをさし、電源をオンにすると、音楽とあの声が大音量で響き渡った。「あなたの人生を変えるかもしれない、クイズ$ミリオネアへようこそ! こんにちは、司会のみのもんたです!!」。そうか、わかったぞ。この本体がみのもんたの代わりとなり、進行役を務めるのか! いうなれば「バーチャルみのもんた」か。これは面白そうだ。
クイズをはじめる前に、あらためて本体をチェックしてみる。本体下部にあるフタを開けると操作パネルが顔を出す。ここには「A」、「B」、「C」、「D」の解答ボタンをはじめ、プレーヤーをサポートする「50:50(フィフティー・フィフティー)」「テレフォン」「オーディエンス」のボタン、そして何より重要な「ファイナルアンサー」ボタンが並んでいる。
上部にはクイズカードの差込口がある。中央にあるのは出題に使うクイズドアだ。
クイズカードの表と裏には合計で14個のクイズが書かれている。そして表と裏、それぞれに「ABCCC」や「BCAAA」などのクイズコードが記載されている。このコードを入力すると、あらかじめ本体にインプットされている正解のパターンが読み込まれ、回答者の答えの正否が正しく判定されるという仕組みだ。
操作パネル。各ボタンが機能的に並び、はじめてでもすぐに扱える | クイズカード。難易度は難しすぎず……という印象 | 小切手。これが本物だったら、と夢を見たくなる |
ゲーム流れがつかめるように、中継風に紹介していこう。
「ゲームに参加したいのは何人ですか?」と参加人数を聞かれる。最大6名までの参加が可能だ。続いてクイズカードに書かれたコードナンバーの入力が求められる。
「フィフティー・フィフティー」は4種類の選択肢のうち、正解の可能性が高い2択だけにランプが点り、知らせてくれる。「テレフォン」は身近にいる人や番組同様に知人・友人に電話をして、代わりに答えてもらうことができる。「オーディエンス」は観客に正解と思うものを訊ね、その結果から正解を推理することができる。もちろんこのエレクトロニクスゲーム版の場合、観客はいないが、みの氏の声で「一番人気の解答にはCが、二番人気の解答には……」と語られる。
これを参考にして「C」を押す。「本当にそれでいいですか?」といやらしい口調でみの氏が問いかけてくれる。そのプレッシャーに負けずに「ファイナルアンサー」のボタンを押すと、「お見事!!」とひときわ力強い声が聞こえてきた。うへへっ、けっこううれしいぞ。
ボタンの反応は良好で、テンポ良くゲームを進められる | 背面のついたてにはクイズカードを収納するスペースあり |
その後は「テレフォン」で妻にヘルプを求め、難問には「フィフティー・フィフティー」で挑み、150万円の問題まで進出できた。得られるのは当然のことながら、このゲーム特製の小切手のみ。これはあくまでゲーム……と思い知らされる切ない瞬間だ。そんなことはじめからわかっているだろう! というツッコミの声が聞こえてきそうだが、番組の再現度が高いため、ついうっかり番組に出演している気になってしまうのだ。
ちょうど妻と子供の誕生日が連続したこともあり、3人同時参加プレイをしたり、1,000万円にチャレンジしたりと、趣向を変えて何度も楽しんだ。
番組のファンはもちろん、優れたパーティゲームを求めている人に、このゲームはオススメ。遊ぶのなら、番組の出演者になりきって熱い気持ちで挑むのがコツ。そうすれば楽しさ倍増だ。
(C)2001 Celador International Ltd.
□トミーのホームページ
http://www.tomy.co.jp/
□製品情報
http://www.tomy.co.jp/millionaire/
毎週、電子系のおもちゃを中心にオススメのおもちゃをご紹介しています。「このおもちゃ、気になるけど面白いかなぁ」といったものを徹底的に遊び倒し、その面白さをお伝えしていきます。取り上げて欲しいおもちゃなどがありましたらドシドシと編集部までメールを送って下さい (編集部)
(2002年1月24日)
[Reported by 元宮秀介 (ワンナップ)]
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