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発売 | エポック |
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価格 | 5,980円 (税別) |
電源 | 単3電池4本使用(本体用)、単4電池2本×2 (ラケット用) |
■ 体を動かすe-toyで遊びたい!
画面を見ただけでは、ただの卓球ゲーム。ところが入力デバイスが違う |
にぎやかなデザインのパッケージを開けると、ラケットが2本とクリアグリーンの小さな本体が入っている。ラケットは、まごうことなき卓球のラケットだ。大きさも重さも実物とほぼ変わらない。そのまま本物の卓球の球を打ち返せるのではと思うほど。よく見るとラケット型コントローラには、ケーブルらしきものが見当たらない。説明書によると、ラケットのスイングを赤外線センサーでキャッチして画面の中の球を打ち返すらしい。実用的な赤外線の使い道と言えば、テレビやエアコンのリモコン、せいぜいPDA同士のデータのやりとりぐらいが関の山のハズ。特に反応スピードを要求される卓球で、問題なく使えるのだろうか?
ラケットは標準で2本を同梱。すぐに対戦プレイを楽しめる | 本体には音声、映像出力のケーブルを接続する。電源には単3型電池4本を使用 |
セッティングは簡単。同梱されているAVケーブルで本体とテレビを接続するだけだ。電源は、アダプターではなく、本体に単3型電池4本を、ラケットに単4型電池2本をセットする。テレビにつなげて、さっそく電源を入れると、ゲーム画面が表示された。まずは、ラケットの反応を試すため、「1P VS COM」を選択、コンピュータとの対戦に挑んでみる。コンピュータのキャラクタが球を打つ。それに対し、タイミングをあわせてラケットをスイングする。「クォッカン」。球が当たった! さらに球を打ち返す。「コゥッキン」。ちゃんとラリーが続くではないか。ラケットのスイングに対しての反応がよく、まるで本当に卓球をしているようだ。あなどりがたし赤外線パワー。数回ラリーを続けると、「カシュッ」という音とともに、相手がスマッシュを打ってきた。「ズルイぞ、そんな球!」とテレビの画面に向かって思わず叫んでしまった。それほどに、卓球らしさを楽しめるのだ。
選べるキャラクタは7種類。コンピュータと自分の能力は、選択したキャラクタによって異なる | 男子プロのパワーはスゴイ。慣れるまでは、相手のキャラクタに男子アマか女子アマを選んだほうがいい |
■ 打倒コンピュータ! スマッシュ猛特訓
遊び方がわかったところで、ゲームモードを再度チェックしてみる
エキサイトピンポン | コンピュータや人間相手に対戦を行なうモード。対戦相手と自分のキャラクタを用意されている7人の中から選ぶことができる |
ラリーチャレンジ | 制限時間内に、何回までラリーを続けることができるかを競うモード |
スマッシュエース | ピンポンロボから打ち出される球を、30球中何球スマッシュで返せるかを競うモード |
スマッシュは強烈! 使いこなせるようになると、対戦が白熱したものになる |
コンピュータが打つ球が、一度着地し、上に浮いた一番高いところでラケットをいきおいよく振る! しかし打ち返した球は、むざんにもアウトに。なかなかタイミングが難しい。再度チャレンジ。浮いた球を……勢いよく……振りぬく! 「ガンッ!」勢い余って、ラケットがテレビにぶつかってしまった。スマッシュのコツは、ラケットを大きく振るより、手首のスナップを使って振るといいらしい。
■ いざ対人プレイ! ラリーが熱い
上下2分割の対人プレイ。画面のチェックも大事だが、ラケットが相手プレーヤーに当たらないように注意するのも大切 |
テレビゲームでスポーツを体感する、というのはなかなか難しい。例えばバスケットボールを体感ゲームにすると言っても、せいぜい「シュートする」動作の再現までになってしまうだろう。一方卓球の場合は、ルールがシンプルなだけに、体感ゲームとしても成立しやすい。「エキサイトピンポン」では、実際の卓球のように、卓の左右に素早く移動する必要はない。それでも、「球を打ち返して点を取る」といった卓球の一番大事なエッセンスは、そのまま楽しむことができる。ラケット型コントローラがふたつが入って、セッティングも楽チン。それでいて5,980円という価格は、ゲームソフト1本の値段とほぼ同じ。そう思うと安いくらいだ。
エポック社では、今後もサッカーやテニス、ゴルフ、ボクシングなど、体感スポーツゲームシリーズの企画を続けていくとのこと。このシステムを使えば、剣型コントローラを使った体感RPGなんていうのも、夢じゃない。
ちなみに、筆者の体重はプレイ前と比べて500グラムほど減った……1日や2日でそう簡単には痩せられるもんじゃない。
□エポックのホームページ
http://www.epoch.gr.jp/
□「エキサイトピンポン」のページ
http://www.taikan-game.com/ekipin/index.htm
(2001年2月8日)
[Reported by 依田智雄 (ワンナップ)]
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