Windows 10 ゲームマラソン

Windows 10応援企画「Windows 10ゲームマラソン」開幕式!

ゲーマー必読! Windows 10が究極のゲームOSである10の理由

7月29日発売開始

 7月29日、ついにリリースされた“最後のWindows”こと、Windows 10。

 モバイルからPCまで、全てのコンピューティングシーンを1つのプラットフォームに統合するという思想から生まれたこのOSは、究極のゲームOSとなる可能性を、バリバリに秘めている。

 ゲームOSとして求められる使いやすさ、軽量さ、互換性、多機能性、そして様々なデバイスで使える汎用性。全てを高い次元で備えるWindows 10は、まさにOS屋であるマイクロソフトの面目躍如。しかもWindows 7/8のユーザーなら、期間限定で無償アップグレードが可能。これは利用せざるを得ない!

 Windows 10応援企画「Windows 10ゲームマラソン」では、これから約2カ月あまりに渡って、42.195km(42.195本)の最新・人気PCゲームをWindows 10で“走らせ”、その動作状況やゲームの魅力をたっぷりお伝えしていきたい。途中、“給水所”として、ゲームOSとしてのWindows 10を深掘りする企画もお届けしていくのでどうぞお楽しみに!

 本稿では、「Windows 10 ゲームマラソン」の“開幕式”として、Windows 10が究極のゲームOSとなる10個の理由をご紹介。全てのゲーマーはWindows 10へのアップデートを急げ!

Windows 10が究極のゲームOSである理由その1「史上最軽量のカーネル」

 「Windowsは新しくなるたびに重くなる」などとイメージ先行で言われることもあるが、それは事実ではない。ざっくりといえば、Windowsの歴史で一番重かったのはWindows Vista。それ以降、OSの心臓部であるカーネルの最適化(メモリマネジメント、IO管理の改善、マルチコア環境への最適化等)が進み、Windows 7→Windows 8→Windows 10と、その動作はどんどん軽量に、かつ最新PCの能力を最大限に引き出せるようにになってきている。

 フットプリント(OSの専有ディスク容量)に至っては、Windows 7では16GB以上だったのに対して、Windows 10では8GB弱まで削減してあるというから、いかに最適化が進んだかわかる。このおかげでWindows 10は、PCからモバイルまで幅広い端末をサポートできるようになったわけだ。

Windows 10が究極のゲームOSである理由その2「DirectX 12で爆速」

 軽量カーネルに加えて、マシンのゲーム性能を引き出すのが最新グラフィックスAPIのDirectX 12だ。DirectX 12は、Xbox Oneで先行投入されたゲーム専用機向けの高度な最適化技法をPCに持ち込むべくデザインされており、特にマルチコア環境での性能が大幅に増加。DirectX 11に比べてゲームの実効パフォーマンスを20〜50%以上(ゲーム内容による)も引き上げると言われており、より幅広いマシン環境でハイクオリティなPCゲーミングを実現してくれる可能性を秘めているのだ。

 唯一の難点は、DirectX 11など以前のDirectX APIとはゲームの作り方が全く違い、ゲーム側が完全対応していくまでそれなりの時間がかかりそうなこと。当面はMicrosoft 謹製の「Fable Legends」がほぼ唯一のDirectX 12最適化タイトルとして登場する。その後は年内にUnity、Unreal Engine 4、CryEngineといったメジャー系ゲームエンジンがDirectX 12対応を果たしていく予定だ。このためWindows 10 のローンチの時点ではDirectX 12のメリットを享受できるケースは少なさそうだが、本年末から来年頭には対応タイトルが続々登場してくる流れになるだろう。

Windows 10が究極のゲームOSである理由その3「極めて高い後方互換性」

 様々な新機能を備えるWindows 10だが、ハードウェア&ソフトウェアの後方互換性も非常に高い。なぜかというと、Windows 10のカーネルおよびドライバモデルは、Windows 8をベースとしているためだ。このため、Windows 8対応のアプリならまず間違いなく全て動作するし、Windows XP時代のアプリもほぼ問題なし。各種ハードウェアも、Windows 8用ドライバが用意されていればほぼ動く。

 筆者は2カ月以上Windows 10のTechnical Previewを使用してきたが、キャプチャカードやサウンドボード、各種USBデバイス等も含めて、まだ1つも問題に見舞われていない。過去のソフト、ハード資産がそのまま使え、全体的な性能も向上しているなどいいことずくめだ。

Windows 10が究極のゲームOSである理由その4「スマホもPCも同一OS」

 Windows 10は、幅広いデバイスに共通のOS機能を提供する、はじめてのOSだ。デスクトップPCにノートPC、Surface等のWindowsタブレット、そしてWindows Phone。そのすべてがWindows 10プラットフォームとして統合される。

 これについてWindows 8ではタッチ向けモダンUIをデフォルトにしてしまうという大失策を犯したMicrosoftだが、Windows 10ならPCはデスクトップ用UI、タブレット/スマホはタッチUIと、標準のUI形態がきちんと分けられている。デスクトップPCなら、その使い心地は傑作と言われたWindows 7以上だ。

Windows 10が究極のゲームOSである理由その5「端末の壁を超えるUnversal Windows Platform」

 各種デバイスで共通のOS機能が提供されるWindows 10。その最大のメリットといえるのがかつて“Universal App”と呼ばれていた「Unversal Windows Platform」というソフトウェアアーキテクチャだ。これはデスクトップPCからスマホまで、どの端末でも動作するというアプリケーションを実現するもので、いわばネイティブアプリでWebアプリ並みの可搬性を実現するようなものだ。これにより、全端末で「Windows Store」という単一のストア機能が提供され、入手したアプリは全ての端末で使える。

 Windows 10ではゲームでも本格的に活用されていく。デスクトップPCで最新ゲームをリッチにプレイし、その続きをWindowsタブレットや、Windows Phoneでプレイする、という風景が当たり前になる。例えばMicrosoft謹製のアクションゲーム「Halo: Spartan Strike」は、Windows 10上でゲーム機並みのグラフィックス&Xbox 360コントローラーやキーボード・マウスでプレイできるほか、タッチ操作にも対応しており、プレイする端末を本当に選ばない。ここに将来のゲームのあるべき形がある。

Windows 10が究極のゲームOSである理由その6「GameDVRですべての人にゲーム録画を」

 Windows 10の目玉となるゲーム機能のひとつが、ゲームプレイを手軽に録画・編集・共有できるGameDVR機能だ。これは、ゲーム中にWinキー+GあるいはXbox 360/OneコントローラーのXboxボタンで呼び出せる「GameBar」インターフェイスから簡単に利用できる(執筆時現在、フルスクリーン・エクスクルーシブで動作中のゲームでは不可。Windowモードのみ)。バックグラウンドで勝手に録画しておいて、良いプレイができたら保存するという、いわゆるシャドウ録画にも対応しているのがいい。

 Xbox Oneにも同等の機能が含まれていたが、PC上では録画時間の長さ等の制限が一切なく、出力されたH.264ファイル(mp4)への直接アクセスも容易。これまでNVIDIAやAMDがそれぞれの独自機能として用意してきたゲーム録画機能が、ハードに関係なく誰でも利用できるようになるというのは、PCゲームシーンをますます楽しくしてくれるはずだ。

Windows 10が究極のゲームOSである理由その7「Xbox App」

 Windows XPの時代から「Games for Windows − LIVE」としてオプション的に提供されてきたXbox Live互換機能が、Windows 10では「Xbox App」として標準搭載。Xbox/Xbox 360/Xbox Oneと続いてきたXbox Liveのコミュニティ機能、ゲーム実績機能をWindows 10上でもフルサポートする。

 Xbox AppはWinキー+Gで呼び出せる汎用ゲームランチャーとして便利に使えるほか、上述のGameDVRで録画した動画の編集やシェア、Xbox Liveアバター、Xbox Liveフレンドとのコミュニケーションなどなど、ゲーム関連機能を包括的にサポート。これを活かし、Xbox Oneとのクロスプラットフォームプレイも可能になっていく見込みだ。Universal Appゲームと合わせ、SteamやOrigin以上に使いでのあるゲームプラットフォームとなる可能性を秘めている。

Windows 10が究極のゲームOSである理由その8「Xbox Oneストリーミングプレイ」

 上述のXbox Appを通じて、Microsoftの最新ゲームマシンであるXbox Oneをストリーミングプレイすることが可能だ。利用するためには同一のローカルネットワーク上にXbox Oneがあればよく、本体の起動からゲームのプレイまで、Windows 10 PC上で完結できてしまうからPCゲーマーには超便利。

 その場合GameDVRはWindows 10側・Xbox One側のどちらを使うことになるのか?とか、実際の遅延や画質はどうか?など、実機での詳しい検証については今後お届けする記事をお待ちいただきたい。

Windows 10が究極のゲームOSである理由その9「SteamもOriginも!膨大なゲーム資産」

 Windows 10が究極のゲームOSである理由は、間違いなく、上述のようにふんだんなゲーム機能を備えた上で、あくまでも自由なPCプラットフォームであるという1点に尽きる。つまり、ValveのSteamや、Electronic ArtsのOriginといった、各社各様のゲーム配信システムのホストOSとして、あらゆるゲーム機よりも、あらゆる他のOSよりも、たくさんのゲームサービスやゲームタイトルが利用できるのだ。

 MicrosoftはXbox Appを通じてWindowsプラットフォームならではのゲームサービスを展開しようとしているが、そのために他社のゲームサービスを排除することはしないのである。ユーザーが好きな方法で好きなゲームを遊べる。しかも最先端マシンの最高性能を発揮できるOSで。それがWindows 10の素晴らしいところだ。

Windows 10が究極のゲームOSである理由その10「OculusもSteamVRも!VR-Ready」

 去る6月上旬に開催されたE3 2015にあたり、MicrosoftはVRゲーミングへの積極的なサポートを表明した。皮切りは、VRゲーミングの先駆者であるOculus VRとの提携。これを通じてOculus Rift製品版にはXbox Oneコントローラーがもれなく同梱され、Xbox OneのストリーミングプレイをVRシアター上で楽しむことも可能になる。

 Microsoftはまた、ゲームプラットフォーマーとしてはライバルとなるValveのSteamVRに対してもサポートを表明している。具体的に何をどうエンパワーメントしていくかはよく明らかになっていないが、まず間違いなく、最新のドライバ等がWindows 10向けに供給されるなど、Windows 10上で最新VRゲームを存分に楽しめる環境が積極的に整備されていくことは期待していい。

 いずれはUniversal Appの形式をとり、幅広い端末上で遊べるVRゲームといった選択肢も出てくるだろう。やがて、すべてのゲーミング環境はWindows 10を通してゆるやかに統合されていく。それにより、ユーザーにとって理不尽で無利益なハードウェアプラットフォーム競争は終焉に向かうだろう。統合されたゲームマーケットは拡大し、さらに素晴らしいゲーム開発の土台となる。Windows 10は、ゲームの未来を加速していく存在なのだ。

(佐藤カフジ)