【連載第64回】韓国最新オンラインゲームレポート

Windy Soft、「塊魂オンライン」初のオフイベント「王様! 女子大生と一緒にくっ付けよう!」を開催
女子大生向けのテストイベントを実施! ファーストインプレッションもお届け


11月5日実施

会場:HOLLYS


 Windy Softは11月5日、ソウル市誠信女子大学の目の前に位置するカフェ「HOLLYS」誠信女子大学店において、Blue Bird Studioが開発する「塊魂オンライン〜転がせ!王子様!〜」(以下、塊魂オンライン)のプライベートイベント「王様! 女子大生と一緒にくっ付けよう!」を開催した。

 「塊魂オンライン」はバンダイナムコゲームスの「塊魂」シリーズのPCオンラインゲーム版だ。「塊魂」はゲームの“王子”キャラクターが“魂”と呼ばれる球体を転がし、マップ上の物体をくっ付けて、魂をどんどん大きくしていくゲームである。ユニークなキャラクターデザインと移動だけで楽しむことができるかカジュアルさが本作のウリである。Windy Softは日本IPの本作をPCオンラインゲームとして開発してサービスを展開する予定だ。韓国での第1次クローズドβテストは11月20日から24日まで実施される。ビジネスモデルはアイテム課金が予定されている。

 当日行なわれたのは「塊魂オンライン」のFGI(Focus Group Interview)イベントである。FGIは、特定のターゲット層を中心にゲームのテストを行なってもらいその反応を見るという韓国では比較的ポピュラーなスタイルのロケテストイベントである。本イベントは「塊魂」ならではの独特なキャラクター性とゲームのカジュアルさを女性ユーザーにアピールし、フィードバックを貰おうという狙いが込められていた。

 「塊魂オンライン」は、PCオンラインゲーム向けに一から開発が行なわれているが、基本的にはコンシューマー版と一緒のゲーム性を持っている。最大6人でプレイできるMOタイプのオンラインゲームで、シングルプレイモードと2つの対戦モードを盛り込んでいる。2つの対戦モードはコンシューマー版とは異なるゲーム性を楽しむことができる。本稿ではイベントの様子に併せて、「塊魂オンライン」のロケテストの模様をお伝えする。



■ 「塊魂」のPCオンラインゲーム版が韓国Windy Softから登場!

 まずは、多くの日本のゲームファンにとって初耳であろう「塊魂オンライン」の概要から説明しておきたい。「塊魂オンライン」はバンダイナムコゲームスから正規のライセンスを受け、現在韓国にて開発されている「塊魂」シリーズのPCオンラインゲームだ。

 韓国では「塊魂」シリーズは携帯版を除く、全てのシリーズが販売されていて、ファンも多い。開発はWindy Softの開発子会社Blue Bird Studioが担当しており、コンシューマー版の移植ではなく、イラストだけを参考に一から作られたという。

 ゲームのルールは基本的にコンシューマー版と同じである。“魂”を転がし、マップ上の色んな物をくっ付けて、どんどん大きくしていく。魂が大きくなるほど、より大きい物をくっ付けることができ、一定時間内に規定のサイズまで大きくすればクリアとなる。

 本作は、全員がログインするビジュアルロビーと、実際のゲームを楽しむセッションで構成されているFPSなどと同じマッチングタイプのオンラインゲームとなっている。ゲームの操作はキーボードとマウスで、ゲームパッドも標準でサポートする。最大6人でプレイでき、シングルプレイモードのほか、2つの対戦モードがプレイできようになっている。同一セッション内では魂の大きさや、特定物体を集めるといったゲームのゴールを設定し、楽しむことができる。

 開発を担当するBlue Bird Studioによれば、開発はクローズドβテストを開始できる段階まで勧められており、オープンβテストに向けて開発を進めている段階だという。第1次クローズドβテストが11月下旬に実施される予定で、そのテストの結果をオープンβテストに向けて反映していきたいという。オープンβテストの日程や、日本を含む海外展開については今のところ未定で、ビジネスモデルはアイテム課金だ。


「塊魂オンライン」のゲーム画面。動物から建物まであらゆる物をくっ付けていくゲーム性は「塊魂」そのものだ
ロビーでは他のプレーヤーとのチャットやトレードといったインタラクションを楽しめる。このうじゃうじゃいる感じはいかにもオンラインゲームらしい



■ 現役女子大生に「塊魂オンライン」のキャラクター性とカジュアルさをアピール!

誠信女子大学。韓国では女子大の中では梨花女子大学に続く位置づけの難関女子大学だ

 「塊魂オンライン」は、先述したようにまだ第1次クローズドβテストも行なっておらず、クローズドβテストの前段階として行なわれるFGIを中心に展開されている。最初は5月には梨花女子大学の前で行ない、今回は誠信女子大学で行なわれた。Windy Softは本作に対する韓国の女子大学の意見を集めていた。

 本イベントは女子学生たちが学習用に使っているカフェ「HOLLYS」誠信女子大学店の3階で行なわれた。会場には第1次クローズドβテストバージョンの「塊魂オンライン」の試遊台10台を配置し、自由にプレイすることができた。カフェ前の通りでは、王様とコンパニオンがイベントの開催をアピールし、プレイしたユーザーにはワンドリンク券を配っていた。

 会場はワンドリンク券が目当ての女子大生やカップルたちが多かったようだが、殆どのユーザーは楽しく本作をプレイしていた様子だった。集まったユーザー同士で対戦イベントを繰り返し行ない、Windy Softのスタッフはその都度プレイしたユーザーたちの意見を聞いていた。

 Windy Softによれば、タマを転がし、色んな物をくっ付けて楽しめる「塊魂オンライン」のカジュアルさと王様や王妃、王子の無表情ながら“キモカワイイ”キャラクターデザインが女性ユーザーには評判が良かったという。会場を見ても雰囲気は賑やかだった。

 Windy Softはコンシューマー版のファンのみならず、女子大生をターゲットにゲームのテストを行なっている。これは、従来のファンたちより、「塊魂オンライン」のカジュアルさとキャラクター性で新しいターゲット層を狙っているということだ。


「HOOLYS」誠信女子大学店。イベントは女子大生たちのティータイムを狙って12時から17時まで行なわれた。女子大学の前で行なわれた本イベントだが、実はイベントの参加には特に制限が無く、男性ユーザーやカップルも見かけられた
会場近くの大通りでは王様とコンパニオンたちがイベントの告知を行なっていた


■ 従来のゲームファンではなく、新しいユーザーをターゲットに展開する「塊魂オンライン」に期待!

ロビーは宇宙のマップになっており、惑星間は王子が宇宙を飛んで移動する
セッションを作ると王様はDJで、王子様はディスクの上で踊っていた

 筆者は本イベントを通じて「塊魂オンライン」をプレイしてみた。本イベントに置かれた「塊魂オンライン」は第1次クローズドβテストと同じバージョンが実装されている。

 まず、キャラクターを作って、ゲームにログインすると、ロビーの機能を備えた宇宙マップが広がる。マップ内ではショップや他のプレーヤーとのチャットなどができる。そして、そこでゲームのセッションを作り、ユーザーを集めてゲームを開始するというMOタイプのゲームデザインになっている。基本はPCオンラインゲームなので、操作はW、A、S、Dキーによる移動とマウスによる方向操作になっている。ほかに180度ターンする“王子ターン”や、Wを2回押して“ダッシュ”といったスキルも使える。

 「塊魂オンライン」とコンシューマー版の大きいな違いはゲームモードにある。本作はシングルモードと対戦モードのローリングモードとクラッシュモードが用意されている。コンシューマー版との違いはこのローリングモードとクラッシュモードだ。対戦モードは最大6人でプレイでき、3対3までのチームプレイから個人同士で戦うFFAも楽しめる。

 ローリングモードは各プレーヤーがシングルモードのように独立されたマップでプレイし、ゲームの結果を争うモードだ。プレイ中に他のプレーヤーと直接ぶつかったりすることはないが、マップ上にスキルアイテムが登場し、そのアイテムを使用することによって、他のプレーヤーを妨害できる。スキルアイテムの効果は、相手を石にして、しばらく移動を封じたり、操作を逆にするアイテムなど、「マリオカート」といった対戦型レーシングゲーム等でよく見られるお邪魔アイテムが多数盛り込まれていた。

 クラッシュモードはコンシューマー版と同じく、プレーヤー全員が同じマップ内で競争するマップだ。ぶつかったら他のプレーヤーの魂の物を落とさせたりもできる。ローリングモードのようにスキルアイテムもあり、よりエキサイトな対戦ができるモードだ。カジュアルに本作を楽しみたいユーザーにはローリングモード、エキサイトな対戦を楽しみたいユーザーにはクラッシュモードをお勧めしたい。また、各モードには制限時間内に魂を大きくするものと、目標の大きさを早く達成するもの、特定のアイテムをできるだけ多くくっ付けるものというゲームのゴールの選択もできた。

 オンラインゲームならではの機能としてはアイテムショップがある。“魂”やキャラクター、衣装などを購入することができる。魂にはブラックホールやフグといったものもあり、特定のスキルアイテムを15%回避といった能力も持っていた。また、Windy Softによれば、コンシューマー版に比べて、物がくっ付くところや落とされる効果音のバリエーションも豊富にしたという。「塊魂」が持つゲーム性を活かしながら、「塊魂オンライン」の個性を出すため、効果音やモード、マップ、アイテムを豊富にしていくという。

 本イベントを通じてプレイした「塊魂オンライン」は「塊魂」が持つ本来のキャラクター性とカジュアルさがそのまま感じられた。さらに、対戦モードではスキルアイテムの使用によって、よりエキサイティングなゲームを楽しめた。本作は誰もがわかりやすく楽しめるところが1番のウリで、Windy Softが狙う新しいターゲット層である女子大生向けにもピッタリのタイトルかもしれない。「塊魂」がPCオンラインゲーム版になって、韓国ユーザーにどう活躍するか期待したいところだ。

対戦では相手の魂にくっ付いた物体を落とさせたり、スキルアイテムで攻撃したりして、ゲームが盛り上がった。勝負は目標の条件を先に満たしたプレーヤーの勝ちとなる

ショップではキャラクターから、魂、衣装などを購入できた。アイテムにはスキル回避の能力も持っており、対戦では衣装や魂の選択も大事である

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(2009年 11月 17日)

[Reported by DongSoo“Luie”Han]



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