【連載第283回】ゲームライフに役立つグッズをレポート


高品質なフィルターとして定評のある「OverLay Brilliant」PS Vita用がついに発売!
キズ修復機能を持つ「OverLay Magic」も一緒に試してみた


 当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 これまで数多くの携帯ゲーム機向けに製品が発売され、その度にかなりの高品質さをみせてきた保護フィルター「OverLay Brilliant」。そのPS Vita用がついに発売された。また同時に、キズ修復機能を持つ「OverLay Magic」のPS Vita用も発売されている。どちらもPS Vitaの前面・背面に貼る全面タイプのフィルターになっており、各フィルター単体パッケージを入れて3製品ずつが発売されている。さっそく使って試してみた。

【今週のおしながき】
PSV ミヤビックス「OverLay Brilliant for PlayStation Vita」
PSV ミヤビックス「OverLay Magic for PlayStation Vita」



● 「OverLay Brilliant」とキズ修復の「OverLay Magic」ついにPS Vita用が登場!

「OverLay Brilliant for PlayStation Vita」

    メーカー:ミヤビックス
    価格:1,680円
    全面タイプ+背面タッチパッド全面タイプ

「OverLay Brilliant for PlayStation Vita 表面用保護シート」

    メーカー:ミヤビックス
    価格:980円
    全面タイプ

「OverLay Brilliant for PlayStation Vita 裏面用保護シート」

    メーカー:ミヤビックス
    価格:980円
    背面タッチパッド全面タイプ


表面用シート、背面タッチパッド用シート、モデル名プレート用保護シートという3枚がセットになっている。保護範囲の広い全面タイプのフィルターだ

 製品が3種類あるが、「OverLay Brilliant for PlayStation Vita」は表面用シート、背面タッチパッド用シート、モデル名プレート用保護シートという3枚がセットになった言わゆるフルセット。他2製品は、「表面用保護シート」は表面用シートのみ。「裏面用保護シート」は背面タッチパッド用シートとモデル名プレート用保護シートが入っているパッケージだ。

 「OverLay Brilliant」高光沢の全面保護タイプなフィルター。あえて光を積極的に取り入れることで色の自然な再現を実現し、光線透過率は90%と高い。一方で画面からの紫外線(UV)は99%カットして目の負担を軽減してくれる、というのが特徴となっている。貼り付け方式はスタンダードな、剥離フィルムの台紙から剥がしつつ貼り付けていく方式。

 前面用のフィルターは保護範囲が広く、方向キーや○/△/□/×ボタンの周りまで貼り付ける形状だ。一部、方向キーと○/△/□/×ボタン外側が繋がっていないところがあるのみで、それ以外はコントロール枠のギリギリまでフィルターが保護してくれる。

 背面タッチパッド用のフィルターは左右にあるくぼみ以外の全面に貼り付ける形状で、下にある長方形のモデルナンバーが記載されているパネル部分の箇所はくりぬかれている。ここには別のモデル名プレート用保護シートを貼り付けるようになっている。他の背面タッチパッド用フィルターでこのモデルナンバー部分も一緒に覆う作りのフィルターだと溝でフィルターが浮いてしまう傾向があったので、別々のフィルターになっているのは嬉しい。

台紙がフィルターより大きいため、貼り付け時に扱いづらいところがネックに。また、フィルターの一部が繋がっていないので、貼り付け時に引っかかってしまうことも
操作部分ギリギリにまでフィルターがあって保護面積が広い。成形もキレイに合っている
背面はタッチパッド部分とモデル名のプレート部分に別々のフィルターを貼る仕組み。浮きが出ずキレイに仕上がる

 実際に貼り付けていったのだが、上手く貼るのが難しいフィルターという印象を受けた。全面タイプなので貼り付けの位置合わせが難しいが、それに加えて、台紙がフィルターのサイズより余白が大きく、少しずつ剥がしながら貼り付けるという方法がしづらい。

 パッケージ裏の貼り付け説明は丁寧に書かれていて、フィルターをPS Vitaの左右ではなく上部から貼っていくようにガイドしている。実際にそのほうが左右の角度は合わせやすかった。ただ、ここでも台紙の扱いづらさがネックになる。台紙がアナログスティック等に引っかかりがちという点に気をつけることが貼り込み時のポイントだが、やはり慣れが必要だろう。できれば、台紙をフィルター型にしたり、もっと折り曲げやすいものにしたりなど、何か一工夫が欲しかったところだ。

 フィルター自体は吸い付きが良く、気泡もほとんどできない。また、小さい気泡ができても簡単に押し出せた。フィルター自体は貼りやすいので、位置合わせがうまく決まればキレイに貼り付けられる。操作部分の開口箇所も型がしっかり合っており、クオリティは高い。

 背面タッチパッド用のフィルターは表面ほど開口部が多くないので、こちらは表面用フィルターほど難しくはない。ただ、台紙が邪魔になるのは同様。モデル名プレート用保護シートは小さい長方形なフィルターなので若干扱いづらいところがあるが、こちらは軽く乗せてちょいちょいとツメ先で角度を合わせるぐらいで簡単に貼れた。

 貼り付け後の外観だが、これはさすがの一言。透明度が高くて色味の変化も感じさせない。フィルターのフチもキレイに処理されていて、貼っていることが目立たない。PS Vita本体全体を見るとフィルターのツヤが強めなためか、多少光の反射が目立って見える印象があるが、それもギラつきを感じさせるものではなく柔らかい。このためか、プレイ中は画面が明るく自然な映りだった。このあたりには、「光を積極的に取り入れて自然な画面にし紫外線はカットしている」という特徴を感じさせるところがある。

 背面タッチパッド用フィルターやモデル名プレート用保護シートも、成形がピッタリと合っていて自然な仕上がり。ただ、実際のプレイで手に持ってみると、背面タッチパッド用フィルターに若干の厚みがあるためか、左右のフチ(背面にあるくぼみの外)あたりのフィルターが多少手に引っかかりがち。フィルターがめくれてしまうような強いひっかかりではないのだが、少し気になるところだ。

 タッチの感触は、何も貼っていない状態にかなり近い。ほんの少しビニール質な滑りと抵抗感が加わるところがあるものの、ほとんど違和感のない感触だ。

 指紋の付きやすさや拭き取りやすさに関してだが、指紋の付きやすさ自体はそれほどでもないのだが、フィルターが明るくて反射が強めに見える傾向があるためか、指紋跡も白く光って見えやすく、結果的に目立って見えるところがあった。拭き取りやすさに関しては何も貼っていない画面と同程度という印象だ。


左の写真は画面全体に保護フィルターを貼ったところ、右は画面の右半分だけ保護フィルターを貼っている写真だ




「OverLay Magic for PlayStation Vita」

    メーカー:ミヤビックス
    価格:2,520円
    全面タイプ+背面タッチパッド全面タイプ

「OverLay Magic for PlayStation Vita 表面用保護シート」

    メーカー:ミヤビックス
    価格:1,470円
    全面タイプ

「OverLay Magic for PlayStation Vita 裏面用保護シート」

    メーカー:ミヤビックス
    価格:1,470円
    背面タッチパッド全面タイプ


キズ修復機能を持つ「OverLay Magic」。フィルターの特徴以外は「OverLay Brilliant」とパッケージ等の基本的な作りは同じだ
キズ修復機能や耐指紋コーティングが施されているということだが、基本的な外観は光沢タイプの「OverLay Brilliant」と大きな違いはない。自然な仕上がりになるフィルターだ

 こちらは、細かな擦り傷が時間が経つと自然に消える“キズ修復機能”を持つ、「OverLay Magic」のPS Vita用フィルター。

 「OverLay Brilliant」同様に3種類のパッケージがあり、「OverLay Magic for PlayStation Vita」が表面、背面、モデル名プレート用保護シートのセット。他2製品は、「表面用保護シート」は表面用シートのみ。「裏面用保護シート」は背面タッチパッド用シートとモデル名プレート用保護シートが入っている。

 こちらは基本的な形状やパッケージ内容に関しては「OverLay Brilliant」と同じだが、フィルターの表面層がNAR層というキズ修復層になっていること、指紋がつきづらく拭き取りやすいという耐指紋コーティングが施されていること、「OverLay Brilliant」の光透過率が90%以上という表記だったのに対して、「OverLay Magic」は91.9%というさらに高い透過率の記述がされているところなど、いくつか違いがある。

 貼り付けの方式やフィルターの開口箇所など、基本的なところは「OverLay Brilliant」と同じなので、そちらは「OverLay Brilliant」をご覧頂きたい。貼り付け後以降の「OverLay Magic」特有の部分について書いていこう。

 まずはフィルター自体についてだが、光沢タイプで、薄さや硬さも「OverLay Brilliant」と似ている。キズ修復タイプでも特殊な作りや感触は感じられず、通常仕様のフィルターとほとんど同じだ。

 貼り付け後の外観だが、こちらは「OverLay Brilliant」と見た目には大きな違いはなく自然な仕上がり。透明度が高く、色味の変化も少ない。「OverLay Brilliant」と同じ光沢タイプではあるが、こちらのほうがわずかにツヤが控えめなところがあるだろうか。おそらくは表面層の違いによるものと思われる。

 タッチの感触は何も貼っていない状態に近いが、「OverLay Brilliant」と比べてみると、こちらのほうがわずかに滑らかな感触。ビニール質な抵抗やつっぱり感が薄めで、触り心地はわずかながらこちらのほうが良いかもしれない。

 指紋の付きやすさや拭き取りやすさに関してだが、指紋がつきづらく拭き取りやすいという「耐指紋コーティング」が施されているということで、指紋の付着具合はやや薄まっていた。全く付かないということはなく、軽減される程度だが、ツヤによって指紋跡も目立ちがちだった「OverLay Brilliant」と比べるとかなり好印象だ。

 一方で、拭き取りやすさに関しては、指紋自体は軽く拭くだけでスッと拭き取れるのは確かだが、その代わりに拭き跡が見えやすいという傾向が見られた。クリーニングクロスで拭いた方向へと拭き跡が残りがちで、それを完全にキレイにするには丹念に拭かないといけない。結果としては逆にちょっとキレイにしづらかったという印象だ。


左の写真は画面全体に保護フィルターを貼ったところ、右は画面の右半分だけ保護フィルターを貼っている写真だ

 最後に、キズ修復機能を試してみた。10円玉でフィルターの端をこすって傷をつけ、そこから翌日まで時間を経過させてからチェックしてみるという方法だ。

 キズへの耐性がそこそこ高いという印象で、細かなキズは付くものの、フィルターの表層が削れてしまうような大きなキズは付かない。そのキズを翌日に見てみると、無数についた細かなキズはどれもキレイに消えていた。キズ修復機能の効果がしっかり現われており、時間が経てば消えるような細かなキズはついても、消えないような大きなキズはつきにくい。好印象な結果となった。


左は10円玉でキズをつけた直後、右は翌日の写真だ。細かなキズがかなりついたが、大きなキズはつかず、その細かなキズもキレイに消えていた。修復効果がしっかりと感じられると共に、保護性能の良さも好印象だ




・ ここまで試してみた中でオススメの画面保護フィルターは?

 今回は「OverLay Brilliant」とキズ修復機能のある「OverLay Magic」という、全面タイプのフィルターを試してみた。どちらもクオリティの高さは感じられるが、やはり貼り付けの難しさがネックだ。また、「OverLay Brilliant」は指紋が目立つところがあり、「OverLay Magic」は拭き取りにクセがあるなど、それぞれ気になる点があったのも残念。

 全面タイプのフィルターではこれまで、レイ・アウトゲームズの「気泡ゼロ高光沢防指紋保護フィルム」と宍喰屋の「フロントフェイス保護シート」をオススメしてきたのだが、「OverLay Brilliant」と「OverLay Magic」はその2製品と比べた場合、画面の映りや仕上がりの良さで言えば、自然さを重視した作りで引けを取らないレベルに仕上がっている。ただ、貼り付けのしやすさなど、総合的な面では若干見劣りするというのが正直なところだ。





■■ 注意 ■■
  • この記事の情報は編集部が検証した個体のものであり、すべての製品に共通するものではありません。
  • この記事の情報は検証時点現在のものであり、最新情報はバックナンバーをご参照ください。
  • この記事を読んで行なった行為によって、生じた損害はGAME Watch編集部および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。
  • GAME Watch編集部では、この記事についての個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。


(2012年 1月30日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]