■ 2010年5月第2週分 ■
プラット フォーム | タイトル | メーカー | ジャンル | 価格 | その他 |
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4月30日 | |||||
PSP | UNO | ゲームロフト | テーブル | 900 円 | オリジナル |
5月4日 | |||||
GOD | 侍道3 | スパイク | アクション・アドベンチャー | 2,000 MSP 2,940円 (クレカ購入) | GOD |
5月5日 | |||||
XBLA | RAYSTORM HD | スクウェア・エニックス | シューティング | 1,200 MSP | 移植[AC] |
5月6日 | |||||
PS3 | RAYSTORM HD | スクウェア・エニックス | シューティング | 1,500 円 | 移植[AC] |
5月11日 | |||||
Wiiウェア | 世界の面白パーティゲーム2 | シムス | パーティゲーム | 500 Wiiポイント | オリジナル |
Wiiウェア | ニックスクエスト | アガツマ・エンタテインメント | アクションアドベンチャー | 900 Wiiポイント | オリジナル |
Wiiウェア | プーヨーとあそぼう エピソード1 | アガツマ・エンタテインメント | 幼児向け知育トイゲーム | 500 Wiiポイント | オリジナル |
VC | スーパー蒼き狼と白き牝鹿 元朝秘史 | コーエー | シミュレーション | 800 Wiiポイント | 移植[SFC] |
GOD | バトルファンタジア | アークシステムワークス | 剣と魔法の対戦格闘 | 2,000 MSP 2,940円 (クレカ購入) | GOD |
5月12日 | |||||
DSiウェア | マイアミ★ナイツ~セレブ編~ | ゲームロフト | アドベンチャー/セレブ | 800 DSiポイント | オリジナル |
PSP | スターソルジャー | ハドソン | シューティング | 800 円 | UMDDL |
GA | ZERO DIVIDE2 | ズーム | 3Dロボット格闘 | 600 円 | 移植[PS] |
5月13日 | |||||
PSP | ユビスター | ソニー・コンピュータエンタテインメント | アクション | 300 円 | オリジナル |
PSP | マカロンリバーシ | ソニー・コンピュータエンタテインメント | テーブル | 300 円 | オリジナル |
PSP | クイズ アニマニア | ソニー・コンピュータエンタテインメント | クイズ | 300 円 | オリジナル |
5月19日 | |||||
XBLA | メタルスラッグXX | SNKプレイモア | アクションシューティング | 1,200 MSP | 移植[PSP] |
5月20日 | |||||
PSP | 銀星囲碁 | シルバースタージャパン | 囲碁 | 3,990 円 | UMDDL |
5月27日 | |||||
PSP | ブレイズ・ユニオン | アトラス | タクティカル・ファンタジーRPG | 4,980 円 | UMDDL |
5月予定 | |||||
VC | 平成 新・鬼ヶ島 前編 | 任天堂 | アドベンチャー | 800 Wiiポイント | 移植[SFC] |
VC | マジカルドロップ2 | D4エンタープライズ | パズル | 900 Wiiポイント | 移植[NG] |
配信日未定 | |||||
GOD | ザ・コンビニ 200X | ハムスター | 経営シミュレーション | 2,000 MSP 2,940円 (クレカ購入) | GOD |
VC | RELICS | D4エンタープライズ | アクション | 800 Wiiポイント | 移植[MSX] |
※表中の「VC」はバーチャルコンソール、「GA」はゲームアーカイブス、「PCA」はPCエンジンアーカイブス、「XBLA」はXbox LIVE アーケード、「GOD」はゲーム オンデマンド、「FC」はファミコン、「SFC」はスーパーファミコン、「N64」はNINTENDO64、「MS」はマスターシステム、「MD」はメガドライブ、「PCE」はPCエンジン、「AC」はアーケード、「UMDDL」は「UMD ダウンロード」、「GW」は「ゲーム&ウオッチ」、「DS」は「ニンテンドーDS」、「NG」は「NEOGEO」、「WM」はWindows Mobile、「MSP」はマイクロソフトポイントを指します。
この表は毎週、配信タイトルを追加し、月単位で更新していきます。配信タイトルは当日まで配信が明らかにならないこともあるため、過去に遡って更新することもあります。
PSNでは5月6日、XBLAでは5月5日にシューティングファン待望の「レイストームHD」が配信された。解像度が上がっただけでなく、オリジナル機体追加やランキングモード搭載など追加要素も豊富だ (C)TAITO CORPORATION 1996,2010 ALL RIGHTS RESERVED. |
今週も様々なプラットフォームにおけるDLCの情報を紹介していく。
・DSiステーション
DSダウンロードサービスとして、5月6日から「夢色パティシエール マイスイーツ☆クッキング 体験版」、「ゲームセミナー2009受講生作品 4作品」が配信。
マックでDSで5月28日から6月17日まで「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2」のレアモンスターやオリジナルゲームなどが配信される。
・ニンテンドーDSiショップ
DSiウェアとして、5月12日からセレブ生活を手に入れるべくマイアミの街を奔走するアドベンチャー「マイアミ★ナイツ~セレブ編~」(800DSiポイント)が配信。
・Wiiショッピングチャンネル
Wiiウェアとして、5月11日から世界各国の職業をモチーフとしたパーティゲーム第2弾「世界の面白パーティゲーム2」(500Wiiポイント)、ギリシャ神話をモチーフとした横スクロールアクションアドベンチャー「ニックスクエスト」(900Wiiポイント)、幼児向け知育トイゲーム「プーヨーとあそぼう エピソード1」(500Wiiポイント)が配信された。
VCとして、5月11日からユーラシア大陸統一を目指す歴史シミュレーション「スーパー蒼き狼と白き牝鹿 元朝秘史」(800Wiiポイント)が配信された。また、5月中には「平成 新・鬼ヶ島 前編」(800Wiiポイント)、「マジカルドロップ2」(900Wiiポイント)の配信が予定されている。
・PlayStaton Store
GAとして、5月12日からロボット同士の3D格闘ゲーム2作目となる「ZERO DIVIDE2」(600円)が配信される。
・PS3
追加アイテムとして、4月30日から「北斗無双」のDLC「無法者」など2種(100~800円)、「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」の「SPマップパック」(1,400円)が配信された。5月6日から「北斗無双」のDLC「お宝強奪計画」など2種(各100円)が配信された。5月11日から「スーパーストリートファイターIV」の「スーパー昇龍拳パック」(400円)が配信された。
・PSP
PSPオンライン配信専用タイトルとして、4月30日から多くの人に親しまれているカードゲームのPSP版「UNO」(900円)が配信された。
UMDDLとして、5月12日からPSPを縦に持ってプレイする名作シューティング「スターソルジャー」(800円)が、5月13日から「PSストア 毎月ザクザクキャンペーン」タイトルとして、「ユビスター」、「マカロンリバーシ」、「クイズ アニマニア」(各300円)が配信。
追加アイテムとして、5月6日から「真・三國無双5 Empires」のDLC「真・三國無双4 オリジナルカラーセット10」(無料)、「戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校」のDLC「物資回収演習 対C組」(100円)が配信された。
・Xbox 360
XBLAとして、5月19日から「THE KING OF FIGHTERS」のキャラクターも登場する2Dアクションシューティング「メタルスラッグXX」(1,200MSP)が配信される。
追加DLCとして、4月30日から「北斗無双」のDLC「無法者」など2種(560MSP)、「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」の「SPマップパック」(1,200MSP)が配信された。5月6日から「北斗無双」のDLC「お宝強奪計画」など2種(各80MSP)が配信された。5月11日から「スーパーストリートファイターIV」の「スーパー昇龍拳パック」(320MSP)が配信された。
特定のタイトルが一定期間ディスカウントされるXbox LIVE ゴールド メンバーシップ限定サービス「Deal of the Week」は、5月4日から5月18日まではXBLA「The Maw」(800→400MSP)がディスカウント価格で販売される。
●今週の注目タイトル | |
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ニックスクエスト
5月11日配信のWiiウェア「ニックスクエスト」(900Wiiポイント)。スペインのゲームスタジオOVER the TOP GAMES制作の横スクロールアクションアドベンチャーだ。2009年Dutch GAME AWARDSで「BEST EURO GAME」賞を受賞するなど、高い評価を受けている。 神々によって地上が統べられていた時代。ロウの翼を身にまとう青年イカロスと神の国に住む少女ニックス。人間と神の友情は、やがて巨人の怒りに触れ、地上は灼熱の炎に包まれる。翼が溶け、地上に落ちたイカロスを探すため、ニックスは1人、崩壊した地上に降り立つ。 印象的なのが古代ギリシャの世界をモチーフとし、光と影を用いて描かれたビジュアル。本作の神秘的な世界をあなたも味わってみてはいかがだろうか。 ● (C)2009.OVER the TOP GAMES. (C)2010.Agatsuma Entertainment Co.,LTD. |
■ ダウンロードソフトウェアレビュー
各ライターが独断と偏見でピックアップしたダウンロードソフトウェアを紹介するコーナー。最新のタイトルから配信済みのタイトルまで、気になるタイトルを紹介していきたい。
フィーディング フレンジー
●開発元:Sprout Games/発売元: Oberon Media●配信中(2006年3月16日)●価格:400MSP(600円相当)
●対応機種:Xbox 360●プレイ人数:1人●CEROレーティング:A(全年齢対象)
● シンプルながらも奥深い、魚系アクションゲーム
「フィーディング フレンジー」はサイドビュータイプのアクションゲーム。プレーヤーは海中を泳ぐ1匹の魚を操り、餌となる魚を捕食することで体を成長させ、食物連鎖の頂点を目指していく。ゲームの基本となるルールは、自分より大きな魚に食べられないように注意しながら、小さな魚を一定量捕まえるという非常にシンプルなものとなっているため、誰でも簡単にプレイすることができるだろう。また、操作も左スティックと数個のボタンを使用するだけなので、特に難しく感じることはなかった。
本作でまず最初に注目したいのは、プレーヤーキャラクターとなる魚の成長システム。ゲーム画面には魚が餌を食べることによって増加する成長度のゲージが表示されているのだが、このゲージが一定位置に達すると魚の体が1段階大きくなり、今まで捕食されていた大きな魚も餌にすることが可能となる。食物連鎖という本作のテーマに沿っているだけではなく、敵の制限から徐々に解き放たれていく開放感も味わえる成長システムは、単純ながらもユニークなおもしろさを持っているように感じられた。
プレーヤーの魚は3段階まで成長することができる。最終段階の大きさになれば、出現する魚の大半が餌となるため、縦横無尽に暴れまわることができる | |
プレーヤーの魚はダッシュや吸い込みを使用することも可能。大量の魚をまとめて飲み込んだときの爽快感は格別だ |
また、ミスをしたときのペナルティが、この成長システムをさらに際立たせてくれている。成長度のゲージが一定位置に達する前に大きな魚に捕食されると、それまでに貯めていたゲージが大幅に減少してしまうのだ。ミスを連発すると成長に遅れが出るだけではなく、ステージをクリアすることも不可能となってしまうため、プレーヤーは常に慎重なプレイを要求される。このときに生まれる緊張が、無事に魚を成長させ、食物連鎖の頂点に立ったときの爽快感や充足感をより高めてくれるのだ。
さらに魅力を感じたのが、ゲーム中に散りばめられた得点ボーナスのシステムである。本作はステージクリア型のゲームではあるものの、ステージごとに得点が記録されるため、ハイスコアを目指すという遊び方も可能となっている。得点を増加させる方法は多岐に渡り、どれもリスキーでプレーヤーを熱くさせるものとなっているが、その中でも特にユニークな要素が、タイトルにもなっている「フィーディング・フレンジー」である。プレーヤーの魚は連続して捕食することによって増加する「フレンジー・メーター」を満たすとフィーディング・フレンジー状態となり、得点の加算倍率を上昇させることができるのだ。魚を捕食する感覚が少しでも空いてしまうと、メーターはすぐに減少し始めてしまうので、得点倍率を保つためには常に魚を食べ続ける必要がある。しかし、フレンジー状態の維持を意識しすぎると、自然とプレイが大胆になってしまい、ケアレスミスを連発してしまう。こういったジレンマが作用することによって、「避ける」と「集める」だけの原始的なルールの中に、高いアクション性が生まれているように感じられた。アクションゲームのお手本と言っても過言ではない完成されたシステムが本作には備わっているのだ。
一定時間ごとに開閉する貝の中には、高得点の真珠がランダムに入っている。欠かさずに獲得したいが、閉まる貝に挟まれるとミスになってしまうので要注意 | ||
ステージクリア後のリザルト画面では、得点の他に魚のトリビアを紹介してくれる。ゲームに直接関係はないが、遊び心のうかがえる微笑ましい一面といえるだろう |
加えて、ゲーム中に表示される文字のサイズが大きいことも、個人的には好印象に感じられた。Xbox 360を含む次世代機のゲームのほとんどは、ハイビジョン環境でのプレイを想定して製作されているため、どれも文字が非常に小さく、旧世代のテレビで表示すると視認が困難となる場合が多かった。対して本作は、すべての文字が大きく、はっきりと表示されており、小さなテレビでも快適にプレイすることができた。わざわざ特筆することでもない事項だと感じるユーザーが大多数とは思うが、「次世代機を買ったはいいものの、テレビにまで回すお金がなくて……」と嘆いている友人を少なからず知っている筆者としては、非常にありがたいタイトルである。
全体的にそつがなく、安定感のあるタイトルに仕上がっている本作。グラフィックスがチープな点が残念ではあるが、それ以外の要素に関してはどれもしっかりと作られているため、ゲーム画面を見て不満を覚えないユーザーであれば確実にオススメできるだろう。また、ルールの簡単さやビジュアルの面から、小さな子供に遊んでもらえそうなタイトルとしても候補に挙げられそうな1本だ。価格も通常のXbox LIVEアーケードタイトルより安価な400MSPなので、気になったユーザーは気軽にダウンロードして、大海原を泳ぎ回ってみてほしい。
[Reported by 木原卓/パンチョ(ねこひげ合同会社)]