プラット フォーム	タイトル	メーカー	ジャンル	価格	その他
7月1日
DSiウェア	パズルいろいろ　月刊クロスワードハウス　Vol.2	任天堂	パズル	500 DSiポイント	オリジナル
DSiウェア	まほうじんとイメージけいさん	アイイーインスティテュート	さんすうトレーニング	200 DSiポイント	オリジナル
PSP	流行り神 PORTABLE 警視庁怪異事件ファイル	日本一ソフトウェア	アドベンチャー	2,200 円	UMDDL
XBLA	THE KING OF FIGHTERS '98 ULTIMATE MATCH	SNKプレイモア	2D対戦格闘	800 マイクロソフトポイント	移植[AC]
XBLA	Worms 2 : Armageddon	SNKプレイモア	戦略 & シミュレーション	800 マイクロソフトポイント	移植[PC]
7月2日
PSP	ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」 ダウンロード版	ソニー・コンピュータエンタテインメント	なつやすみアドベンチャー	3,800 円	オリジナル
7月7日
VC	スーパーパンチアウト!!	任天堂	スポーツ	800 Wiiポイント	移植[SFC]
VC	スカイキッド	バンダイナムコゲームス	シューティング	800 Wiiポイント	移植[AC]
7月8日
DSiウェア	エレクトロプランクトン トレーピー	任天堂	メディアアート	200 DSiポイント	オリジナル
DSiウェア	エレクトロプランクトン ハネンボン	任天堂	メディアアート	200 DSiポイント	オリジナル
DSiウェア	エレクトロプランクトン ナノカープ	任天堂	メディアアート	200 DSiポイント	オリジナル
DSiウェア	エレクトロプランクトン ツリガネムシ	任天堂	メディアアート	200 DSiポイント	オリジナル
GA	ファイナルファンタジーII	スクウェア・エニックス	RPG	600 円	移植[PS]
GA	でろーんでろでろ	テクモ	パズル	600 円	移植[PS]
GA	ガイアシード	ハムスター	シューティング	600 円	移植[PS]
Xbox360	バトルフィールド1943	エレクトロニック・アーツ	FPS	1,200 マイクロソフトポイント	オリジナル
7月9日
PS3	バトルフィールド1943	エレクトロニック・アーツ	FPS	1,500 円	オリジナル
7月14日
Wiiウェア	ケンテイ！TV Wii	廣済堂	クイズゲーム	1,000 Wiiポイント	オリジナル
Wiiウェア	ひらめきカードバトル メクルカ	トムクリエイト	神経衰弱風カードバトル	1,000 Wiiポイント	オリジナル
Wiiウェア	フィッシュアイズWii：フィッシュアイズ　チャレンジ	マーベラスエンターテイメント	ネイチャー＆フィッシング	500 Wiiポイント	オリジナル
Wiiウェア	メビウス・ドライブ	ジョルダン	レースゲーム	800 Wiiポイント	オリジナル
Wiiウェア	らくらく禁煙アプリWii 禁煙科の医者が教える7日でやめる方法	シルバースタージャパン	禁煙管理サポート	1,000 Wiiポイント	オリジナル
VC	SHINOBI 忍	セガ	アクション	800 Wiiポイント	移植[AC]
VC	バーニングフォース	バンダイナムコゲームス	シューティング	800 Wiiポイント	移植[AC]
7月15日
DSiウェア	ゲーム＆ウオッチ ボール	任天堂	アクション	200 DSiポイント	移植[GW]
DSiウェア	ゲーム＆ウオッチ フラッグマン	任天堂	アクション	200 DSiポイント	移植[GW]
DSiウェア	ゲーム＆ウオッチ バーミン	任天堂	アクション	200 DSiポイント	移植[GW]
DSiウェア	ゲーム＆ウオッチ ジャッジ	任天堂	アクション	200 DSiポイント	移植[GW]
PCA	デビルクラッシュ	ハドソン	ピンボール	600 円	移植[PCE]
PCA	ボンバーマン '94	ハドソン	アクション	600 円	移植[PCE]
PCA	高橋名人の新冒険島	ハドソン	アクション	600 円	移植[PCE]
PCA	戦国麻雀	ハドソン	麻雀	600 円	移植[PCE]
PSP	ジャンヌ・ダルク	ソニー・コンピュータエンタテインメント	シミュレーションRPG	2,200 円	UMDDL
PSP	ポポロクロイス物語 ピエトロ王子の冒険	ソニー・コンピュータエンタテインメント	アニメチックロマンチックRPG	2,200 円	UMDDL
PSP	REZEL CROSS	ソニー・コンピュータエンタテインメント	RPG	3,800 円	UMDDL
PSP	ブレイドダンサー 千年の約束	ソニー・コンピュータエンタテインメント	RPG	3,800 円	UMDDL
XBLA	Madballs Babo:Invasion	Xbox LIVE Arcade	アクション&アドベンチャー、シューティング	800 マイクロソフトポイント	オリジナル
7月16日
PSP	流行り神2 PORTABLE 警視庁怪異事件ファイル	日本一ソフトウェア	アドベンチャー	2,200 円	UMDDL
PSP	みんなで読書 ケータイ小説ですぅ～	ドラス	読書	1,500 円	UMDDL
PSP	みんなで読書 名作＆推理＆怪談＆文学	ドラス	読書	1,500 円	UMDDL
PS3	100円ゴミ箱	ソニー・コンピュータエンタテインメント	ゴミ処理アクションパズル	(3プレイ)100 円	UMDDL
7月21日
Wiiウェア	FFIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-	スクウェア・エニックス	RPG	(本編)800 Wiiポイント (追加シナリオ)300～800 Wiiポイント	移植[携帯]
VC	ファイナルファンタジーIII	スクウェア・エニックス	ロールプレイング	500 Wiiポイント	移植[FC]
VC	ローリングサンダー	バンダイナムコゲームス	アクション	800 Wiiポイント	移植[AC]
7月22日
DSiウェア	エレクトロプランクトン レックレック	任天堂	メディアアート	200 DSiポイント	オリジナル
DSiウェア	エレクトロプランクトン ヒカリノワ	任天堂	メディアアート	200 DSiポイント	オリジナル
DSiウェア	@SIMPLE DSシリーズ Vol.1 THE 密室からの脱出	ディースリー・パブリッシャー	脱出アドベンチャー	500 DSiポイント	オリジナル
7月28日
Wiiウェア	トミカドライブ しゅつどう！緊急車両編	タカラトミー	ドライブミッションゲーム	1,000 Wiiポイント	オリジナル
7月29日
DSiウェア	ゲーム＆ウオッチ ヘルメット	任天堂	アクション	200 DSiポイント	移植[GW]
DSiウェア	ゲーム＆ウオッチ シェフ	任天堂	アクション	200 DSiポイント	移植[GW]

　※表中の「VC」はバーチャルコンソール、「GA」はゲームアーカイブス、「PCA」はPCエンジンアーカイブス、「XBLA」はXbox LIVE アーケード、「FC」はファミコン、「SFC」はスーパーファミコン、「MS」はマスターシステム、「MD」はメガドライブ、「PCE」はPCエンジン、「AC」はアーケード、「UMDDL」は「UMD ダウンロード」、「GW」は「ゲーム＆ウオッチ」を指します。
　この表は毎週、配信タイトルを追加し、月単位で更新していきます。配信タイトルは当日まで配信が明らかにならないこともあるため、過去に遡って更新することもあります。

携帯アプリの移植となるWiiウェア「FFIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-」(本体:800Wiiポイント)。毎週無料のフリーシナリオが追加され、300～800Wiiポイントの追加シナリオも配信される (C)2009 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

　今週も様々なプラットフォームにおけるDLCの情報を紹介していきたい。

・DSiステーション
　7月16日からペンギンのベッカムが活躍するバトルアドベンチャー「ペンギンの問題X 天空の7戦士 体験版」、人気パズルシリーズ「ぷよぷよ7 体験版」のダウンロードサービスが開始。

・ニンテンドーDSiショップ
　7月22日からプランクトンを題材としたメディアアートシリーズ「エレクトロプランクトン レックレック」、「エレクトロプランクトン ヒカリノワ」(各200DSiポイント)、密室からの脱出アドベンチャー「@SIMPLE DSシリーズ Vol.1 THE 密室からの脱出」(500DSiポイント)が配信。

　8月になるが、DSiウェア「ヒミツの大奥」（800DSiポイント）がハドソンから配信される予定。携帯向けにリリースされている乙女ゲームの移植版となりそうだ。

・Wiiショッピングチャンネル
　Wiiウェアとして、7月21日から携帯アプリで人気の「FFIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-」(本編：800Wiiポイント、追加シナリオ：300～800Wiiポイント)が配信。同日、「おきらくすごろくWii」の追加コンテンツ第3弾（各300Wiiポイント）も配信された。3つの追加マップで遊ぶと新デザインの水着やサイコロでプレイできる。7月28日からは3種類の緊急車両の運転を楽しめる「トミカドライブ しゅつどう！緊急車両編」(1,000Wiiポイント）が配信される。

　8月の話題となるが、8月4日から、「ポケモン不思議のダンジョン冒険団シリーズ」の3つのダンジョンRPGタイトル「すすめ！炎の冒険団」、「いくぞ！嵐の冒険団」、「めざせ！光の冒険団」が各1,200Wiiポイントで配信開始される予定。8月25日には、「The world of Eric Carl はらぺこあおむしのABC」（800Wiiポイント）が配信開始予定。絵本作家エリック・カールの「The world of Eric Carle 絵本シリーズ」を題材にした知育系タイトルとなっている。また、今夏配信となる1ボタンで遊べる横スクロールアクション「トメナサンナーWii」（500Wiiポイント）、砂場で自由に砂のお城を作るシミュレーション「ビーチde お城をつくっちゃWow！」(500Wiiポイント）の2タイトルがKONAMIから発表となっている。

　関連情報としては、「珍道中!! ポールの大冒険」をリリースしたセガが、「珍シリーズ」最新作の制作を決定した。続編のキーワードは“珍スポ”ということで、7月24日にはなんらかの情報が明らかにされると思われる。

　VCとして、7月21日からFC世代では最後の「FF」となった「ファイナルファンタジーIII」が配信を開始。同日、世界刑事警察機構に属する主人公アルバトロスが秘密組織と戦う横スクロールアクション「ローリングサンダー」(800Wiiポイント)を配信。

　8月の話題としては、8月4日からVC「ファイナルファンタジーIV」（900Wiiポイント）の配信が決定した。Wiiウェア「FFIV ～ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-」と連動してのうれしい企画と言えるだろう。

・PlayStaton Store
　PSP/PS3にPCEタイトルをリリースする「PCA」が発表された。参入第1弾として、7月15日から「ボンバーマン'94」、「高橋名人の新冒険島」、「戦国麻雀」、「デビルクラッシュ」(各600円)の4タイトルが配信。PCAタイトルは、途中いつでもセーブができるだけでなく、そのセーブデータを5つまで作成が可能というのは便利だ（PSPとPS3ではデータの共有はできない）。また、プレイするタイトルがPCEに用意されていた「バックアップRAM」に対応していた場合、これも再現されており、バックアップRAMの状態に変更が加わるたび、自動的に更新される仕組みになっており、こちらのデータはPSPとPS3でデータを転送しあえる仕組みがとられていることが特徴（操作はPS3側で行なう）。いずれにしろ、SCEハードでも、VCのように多くのハードに対応していくのだろうか？ 今後の動向に注目したい。

・PS3
　7月16日からゴミ処理アクションパズルが気軽に遊べる「100円ゴミ箱」(3プレイ100円)が配信開始。アーケードのような課金形態が面白い試みになっており、この課金形態がどう普及していくのか、非常に興味深い。

　追加アイテムとして、7月16日から「アガレスト戦記ZERO」のDLC「堕天せし者パック」、「鉄壁防御パック1」など6種(無料～500円)、「真・三國無双5 Empires」のDLC「男性用エディット防具　アニメ『蒼天航路』曹操セット」、「男性用エディット防具　アニメ『蒼天航路』劉備セット」(無料)が、「リトルビッグプラネット」のDLC「Ghostbusters: The Video Game コスチューム」、「スライム コスチューム」など5種(200～600円)が配信開始。また、「みんなのGOLF 5」一部の追加アイテムが7月30日まで半額キャンペーンを実施中。

　7月21日から「大航海時代 Online ～Cruz del Sur～」の大規模アップデート「Expedition」を配信。ペットの新機能や新米航海者サポート機能が追加される。

・PSP
　追加アイテムとして、7月16日から「真・三國無双 MULTI RAID」のDLC「追加コンテンツ Version 21」(無料)が配信。

　無料体験版として、7月17日から「流行り神3　警視庁怪異事件ファイル 大容量体験版」、「みんなのスッキリ 体験版改良バージョン」が配信中。体験版がユーザーの意見で改良されるのはめずらしい。

・Xbox 360
　XBLAとして、7月15日から最大16人までのマルチプレイが楽しめるアクション「Madballs Babo:Invasion」(800マイクロソフトポイント)が配信。

　追加DLCとして、7月16日から「真・三國無双5 Empires」のDLC「男性用エディット防具　アニメ『蒼天航路』曹操セット」、「男性用エディット防具　アニメ『蒼天航路』劉備セット」(無料)が、7月23日から「バトルステーション:パシフィック」のDLC「Carrier Battles Map Pack」(800マイクロソフトポイント)が配信。

　「Fallout 3」のDLC第4弾「Point Lookout」(800マイクロソフトポイント)の情報が公式ホームページで公開された。また、Xbox 360「まもるクンは呪われてしまった！」が近日中にタイトルアップデートを行ない、同時期にDLC「鬼怒川のわ」も配信することが公式ホームページで発表された。続報に期待したい。

　8月の話題となるが、8月5日にXBLAにて「バブルボブルNeo!」が配信されることが決定。元祖AC版を再現した「クラシックモード」と、最大4人までの同時プレイが可能な「アレンジモード」が追加されている。800マイクロソフトポイントで配信されるが、240マイクロソフトポイントで追加コンテンツも予定されている。タイトーのXBLAタイトルに多い傾向だ。

　特定のタイトルが一定期間ディスカウントされるXbox LIVE ゴールド メンバーシップ限定サービス「Deal of the Week」は、7月14日～7月27日まで「斑鳩 IKARUGA」(800→400マイクロソフトポイント)がディスカウント価格で販売されている。

●今週の注目タイトル

100円ゴミ箱 PS3 ジャンル　ゴミ処理アクションパズル メーカー　ソニー・コンピュータエンタテインメント 発売日　7月16日 価格　(3プレイ)100円 公式サイト　http://www.jp.playstation.com/scej/title/gomibako/100yen/index.html 　PS3オンライン配信専用タイトルとして評価の高いゴミ処理アクションパズル「ゴミ箱 -GOMIBAKO-」が3プレイ100円というアーケードゲームのような課金形態になり「100円ゴミ箱」として登場。本作はクレーンで運ばれてくるゴミをゴミ箱からこぼれないように処理するアクションパズル。単純にゴミ箱にゴミを詰め込むだけでなく、破壊・焼却などを駆使しながらゴミ処理をしていく。なお、「100円ゴミ箱」の「胴のゴミ箱コース」全ステージをクリアすれば、「ゴミ箱 -GOMIBAKO-」でもゴミ箱内のゴミが壊れやすくなる「鋼のゴミ箱(HARDEN STEEL)」が初めから使えるようになる連動ネタも用意されている。弊誌でも別記事にて詳しく紹介しているので参照してほしい。 ● (C) 2009 Sony Computer Entertainment Inc.

珍道中!!ポールの大冒険

● ゲームによる1人ボケツッコミが炸裂する新感覚ギャグベンチャー

　「珍道中!!ポールの大冒険」は、ドット絵で描かれたキャラクターや、ピコピコと鳴るサウンドなど、ファミコン世代には懐かしく感じる横スクロールアクションゲームだ。しかし、ただ懐かしいだけのアクションゲームではない。ステージ内の至る所に仕込まれたお笑いネタを見つけ出し、発見するとゲーム自らがツッコミを入れるという、ゲームとお笑いが融合した新感覚の「ギャグベンチャー」が、本作の真の姿なのだ。

　ゲームは全6ワールド構成。各ワールドは3～4のステージで構成され、各ステージはポールがお城へ到達するとステージクリアになる。また、各ワールドの最終ステージには、ボスとの対決が用意されている。このボス戦に勝利しないと、お城へは到達できない。なお、ポールが、敵や鉄球などの障害物に当たったり、穴などに落ちたりするとミスになり、直前の場所から再スタートになる。残りプレーヤー数が1のときにミスをするとゲームオーバーだ。再度プレイするときは、到達したワールドのステージ1から遊べるようになっているので、コンティニューがなくても問題はないだろう。

　オプションによる設定の変更は、ツッコミ表示の有無、BGMやSE、ツッコミのサウンドの有無のみと、至ってシンプル。難易度やプレーヤー数などの設定変更はない。

　ポールの操作は、十字ボタンで移動、1ボタンで銃による攻撃、2ボタンでジャンプを行まう（クラシックコントローラでは、aボタンで攻撃、bボタンでジャンプ）。3Dスティックは使用できない。複雑な入力は要求されないので、Wiiリモコンで問題なく遊べるレベルだ。ジャンプしながら銃で攻撃することを考えると、個人的にはクラシックコントローラでの操作が遊びやすく感じられた。

　攻撃はポールの持つ銃で行なう。初期状態だと単発で射程も短く、画面内に1発しか出せない。そのため、ある程度は敵に近づいて攻撃を行なうことになる。たくさんの敵や、耐久力のある敵、ジャンプする敵が相手の場合は、ちょっとだけ慎重になりつつも、手早く攻撃を行おう。

　銃はパワーアップアイテムを取ることで強化される。アイテムを取り続けると、連射→射程距離延長→3方向に発射など、どんどん使いやすくなる。ボス戦などは、射程距離延長になっていると、格段に楽に倒せるようになるだろう。パワーアップは、ミスになるとなくなってしまうが、パワーアップアイテムの出現数は少なくないので、ミスによるデメリットは気にせずプレイしていきたい。

　本作のおもしろさは、ステージ内の至る所に仕込まれたお笑いネタと、それに対するツッコミにある。ゲーム内にお笑いネタを仕込もうとすると、得てして空回りしがちで、プレーヤーとの温度差がみるみる広がっていくものが多かった。しかし、本作については、ツッコミをセットにすることで、きちんとゲーム内で消化できている。さらに、ネタを現役の放送作家が複数で作っているため、ネタのセレクションは悪くないレベルだ。時期ネタに頼りすぎていないので、ネタの鮮度も問題ない。対象年齢層がファミコン世代と、ちょっと高めかもしれないが、プレイ時期に左右されることなく、笑いながら楽しめるだろう。

　ネタには、クオリティではなく、出現の難易度に応じて「金・銀・銅」の3種類のランクがある。ステージクリア後には、クリアボーナスとともに、ステージ内で出現させたネタのランクに応じてボーナスポイントが加算される（出現済みのネタを再度出した場合もボーナスが入る）。ゲーム内に仕込まれたネタは全部で100個。ステージクリアに制限時間が設定されていないので、じっくり探せるはずだ。

　1つ気になったのは、ツッコミのタイミング。スクロールのタイミングによっては、ネタに気づく前にツッコミが入り、ちょっともったいない気分になってしまった。慎重に進んでるとツッコミが早くなりがちなので、なるべくなら一定の速度で進み続けて、早めに画面内にネタを表示させるといい。

　ゲームがネタ優先になっていることもあり、難易度はかなり低め。そのため、アクションゲームとしては物足りなく感じる部分もあるが、ゲーム内のお笑いネタを見つけて笑い飛ばすことがメインと思えば、このぐらいが楽しみやすいだろう。ちなみに、2周目があり、当然難易度もアップするので、物足りなく感じるプレーヤーは、こちらを挑戦して欲しい。

恋人のシャロンを救い出すため、世界を駆けめぐる主人公のポール。かっこいいデモ画面の姿と、ゲーム画面での2頭身の姿がまったく違うのは、昔のゲームではよくある話	初めてプレイするときは、チュートリアルからプレイすることになる。複雑な要素はないので、このチュートリアルにさえ目を通しておけば、プレイ上で困ることはない	出現したネタに対して、クリアな音声で挿入されるツッコミ。ネタは普通に進めるだけでも、かなりの数が見つけられる。時間制限はないので、動き回ってネタを探したい
ワールドの最後はボス戦。一般的なアクションゲームと違い、細かなテクニックなど使うことなく戦えるのが本作の特徴だ。画面端から落ち着いて攻撃をくり返そう	アイテムが頻繁に出てくるのも本作ならでは。特に1UPアイテムの出現数は多く、同じ場面でミスをくり返すことさえしなければ、1プレイでのクリアも難しくない	ワールドによっては、氷の床でツルツル滑ったり、宇宙空間でジャンプ力がアップしたりする。普段とちょっと違うだけで、グンと難易度が上がった気がするのは気のせい？
ネタはミスと引き替えのものなど、文字通り体を張ってネタを取りに行くことになる。ワールド6からワールド1へ戻されてしまうものも存在するので、取りに行くのも命がけ	タイトル画面から選択できるギャラリーでは、いままでに集めたネタをすべて見ることができる。ネタの数は全部で100個。ネタコンプリートがゲームの目的のひとつだ	ワールド6をクリアすると、2周目を遊ぶことができる。2周目は、出現する敵が増えたり、ボスの攻撃が活発になったりなど、少々難易度がアップする。なかなか手強い