■ 2010年1月第5週、2月第1週分 ■
プラット フォーム | タイトル | メーカー | ジャンル | 価格 | その他 |
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1月5日 | |||||
Wiiウェア | ぼくはプラレール運転士 新幹線&蒸気機関車編 | タカラトミー | アクション | 1,000 Wiiポイント | オリジナル |
VC | カービィのきらきらきっず | 任天堂 | アクションパズル | 800 Wiiポイント | 移植[SFC] |
1月6日 | |||||
DSiウェア | G.Gシリーズ DARK SPIRITS | Genterprise | シューティング | 200 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | アーティストになろう! みんなの塗り絵 ねこ編 | ERTAINe | 趣味 | 500 DSiポイント | オリジナル |
GOD | レインボーシックス ベガス2 | ユービーアイソフト | ミリタリーアクション | 2,000 マイクロソフトポイント 2,940円 (クレカ購入) | GOD |
1月7日 | |||||
PS3 | みんなでスペランカー ブラック | アイレムソフトウェアエンジニアリング | 洞窟探検アクション | 1,200 円 | オリジナル |
PSP | 勇者30 | マーベラスエンターテイメント | 超速RPG | 3,500 円 | UMDDL |
1月12日 | |||||
VC | 沙羅曼蛇 | KONAMI | シューティング | 800 Wiiポイント | 移植[MSX] |
VC | パロディウス | KONAMI | シューティング | 800 Wiiポイント | 移植[MSX] |
GOD | 雷電Ⅳ | モス | シューティング | 2,000 マイクロソフトポイント 2,940円 (クレカ購入) | GOD |
1月13日 | |||||
DSiウェア | atチェス チャレンジスピリッツ | タスケ | チェス | 200 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | G.Gシリーズ D-TANK | Genterprise | シューティング | 200 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | アーティストになろう! みんなの塗り絵 上級編 | ERTAIN | 趣味 | 500 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | ピンボールアタック! | アルテピアッツァ | ピンボールアクション | 500 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | ジーニアスパーソナル 英和楽引辞典 | 任天堂 | 辞書ソフト | 800 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | ジーニアスパーソナル 和英楽引辞典 | 任天堂 | 辞書ソフト | 800 DSiポイント | オリジナル |
GA | ときめきメモリアル 対戦ぱずるだま PS one Books | コナミデジタルエンタテインメント | パズル | 600 円 | 移植[PS] |
GA | キュイーン | ハムスター | シューティング | 600 円 | 移植[PS] |
GA | チャンピオンシップバス | エレクトロニック・アーツ | スポーツ | 600 円 | 移植[PS] |
GA | ハイパークレイジークライマー | ハムスター | アクション | 600 円 | 移植[PS] |
1月14日 | |||||
PSP | ヒーローオブスパルタ | ゲームロフト | アクション・アドベンチャー | 600 円 | オリジナル |
PSP | 鉄拳6 | バンダイナムコゲームス | 対戦格闘アクション | 6,280 円 | UMDDL |
PSP | BLEACH ~ソウル・カーニバル~ PSP the Best | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 2Dスクロールアクション | 2,200 円 | UMDDL |
1月19日 | |||||
VC | サラダの国のトマト姫 | ハドソン | アドベンチャー | 500 Wiiポイント | 移植[FC] |
GOD | A列車で行こうHX | アートディンク | 都市開発鉄道シミュレーション | 2,600 マイクロソフトポイント 3,990円 (クレカ購入) | GOD |
1月20日 | |||||
DSiウェア | アタマを良くする暗算DS ぞうのはなふうせん | 新学社 | 数字タッチアクション | 200 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | 難読500漢字わーどぱずる | アイイーインスティテュート | 漢字トレーニング | 200 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | 練熟漢字小学2年生 | アイイーインスティテュート | 漢字トレーニング | 500 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | なりキャラ NARUTO-ナルト- 疾風伝 | タカラトミー | おもしろ写真加工ソフト | 500 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | リフレクトミサイル | 任天堂 | バウンドパズルバウンドパズル | 500 DSiポイント | オリジナル |
PCA | PC原人3 | ハドソン | アクション | 600 円 | 移植[PCE] |
PCA | THE 功夫 | ハドソン | アクション | 600 円 | 移植[PCE] |
XBLA | Vandal Hearts: Flames of Judgment | KONAMI | RPG | 1,200 マイクロソフトポイント | オリジナル |
XBLA | DEATH BY CUBE | スクウェア・エニックス | アクションシューティング | 800 マイクロソフトポイント | オリジナル |
1月21日 | |||||
PSP | 戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校 | セガ | アクティブ・シミュレーションRPG | 5,400 円 | UMDDL |
PSP | 本気で学ぶ LECで合格る 宅地建物取引主任者 ポータブル | スクウェア・エニックス | 本格宅建学習ソフト | 3,800 円 | UMDDL |
PSP | 本気で学ぶ LECで合格る 日商簿記3級 ポータブル | スクウェア・エニックス | 本格簿記学習ソフト | 3,800 円 | UMDDL |
PSP | 真・女神転生 デビルサマナー アトラス・ベストコレクション | アトラス | RPG | 2,310 円 | UMDDL |
PSP | プリンセス クラウン アトラス・ベストコレクション | アトラス | アクションRPG | 2,310 円 | UMDDL |
PSP | SNOW-PORTABLE- | プロトタイプ | 恋愛アドベンチャー | 3,500 円 | UMDDL |
1月22日 | |||||
PSP | マイコミBEST 最強 東大将棋 ポータブル | 毎日コミュニケーションズ | 将棋 | 1,200 円 | UMDDL |
1月26日 | |||||
Wiiウェア | ジャンケンパーティーぱらだいす | スタジオ斬 | バラエティ | 500 Wiiポイント | オリジナル |
Wiiウェア | 逆転裁判2 | カプコン | 法廷バトル | 1,200 Wiiポイント | 移植[DS] |
VC | オウガバトル64 | 任天堂 | シミュレーションRPG | 1,000 Wiiポイント | 移植[N64] |
GOD | アポカリプス ~ディザイア ネクスト~ | アイディアファクトリー | シミュレーションRPG | 2,000 マイクロソフトポイント 2,940円 (クレカ購入) | GOD |
1月27日 | |||||
DSiウェア | ACTシリーズ単語帳 日英編 | デジタル・メディア・ラボ | 教育データベース | 500 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | ACTシリーズ単語帳 日韓編 | デジタル・メディア・ラボ | 教育データベース | 500 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | なりキャラ 家庭教師ヒットマンREBORN! | タカラトミー | おもしろ写真加工ソフト | 500 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | ぶれいぶるー - バトル×バトル - | アークシステムワークス | 対戦アクション | 500 DSiポイント | オリジナル |
DSiウェア | 燃やすパズル フレイムテイル | 任天堂 | 燃やすパズル | 500 DSiポイント | オリジナル |
PSP | ヴァンパイア クロニクル ザ カオスタワー | カプコン | 対戦格闘 | 1,500 円 | UMDDL |
PSP | ブレス オブ ファイア III | カプコン | RPG | 1,500 円 | UMDDL |
1月28日 | |||||
PSP | るぷぷキューブ ルプ★さらだ ぽ~たぶる…またたび | ディンプル | ストーリーパズルゲーム | 3,990 円 | UMDDL |
2月3日 | |||||
DSiウェア | アーティストになろう! みんなの塗り絵 ミュシャ編 | ERTAIN | 趣味 | 500 DSiポイント | オリジナル |
2月10日 | |||||
DSiウェア | G.Gシリーズ ASSAULT BUSTER | Genterprise | 高速移動アクション | 200 DSiポイント | オリジナル |
2月11日 | |||||
PSP | SOCOM: U.S. Navy SEALs Portable | ソニー・コンピュータエンタテインメント | TPS | 3,800 円 | UMDDL |
2月17日 | |||||
DSiウェア | G.Gシリーズ ドリリング アタック!! | Genterprise | ドリリングアクション | 200 DSiポイント | オリジナル |
2月18日 | |||||
PSP | 銀星将棋PORTABLE | シルバースタージャパン | 将棋 | 3,990 円 | UMDDL |
PSP | クラシックダンジョン ~扶翼の魔装陣~ | 日本一ソフトウェア | アクションRPG | 4,000 円 | UMDDL |
PSP | 100万トンのバラバラ | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 解体切断アクション | 3,800 円 | UMDDL |
2月23日 | |||||
Wiiウェア | 逆転裁判3 | カプコン | 法廷バトル | 1,200 Wiiポイント | 移植[DS] |
2月25日 | |||||
PSP | みんなのテニス ポータブル | ソニー・コンピュータエンタテインメント | テニス | 3,800 円 | UMDDL |
PSP | QIX++ | タイトー | アクション | 2,800 円 | UMDDL |
PSP | GTI Club ワールド シティ レース | コナミデジタルエンタテインメント | レーシング | 3,800 円 | オリジナル |
配信日未定 | |||||
Wiiウェア | ファンタジックキューブ | ズーム | ファンタジックパズルゲーム | 800 Wiiポイント | オリジナル |
GOD | ザ・コンビニ 200X | ハムスター | 経営シミュレーション | 2,000 マイクロソフトポイント 2,940円 (クレカ購入) | GOD |
※表中の「VC」はバーチャルコンソール、「GA」はゲームアーカイブス、「PCA」はPCエンジンアーカイブス、「XBLA」はXbox LIVE アーケード、「GOD」はゲーム オンデマンド、「FC」はファミコン、「SFC」はスーパーファミコン、「N64」はNINTENDO64、「MS」はマスターシステム、「MD」はメガドライブ、「PCE」はPCエンジン、「AC」はアーケード、「UMDDL」は「UMD ダウンロード」、「GW」は「ゲーム&ウオッチ」、「DS」は「ニンテンドーDS」、「NG」は「NEOGEO」を指します。
この表は毎週、配信タイトルを追加し、月単位で更新していきます。配信タイトルは当日まで配信が明らかにならないこともあるため、過去に遡って更新することもあります。
宇宙船を操作し、炎でブロックを燃やしながらゴールを目指すDSi「燃やすパズル フレイムテイル」(500DSiポイント)。アイテムやパワーアップを駆使してハイスコアを狙え! (C) 2008-2009 Nintendo / Mindware |
来週から2月に入るため、2月分のリリース一覧も併せて掲載した。今週も様々なプラットフォームにおけるDLCの情報を紹介していく。
・ニンテンドーDSiショップ
DSiウェアとして、1月27日から手書き入力に対応した単語帳「ACTシリーズ単語帳 日英編」「ACTシリーズ単語帳 日韓編」(各500DSiポイント)、DSiのカメラでなりきり写真が作れる「なりキャラ 家庭教師ヒットマンREBORN!」(500DSiポイント)、最大4人での通信対戦が楽しめるアクション「ぶれいぶるー - バトル×バトル -」(500DSiポイント)、炎でブロックを燃やしながらゴールを目指す「燃やすパズル フレイムテイル」(500DSiポイント)が配信。
2月の話題となるが、G.Gシリーズ2タイトルが発表された。2月10日には「G.Gシリーズ ASSAULT BUSTER」(200DSiポイント)が、2月17日には「G.Gシリーズ ドリリング アタック!!」が配信される。
こちらも2月の話題となるが、DLCとして、「コロぱた」の追加ステージが、2月の毎週金曜日、4ステージずつ配信される。
・Wiiショッピングチャンネル
Wiiウェアとして、1月26日からジャンケンを題材として様々な遊びが楽しめる「ジャンケンパーティーぱらだいす」(500Wiiポイント)、人気法廷シリーズ第二弾「逆転裁判2」(1,200Wiiポイント)が配信。
追加DLCとして、「テイルズ オブ グレイセス」のDLC「みんなの鬼称号セット」など2種(200~400Wiiポイント)が配信された。
株式会社ズームがX68000でリリースされた“あのゲーム”をWiiウェアとして今春に500Wiiポイントで配信すると発表。続報に期待したい。
1月20日、近日配信予定の「ファンタジックキューブ」(800Wiiポイント)公式サイトがオープン。
VCとして、1月26日からニンテンドウ64で人気を博したシミュレーションRPG「オウガバトル64」(1,000Wiiポイント)が配信。
・PlayStaton Store
PCEとして、1月20日からPCエンジンを代表する原始世界のアクションシリーズから「PC原人3」(600円)、PCエンジン本体と同時リリースされた横スクロールカンフーアクション「THE 功夫」(600円)が配信された。
・PS3
オンライン配信専用タイトルとして、AC版に新機能「EX OPTION」などが追加された「アフターバーナークライマックス」(900円)が今春に配信決定。
追加アイテムとして、1月19日から「Wizardry 囚われし魂の迷宮」のDLC「忍者刀(1個)」など2種(各500円)が、1月21日から「真・三國無双5 Empires」のDLC「男性用エディット防具 西方セット」など4種(無料)、「バットマン アーカム・アサイラム」のDLC「狂気な夜 マップパック」(無料)、「ドラゴンボール レイジングブラスト」のDLC「正義の戦士パック」(無料)が配信された。さらに「Wizardry 囚われし魂の迷宮」のDLCは、1月26日に「備前長船」など2種(各500円)が配信されている。1月28日からは「アサシン クリードII」のDLC「フォルリの戦い」(480円)が配信される予定。
2月の話題となるが、「3Dドットゲームヒーローズ」のDLC配信スケジュールが決定。2月5日から「DLCパック第3弾」(100円)が、2月19日から「DLCパック 第4弾」(200円)が配信される。
・PSP
UMDDLとして、1月27日からカプコンを代表する対戦格闘シリーズから「ヴァンパイア クロニクル ザ カオスタワー」(1,500円)、「ブレス オブ ファイア」シリーズ第3弾「ブレス オブ ファイア III」(1,500円)が配信。
追加アイテムとして、1月21日から「戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校」のDLC「メルフェアの危機」など3種(無料)、「ファンタシースターポータブル2」のDLC「ヴァルキュリアの槍」など8種(無料)、「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!6 Pride of J」のDLC「ススペイタ」(無料)、「本気で学ぶ LECで合格る 宅地建物取引主任者ポータブル」のDLC「2009年度 更新問題」(無料)、「R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-」のDLC「ユニット ガスダーネッド亜種」など2種(無料)、「真・三國無双5 Empires」のDLC「男性用エディット防具 西方セット」など4種(無料)が、「剣闘士 グラディエータービギンズ」のDLC「チタシチーナ」(無料)が配信された。
無料体験版として、1月21日から「本気で学ぶ LECで合格る 宅地建物取引主任者ポータブル」、「本気で学ぶ LECで合格る 日商簿記3級ポータブル」、「100万トンのバラバラ」が配信された。
また、1月21日から弊誌で「真・三國無双 MULTI RAID 2」体験版A」のダウンロードを開始。さらに2月上旬には体験版第2弾も予定されているので期待したい。なお、本体験版は1月28日からPlayStation Networkでも配信される。
・Xbox 360
XBLAとして、AC版に新機能「EX OPTION」などが追加された「アフターバーナークライマックス」(800マイクロソフトポイント)が今春に配信決定。
追加DLCとして、1月21日から「真・三國無双5 Empires」のDLC「男性用エディット防具 西方セット」など4種(無料)、「ドラゴンボール レイジングブラスト」のDLC「正義の戦士パック」(無料)、「バットマン アーカム・アサイラム」のDLC「狂気な夜 マップパック」(無料)が配信された。1月28日からは「アサシン クリードII」のDLC「フォルリの戦い」(320マイクロソフトポイント)が配信される予定。
特定のタイトルが一定期間ディスカウントされるXbox LIVE ゴールド メンバーシップ限定サービス「Deal of the Week」は、1月26日から2月2日まではXBLA「Portal: Still Alive」(1,200→800マイクロソフトポイント)がディスカウント価格で販売される。
●今週の注目タイトル | ||
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ジャンケンパーティーぱらだいす
本作にはジャンケンを題材「あとだし脳トレジャンケン」、「たたいてかぶってジャンケンポン」、「モグジャンたたき」、「レンレンジャンケン」、「ジャンケンバトカード」といった様々な遊びが収録されている。この中から「たたいてかぶってジャンケンポン」、「ジャンケンバトカード」を紹介したい。 「たたいてかぶってジャンケンポン」は、TVのバラエティ番組などでお馴染みのゲーム。ジャンケンをして、勝てばハンマーで攻撃し、負けたらヘルメットで防御する。防御に失敗したり、勝敗に見合ったアイテムを選択しないとハートがなくなって負けてしまう。 「ジャンケンバトカード」は、様々な性能を持ったジャンケンのカードを出し合い勝負するカードゲーム。100種類以上ものカードからデッキを作り対戦する本格的なカードゲームに仕上がっている。また、ニンテンドーWi-Fiコネクションを使った通信対戦も可能。ゲーム中にはメッセージを相手に送ることが出来るので、メッセージを使って心理戦を仕掛けることもできる。 簡単なルールですぐに楽しめるゲームが多く収録されているため、友人や知人を集めてワイワイ楽しめるタイトルといえるだろう。 今回、配信を記念して、ジャンケンバトカード隠しカードが一部公開され、Wiiウェア「オーバーターン」のキャラクターカードが収録されていることが明らかにされた(上写真)。 ● (C) 2010 StudioZAN |
■ ダウンロードソフトウェアレビュー
各ライターが独断と偏見でピックアップしたダウンロードソフトウェアを紹介するコーナー。最新のタイトルから配信済みのタイトルまで、気になるタイトルを紹介していきたい。
ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣
●任天堂●配信中(2009年10月20日)●価格:500Wiiポイント
●プレイ人数:1人●対応コントローラ:Wiiリモコン/クラシックコントローラ/ゲームキューブコントローラ
● 第1作目は「手ごわいシミュレーション」のフレーズ通りの難易度
シミュレーションRPGの代表的なタイトルとして真っ先に上げられる「ファイアーエムブレム」シリーズ。シミュレーションゲームのユニットをRPGのような経験値で成長するキャラクターに当てはめて、ユニットを代わりの利く物量的なものから代わりの利かない固有のものへと変換させたシミュレーションRPGは、発売当時は新しいジャンルだったため、難易度が高く感じられ、あまり馴染んでいなかった。しかし、ユニットであるキャラクターに思い入れを持って遊ぶおもしろさがプレーヤー側から広がり、その後シリーズ化されるほどのヒットにつながっていった。
今回配信されたのが、シリーズ第1作目となる、1990年4月20日にファミコン用ソフトとして発売された「ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣」。本作は、スーパーファミコン版「ファイアーエムブレム 紋章の謎」、ニンテンドーDS版「ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣」といったリメイク及びリニューアル版が発売されており、前者は既にVCで配信済みだ(2006年12月26日より配信、900Wiiポイント)。
暗黒竜メディウス率いるドルーア帝国によって滅ぼされたアリティア王国。アリティア王国の王子だったマルスは、辺境の島国タリス王国へ身を寄せ、祖国解放の日を夢見ていた。しかし、ドルーア帝国に協力するガルダの海賊がタリス城を占拠。城から逃げ延びてきた王女シーダからこのことを聞いたマルスは、僅かなアリティア兵とともにタリス城へ向かう。これをきっかけに、戦乱が続くアカネイア大陸で、ドルーア帝国に対するアカネイア同盟軍の戦いが始まる。
ゲームは全25章構成。プレーヤーはアカネイア同盟軍として、各章に1つずつ用意されているマップで、敵側のドルーア帝国軍に勝利していくことで進む。ターン制で、自軍と敵軍のターンが交互に進み、それぞれの軍のユニットはターンごとに行動していく。マップ上には城か玉座があり、マルスがその場所でコマンドメニューの「しろ」か「ぎょくざ」を選ぶと勝利となる。マルスのHPが0になってしまうとゲームオーバーだ。
本作でのユニットは、1ターンに1回行動することができる。戦闘で経験値を入手し、経験値が100たまるとレベルアップ。ユニット別に決められた各パラメータの成長率によって、ランダムでパラメータがアップする。なお、特定のユニットは、レベル10以上で専用アイテムを使用すると、上級ユニットへとクラスチェンジできる。パラメータがアップするだけでなく、いままで使用できなかった武器も装備できるようになるので、クラスチェンジ可能なユニットは積極的に育てていきたい。
戦闘は、敵ユニットに隣接(間接攻撃の場合は1マス開ける)して「こうげき」を選択するか、敵軍ターンに敵側から仕掛けられたときに発生し、戦闘画面へと切り替わる。攻撃は仕掛けた側から行ない、双方の攻撃が終わるか、どちらかのHPが0になるかで戦闘が終了。終了後、自軍ユニット(NPCは除く)には経験値が入る。攻撃の際、通常時よりも多くのダメージを与える「必殺の一撃」や、双方の攻撃後に再度攻撃を行なう「再攻撃」が発生することがある。「再攻撃」は、相手側のユニットよりも、軽い武器を使っていたり、素早さが上回っていたりすると発生しやすいので、戦闘が行なわれる前に双方のパラメータをチェックしておいたほうがいい。
なお、自軍ユニットはHPが0になって倒れると、以降は登場しなくなる。そのため、序盤から犠牲を払って進めていくと、すぐに立ち行かなくなるだろう。救済策として第24章で1人だけ復活させることはできるが、戦力として計算できるものでもなく、実用的ではない。可能な限り、仲間を失うことなくゲームを進めていくのが、ゲームクリアのカギになるだろう。
セーブデータは2つ作成可能。章をクリアしたときのみセーブすることができる。章の途中で休みたいときは、中断という形で別個にデータを作ってセーブできるが、このデータはプレイを再開したときに消えてしまう。そのため、章の途中でユニットを失ってやり直したいときは、セーブしたデータがあれば章の最初からやり直すことになる。
シリーズ共通の特徴として、ユニット数が多いものの、マップ上へ出撃させられる数に制限がある。また、入手できる経験値に上限がある。そのため、すべてのユニットを同時に強くすることができず、育てるユニットによって攻略方法が大きく変わってくる。プレイヤーの遊び方によって、いろいろな楽しみ方ができるということだ。
本作ならではの特徴としては、以後のシリーズ作と比較すると、序盤にユニットが育てにくい。その理由は、経験値の算出方法にある。本作での入手経験値は敵ユニットによって数値が決められているが、以後のシリーズ作ではさらに自軍ユニットのレベルやクラスが影響している。レベルの低い自軍ユニットに経験値がたくさん入りやすくなるので、戦闘回数が同じなら、弱いユニットは育ちやすく、強力なユニットは育ちにくいということだ。そのような補正のない本作では、強いユニットほど育ちやすい傾向があるため、育てたいレベルの低いユニットを積極的に戦わせなければならず、そのぶんユニットを失う可能性が高くなっている。
また、「ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣」以降に採用されている、戦闘前に命中率などを表示したり、ユニットの移動可能範囲を表示したりなどは本作にない。戦闘前に、自軍のユニットと敵のユニットのパラメータを比較して、自分で判断してから行動を起こさないと、ダメージを与えられないのに攻撃を仕掛けてしまったり、相手に再攻撃されて返り討ちにあったりしてしまう。自分で判断材料を集めた上で、慎重な行動が要求されるわけだ。
既に本作のリメイク及びリニューアル版が発売され、本作と比べて遊びやすくなっているので、「ファイアーエムブレム」シリーズを初めて遊ぶ人にはそちらをオススメするのが筋だろう。しかし、システム面でのサポートがない「手ごわいシミュレーション」として楽しみたいのなら、複雑なシステムを採用していない本作が最適だ。育てるユニットを変えて何度も遊べるコストパフォーマンスの高さも含めて、是非チャレンジしていただきたい。
(c)1990-2009 Nintendo/INTELLIGENT SYSTEMS
□製品情報
http://www.nintendo.co.jp/wii/vc/vc_fea/index.html
ファイアーエムブレム 外伝
●任天堂●配信中(2009年11月4日)●価格:500Wiiポイント
●プレイ人数:1人●対応コントローラ:Wiiリモコン/クラシックコントローラ/ゲームキューブコントローラ
● ユニットを育てる楽しさをメインにしたシリーズ異色作
「ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣」でシミュレーションRPGという新ジャンルを切り開いたものの、高い評価の裏で、難易度の高さやシステムの複雑さを理由にプレイを躊躇するプレーヤーも見受けられた。その声を受けてか、若干RPG方向へ軸足を移して、ユニットであるキャラクターへ思い入れを持って遊びやすいように作られたのが、1992年3月14日にファミコン用ソフトとして発売された「ファイアーエムブレム 外伝」だ。
長い戦いの後、バレンシア大陸は南北に分かれ、南は大地母神ミラの支配する文化の国ソフィア王国、北は邪神ドーマの支配する騎士の国リゲル帝国となった。ソフィアは豊かな実りを与え、リゲルは大陸を守り、それぞれの道を歩んでいた。しかし、リゲルにもたらされた飢饉に対し、ソフィアが嘲笑で応えたことから、2つの王国は戦乱へと突入。兵力のないソフィアは敗北の一途を辿り、ソフィアのドゼー宰相もリゲルに寝返り、ソフィア城はリゲルの手に落ちようとしていた。そんな戦乱の中、ソフィアの騎士だったマイセン伯爵の指導を受けたアルムと、ソフィアの王女セリカが、大陸に平和を取り戻すため、それぞれが別の場所から長い戦いの旅に出発する。
ゲームは全5章のストーリーで構成され、1つの章の中にいくつもの戦闘マップやイベントが用意されている。それらは全体マップ上に配置され、戦闘を勝ち進むたびに、コマを進めるようにユニット(全体マップ上では主人公ユニットのみ)を進められる。主人公ユニットは、第1章ではアルムが、第2章ではセリカが、それぞれ進む。第3~4章では同じ全体マップに立つものの、別行動で進軍し、第5章でようやく合流して進む形になる。
戦闘マップでは、プレーヤー側が解放軍として、敵側のリゲル軍に勝利していくことでゲームが進んでいく。前作と同様のターン制だが、勝利条件は制限ターン数内に敵軍を全滅させること。主人公ユニット(アルムやセリカ)のHPが0になるとゲームオーバーだ。
戦闘の流れについては、レベルアップや自軍ユニットがHPが0になって倒れると以降は登場しなくなることなども含めて、前作と変わらない。クラスチェンジについては、レベル10以上になってアイテムを使用して行なわれていたものが、ユニットによってクラスチェンジ可能なレベルが設定され、そのレベル以上のときにほこらの中にある「ミラのしもべ」で行なえるようになった(一部特定のユニットのみイベントなどの条件が存在する)。アイテムも不要なので、気軽にクラスチェンジを行ない、ユニットを強化できるようになっている。また、一部のユニットは下級クラスへのクラスチェンジができるため、クラスチェンジの連鎖を延々と繋げることが可能だ。やり込み派にとっては、たまらない仕様だろう。
セーブデータは2つ作成可能。全体マップ上でのみセーブすることができる。戦闘マッププレイ中に休みたいときは、中断という形で別個にデータを作ってセーブできるが、このデータはプレイを再開したときに消えてしまう。
ちなみに、ゲームを最初から遊ぶ際に、+ボタンと-ボタンを押しながら2ボタンを押してファイルを選択すると、EASYモードが選べるようになる。EASYモードは、入手経験値が2倍になり、別行動しているアルム軍とセリカ軍でのアイテム受け渡しが簡単にできるようになる。通常のプレイと比較すると格段に易しく遊べるが、前作と比べると難易度が元から低く感じるため、なるべくならそのままプレイすることをオススメしたい。
本作ならではの特徴として、ユニットの育てやすさがある。まず、経験値の算出方法が変わり、同じ敵を相手にしたとき、強いユニットよりも弱いユニットのほうが得られる経験値が多くなった。そのため、弱いユニットへ経験値が与えやすくなり、序盤から成長が見込め、戦力がバランス良く整うようになった印象だ。
また、アルム軍とセリカ軍の2部隊に分かれていることで、戦闘に参加できないユニット数がかなり減った。まんべんなく育てやすく、1プレイ中に各ユニットの成長の度合いを見てから、どのユニットをより強化するか判断できるようになった気がする。
さらに、1度クリアした戦闘マップでも、再度訪れると敵が復活して再戦できるようになった。前作では、戦って勝てそうになかったらやり直すしかなかったが、今回から以前のマップへ戻ってユニットを強化してから挑戦できるわけだ。ユニットを失う危険性は、そのぶん低くなっていると言えるだろう。
他にも、お金の概念がなくなっていたり、武器の耐久度がなくなっていたりと、考えなければならない要素が格段に減っていて、ユニットの強化のみに専念できるようになっている。
前作の綱渡りのような難易度に慣れてしまったプレイヤーには物足りなく感じる部分もあると思う。しかし、本作でのRPG寄りにシフトした「ファイアーエムブレム」シリーズも、ユニットを育てる楽しさがわかりやすく、「外伝」というポジションならアリだと感じられる。この機会に遊んでいただきたいタイトルだ。
(c)1991-2009 Nintendo/INTELLIGENT SYSTEMS
[Reported by 梶原製作所/木原卓]