★ DSゲームレビュー★
新要素追加、大幅ボリュームアップ!
正統進化を遂げたSRPGの続編!
「デビルサバイバー2」
ジャンル:
  • シミュレーションRGP
発売元:
  • アトラス
開発元:
プラットフォーム:
  • DS
価格:
6,279円
発売日:
2011年7月28日
プレイ人数:
1人
レーティング:
CERO:B(12歳以上対象)

 7月28日、株式会社インデックス(アトラス)から「デビルサバイバー2」がリリースされた。本作は2009年に発売された「女神異聞録デビルサバイバー」の続編となるシミュレーションRPG。自社(アトラス)開発で、キャラクターデザインは「デュラララ!!」のイラストなどを手がけるヤスダスズヒト氏、ボスデザインは「ぼくらの」で知られる鬼頭莫宏氏、音楽は「ロマンシング サ・ガ」シリーズの伊藤賢治氏と豪華メンバーも参加している。

 全ての操作は十字キーとボタンで行なう。タッチペン操作は、ページ送りなど一部で利用できる程度となっている。

 早速、本作の魅力を紹介していきたい。



■ 続編ながら前作との繋がりはなく、本作からでも楽しめるストーリー。プレーヤーの選択により、ストーリーは変化していく!

大学受験を控えた高校3年の秋。
模擬試験を終えた帰り道で、あなたの携帯に1通のメールが着信する。

「死に顔動画がニカイアサイトにアップされたよ!」

メールの送り主は、死に顔サイト“ニカイア”。
友人が死ぬ時の光景が見られる、と噂されるサイトだった。
一緒にいた同級生のダイチやイオにもメールが届き、
それぞれが死ぬ時の動画“死に顔動画”がアップされていた。

その動画は現実のものとなり、
あなたたちは地下鉄の電車事故に巻き込まれるが、
意識を取り戻すと、
目の前には信じられない光景が
広がっていた。

突如出現した悪魔、
ニカイアの目的、未曾有の大災害。
生き残るために必要なのは、
“意思”を持つこと。

―― Let's Survive.

 突如として出現した悪魔、大災害、平和な日常は一変してしまう。ストーリーは、前作との繋がりはなく、前作をプレイしていなくても楽しめる。

生き残りをかけた新たな物語が描かれる本作。死に顔サイト“ニカイア”、大災害発生の理由といった多くの謎はゲームを進めることで明らかになる

 ゲームは大きく分けて、各地で発生するイベントを選択するアドベンチャーパートと、バトルパートの2つで構成されている。アドベンチャーパートでは1つのイベントを選択すると30分が経過。本作では、日本各地の様々な場所で様々なイベントが発生。1度のプレイで見尽くす事ができないほど多くのイベントを楽しむことができる。だが、それらのイベントは発生時間が限られているので、いつどこへ向かいどう過ごすのかはプレイヤー次第。イベントでは頻繁に選択肢が登場し、選んだ内容により、物語が変化。場合によっては、友と戦うことになってしまったりと、プレーヤーの選択次第で様々に展開していく。イベントに“BATTLE”と記載されているものを選択すれば、バトルパートへと移行。事前にバトルがあるか否か判別できるので、事前にセーブをしておくなどプレーヤーも心構えができて安心だ。

 通常、イベントやバトルを行なうと30分経過してしまうが、フリーバトルでは時間は経過せず、EXPを稼ぐことができる。フリーバトルを利用して、味方を強化していけば、シミュレーションRPGが苦手な人でもクリアまで辿り着けるだろう。

アドベンチャーパートでの選択により、イベントやバトルパートへと遷移。面倒な移動などはなく、おいしい部分だけが楽しめる作りになっている

 ここまでは前作と同様だが、本作では 縁というシステムが追加され、主人公とメインキャラクターとの親密度が表示されるようになった。詳しくは後述するが、縁はストーリーの変化だけでなく、バトルにも影響する重要なシステムになっている。キャラクターたちとはイベントで交流したりすることで絆が深まっていく。本作では、特定のキャラクターに関するイベントには、イベント事前情報に該当キャラクターのアイコンが表示されているので、絆を深めたいキャラクターのイベントを的確に追いかけやすく、とても役立つ。

仲間との親密度が表される縁。ストーリーだけでなく、バトルにも影響する重要なシステムで、親密度を上げることで様々な恩恵が受けられる特定のキャラクターに関連するイベントでは画面右に顔アイコンが表示される


■ ダブルエクストラターンの導入、スキル追加により、さらに戦略性・自由度の高まったバトルシステム!

 バトルパートでは、マス目で区切られたマップ上でユニットを動かし、敵に隣接させ、攻撃を行なう。これに関してはシミュレーションRPGではよくあるシステムなので迷うことはないだろう。だが、本シリーズでは、攻撃決定後にコマンド選択式のバトルへと突入する。RPGタイプのゲームでお馴染みのコマンド選択式のバトルなのだが、異なるのは行動ターン(1キャラクターが行動できる回数)が1回と限定されている点。このため、1回の攻防でどのような行動を選択するかが重要になってくる。基本的に敵味方共に3体で1チーム(味方は人間1体+悪魔2体で構成)となっており、敵チームの中央に配置されたリーダーを撃破すれば、チーム撃破となる。リーダーだけ狙って倒せば良さそうなものだが、リーダーはチーム内に味方がいると防御能力が増すため、倒しづらく、リーダーだけ撃破した場合には、残っている敵から得られる経験値やマッカ(ゲーム内通貨)が半分になってしまう。余裕があれば、チームの敵全てを撃破してEXPやマッカを稼ぎたい。

ユニットを動かして行動を決定するベーシックなシミュレーションゲームのシステムに、コマンド選択式のバトルを融合させることで生まれた新たなバトルシステムが本シリーズの最も大きな特徴の1つ。バトル内容に応じて、バトル後に得られるマッカにボーナスが付くといった要素もある

 基本、攻守1ターンのみなのだが、相手の弱点を突いたり、耐性の高い攻撃を受けると、エクストラターンが発生することがある。これはキャラクター単位で発生するもので、エクストラターンを得たキャラクターは、再度行動することができる。ここまでは前作と同様だが、本作ではダブルエクストラターンが追加され、1度のバトルで3回目のターンが得られるようになった。通常のエクストラターンと異なり、ダブルエクストラターンの恩恵を得るには、発生に必要なスキルを持つ仲魔(味方の悪魔)がチーム内にいなければならないが、うまく用いればかなり有利に戦闘が進められる。

通常、1回の戦闘で、1体の人間や悪魔が行動できる回数は1回だが、エクストラターンが発生すれば、もう1回行動が可能に。さらに本作からは3回目の行動ができるダブルエクストラターンが導入された。ダブルエクストラターンは強力だが、特定のスキルを所持する仲魔がいなければ発生しない。また、通常だと攻撃や回復系スキルの射程は1マスで、チーム同士で隣接しないと使うことはできないが、「混沌の息吹」といったスキルを所持する仲魔がいれば、射程は2~4マスに増える。その分、エクストラターンが発生しなくなるといったデメリットはあるが、敵チームの射程外から一方的に攻撃可能で、戦術の幅が広がるので、最低でも1チームは2マス以上の射程にしておきたい。他にも、攻撃行動終了後、続けて再度攻撃行動が可能なスキルなども存在する

 本シリーズの戦略性を高めている要素として忘れてはならないのが、バトル突入前、突入後にもスキルが使用できる点。所持スキル次第では、弱体スキルを使用→回復スキルを使用→バトル→回復スキルを使用といったことが可能。チームの1回の行動で、1キャラクター1回のスキルが使用できるため、最大で3つのスキルが使用できる。本作ではスキルが大幅に追加され、さらに戦略性が増している。

バトル中だけでなく、ユニットを動かす場面でのスキルの使い方は重要。バトル開始前・後どちらでも使えることが戦略性を高めている

 バトルパートでの行動順は、基本的にバトル開始時のみ味方ユニットから動かせるが、その後は、前回の行動や状態異常などによって大きく変化する。例えば、移動→攻撃とした場合より、攻撃のみ、移動のみの方が、次の行動順が早く訪れるわけだ。場合によっては、移動→攻撃とした後、そのユニットの行動順になるまでに同じ敵から3回攻撃を受けてしまうなんてことも。これは敵も同様なので、よく考えて行動を決定したい。

主人公のみ、レベルアップ時に上昇させるパラメーターを任意で決定する。パラメーターはセットできるスキルにも影響する

 EXPでのレベルアップは、人間・悪魔共に共通で、レベルアップするとパラメーターが自動で上昇する。ただし、主人公だけは例外で、1レベル毎に1ポイントが得られ、力(物理攻撃/防御に影響)・魔(MP量、魔法威力/防御に影響)・体(HP量、物理/魔法防御などに影響)・速(行動順などに影響)のいずれかにポイントを割り振ることができる。力・魔・体・速のパラメーターは、セットできるスキルにも影響するので、育成方針に従って慎重にポイントを割り振りたい。ちなみに各パラメーターの最大値は40で、レベル99になっても全パラメーターMAXとはならない。


 パラメーターによりセットできるスキルは限定されるが、チームのリーダーである人間は、自由にスキルを選んでつけかえることができる。セットできるスキルは、バトルやフィールドで使用できるコマンドスキル3種、セットするだけで自動で効果を発揮する自動効果スキル3種、バトル開始時に自動でスキル効果の得られる先制発動スキル1種の計7つ。バトルパート開始時には、敵の情報が確認できるので、有用な攻撃・防御系スキルを組み込むようにしたい。敵の弱点となる攻撃スキルがあれば、大ダメージを与えられるし、弱点を突くことでエクストラターンが発生しやすくなるため、有利に戦闘できるからだ。

コマンドスキル、自動効果スキル、先制発動スキルをどう組み合わせるかでキャラクターの性能は大きく変化する。バトル開始前に敵のステータスを確認し、敵に合わせてセットすれば楽に戦闘を進めることができる

 スキルは、初期から所持しているものを除き、スキルクラックで増やしていく。スキルクラックは、バトルパート開始時にクラックしたいスキルとそのスキルを持つ敵をチームごとに選択し、選択したチームがその敵を撃破することでスキルが得られる。各チーム毎にクラックするスキルが選択できるため、最大4チーム出撃できる本作では、1回の戦闘で最大4つのスキルが得られる。さらに本作では縁システムが導入されたことでスキルクラックがしやすくなっている。縁が一定以上になると主人公とそのキャラクターの間でスキルクラックが共有され、共有されたチームであれば、スキルクラック選択で決定したチームでなくてもスキルがクラックできるのだ。主人公の行動・選択により、縁のステージは上昇していくのだが、スキルクラックの共有化やストーリーの変化以外にも、ステージの上昇次第で、特定攻撃への耐性獲得、悪魔合体解禁、自チームの悪魔を瞬時に仲間チームに送ることのできる「悪魔添付」開放と、大きなメリットが得られる。

バトルパート開始前にクラックするスキルとそのスキルを所持する悪魔を選択。選択したチームがその悪魔を撃破すればスキルが獲得できる。縁のステージが一定以上になると主人公とそのキャラクターの間でスキルクラックが共有され、どちらのチームで撃破してもスキルクラック成功となる


■ 作成できる悪魔数倍増!悪魔全書、アドオン機能追加!使いやすく、やりこみ度の上がった悪魔合体!

 人間1体+悪魔2体で1チームでバトルを進める本作では、より強い悪魔をチームに組み込むことが欠かせない。基本的に仲魔を増やすにはオークションを活用する。オークションでは、バトルで入手したマッカで悪魔を落札できる。オークションというだけあって、他にも入札希望者がおり、競り勝たねば落札することはできない。開始金額、即決金額の2つが設けられており、他の入札者と競る場合には開始金額以上の落札価格を設定すれば落札成功となる。他の入札者の落札金額は最後までわからないが、予想金額は事前に確認できるので、その額を上回るように設定すれば、大抵の場合落札できる。即決金額は、その額を支払えば落札が確定し、すぐに悪魔が入手できる。オークションのラインナップはイベントなどでの時間経過でやフリーマップ更新される。ゲームを進めていくと、オークション会員のランクをアップすることができ、会員ランクが高くなるにつれ、より高レベルの悪魔が落札できるようになる。

簡単に仲魔が増やせる便利なオークション。即決金額を支払えば落札が確定するが、高めの金額が設定されているので、通常の落札がオススメ。他の入札者の予想金額を参考に落札しよう

 オークションでは稀にスペシャルオークションが発生する。スペシャルオークション中は、高い能力を持つ悪魔や従来より安い価格の悪魔が出品される。落札方法も少し変わっていて、入札者が次々と入札し、最後にファイナルビッドで最高額を提示した人が落札できるようになっている。スペシャルオークションで落札できる悪魔は、かなりお買い得なので、発生したら積極的に利用するといいだろう。

時折出現するスペシャルオークションでは、高い能力を持つ悪魔や通常では考えられない安値で悪魔が出品される。次々に入札し、ファイナルビッドで最高額を提示すれば落札という普段とは違った落札方法なのだが、ファイナルビッド前であっても他の落札者がギブアップする額を提示すれば落札が確定する

 悪魔はバトルでEXPを得ることでレベルアップするが、多少のレベルアップよりも2体の悪魔を合体させる「悪魔合体」で、生み出す新たな悪魔の方が強い場合が多い。悪魔合体で生み出すことができる悪魔は、主人公のレベルを上げるとどんどん増えていく。よりレベルの高い悪魔を合体で生み出して、チームを強化していくのがオススメだ。

 悪魔合体では任意の悪魔を選択する2身合体、悪魔種別や所持などの条件を絞り込んで合体可能な悪魔を絞り込む検索合体の2つが選択できる。大抵の場合、生み出すのに必要な2体のバリエーションは複数存在する。合体させる際には、元の2体が持つスキルを継承することができる。特定のスキルを継承させたいなら、スキルの所持状況をチェックして、合体させる悪魔を決定しよう。

悪魔合体では2体の悪魔を合体させ、強力な悪魔を生み出せる。2体の悪魔が所持しているスキルは引き継ぎ可能。スキル引継ぎをうまく重ねていけば、とんでもない性能の悪魔を生み出せる

 悪魔合体に関連するシステムとして、本作からアドオンという新システムが追加された。アドオンには、力+2、魔+2などがあり、利用することで、同じ悪魔でもより強力な性能を持つ悪魔が生み出せる。パラメーターアップだけでなく、合体後、通常外すことのできないスキルを外したり、クラック済みの特定タイプのスキルを継承スキル候補として追加できるものも存在する。アドオンはバトルで得られるもので、効率の良い戦い方をすることで入手確率が上昇する。

本作から追加されたアドオンを用いれば、より強い悪魔が生み出せる。例えば、上記スクリーンショットの場合、コマンドスキル「護りの盾」、自動効果スキル「衝撃反射」は強制的にセットされるため、任意でセットできるコマンドスキルは2つしかないが、アドオン「コマンド開放」を使えば「護りの盾」が外され、コマンドスキルが3つセットできるように!

 特定のスキルを狙って持たせるには、所持スキルを確認しつつ悪魔合体をする必要があり、場合によっては何度も悪魔合体を繰り返さなければならない。幾度もの合体を繰り返し、作り上げた悪魔を合体して消費してしまうと、再び同じような悪魔を生み出すのは手間がかかる。だが、本作では悪魔全書が追加されたため、その心配はなくなった。悪魔全書はバトルや合体で成長した仲魔を登録することができ、1度登録された悪魔はマッカを支払うことでいつでも呼び出せる。この点は悪魔合体において、かなり大きい。大抵の悪魔は何かしら弱点属性を持つが、弱点属性をカバーするスキルを持つ悪魔を登録しておけば、簡単に弱点のない悪魔を作成できるし、攻撃面においてもパラメーターや用途に合ったスキルを持つ悪魔を生み出すことが容易になった。アドオンと悪魔全書により、悪魔合体は、遊びやすさ、自由度共に大幅に向上した。筆者同様、悪魔合体にハマる人は続出することだろう。

悪魔全書では悪魔の登録、召喚、解説閲覧が可能。成長後の登録は任意だが、悪魔合体で初めて生み出した際には自動で登録されるため、登録を忘れて呼び出せない!なんてことは発生しない。苦労して生み出した悪魔がいつでも呼び出せるため、重宝するありがたいシステムだ。本作には人間の装備品購入などはなく、オークションと悪魔全書からの召喚がマッカの使い道となる


■ クリア後のお楽しみ!様々な特典が得られるサバイバーズ・アワード!

 マルチエンド制の本作を遊び尽くすには周回プレイが必須。周回プレイ用に用意されているのがサバイバーズ・アワードだ。クリアデータからゲームを再開すると、達成した行動、Actionに応じてポイントが獲得でき、ポイントを使用すれば特典が得られる。Xbox 360の実績やPS3のトロフィーをイメージしてもらうとわかりやすいだろう。特典は、育てた仲魔との再契約、スキルの継承、マッカの継承など様々。人間のキャラクターのレベルは引き継げないが、特典を利用することで、2周目以降はゲームをサクサクと進めることができる。

 これまでの周回プレイで得られるポイントは保存されるため、どんなプレイ内容であっても得られるポイントは減ることがない。例えば、1周目でエンディングA、2周目でエンディングBとなった場合、2周目のクリアデータをロードすると、エンディングA+Bのポイントが得られる。基本的に周回プレイを重ねることでポイントが増えていき、より多くの特典が得られるようになっているわけだ。ポイントは残しておいても、加算はされたりはしないので、使い切るといいだろう。特典には引継ぎ系だけでなく、隠しボスが登場するようなものもあり、ストーリー以外の点でも周回プレイが飽きずにプレイできるよう考えられている点も嬉しい。

達成した行動、Actionに応じてポイントが得られ、そのポイントで特典が得られる。主人公ら、人間のレベルやステータスは引き継げないが、特典次第では最初から強力な悪魔と契約した状態でゲームをはじめられるのでサクサクと進められる


■ 最後に

 縁によるスキルクラックの共有、ダブルエクストラターンといった新システムの採用、スキルが大幅追加されたことで前作の良さを活かしつつも、より深みのある、本シリーズならではのバトルが楽しめるように設計されている。システムが追加されると複雑化し、理解しにくいことが多いが、順を追ってシステムが開放されたりと理解しやすくなっており、複雑さを感じさせない点も評価したい。悪魔全書から登録済み悪魔がすぐに呼び出せることで、悪魔合体のしやすさも大幅に向上。さらにマルチエンドのストーリー、それまでのプレイが無駄にならないサバイバーズ・アワードと、周回プレイが飽きずにプレイできるように考えられており、2周目以降でのみ追加される歯ごたえのあるバトルの存在も嬉しい。

 筆者のクリアタイムは30時間程度。悪魔合体にハマってしまい、かなりの時間を費やしてしまったため、クリアすることを重視すれば、もっと短い時間でクリアできるだろう。前作と比べ、イベントシーンや合体で生み出せる悪魔の数は約2倍とボリュームは十分すぎるほどあり、長時間プレイしたい方にもオススメできる。

 シミュレーションRPGながら、バトル突入後にはコマンド式バトルになるという、2つの馴染みあるシステムを融合させた、新しくも、親しみやすいゲームシステムを採用している本シリーズ。前作同様、適度な歯ごたえと、遊びやすさのバランスはお見事。万人にオススメできるシミュレーションRPGだ。


Amazonで購入

(2011年 9月 7日)

[Reported by 木原卓 ]