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Xbox 360ゲームレビュー

リアルでシンプルなモト・トライアル!
奇想天外の超絶コースでいざ勝負!

「TRIALS HD」

  • ジャンル:レース / エクストリームスポーツ
  • 開発元:RedLynx
  • 発売元:マイクロソフト
  • 価格:1,200マイクロソフトポイント
  • プラットフォーム:Xbox 360
  • 発売日:8月12日(発売中)
  • プレイ人数:1
  • レーティング:CERO:A(全年齢対象)

Xbox LIVEアーケードに出現した一見謎のゲーム。ひとたびプレイすればその魅力にやみつきとなる

 Xbox 360のゲーム配信サービスであるXbox LIVEアーケードに、手ごたえのあるゲームが続々登場している。今回ご紹介する「TRIALS HD」は、その中でもひときわ輝く1本だ。本作はフィンランドのデベロッパー RedLynxが開発した横スクロールのバイクアクションゲームで、マイクロソフトより8月12日に配信が開始された。リリースされる前からそれほど注目されていたわけでもなく、プロモーションに積極的なタイトルでもなかったため、ついつい見落としがちな作品ではあるが、実際にプレイしてみるとこれが本当に良くできたゲームなのである。

 本作は、モトクロスバイクで山野の荒地や人工的に造成した凹凸豊かなコースを走破するエクストリームスポーツ「モト・トライアル」をテーマとしたバイクアクションゲームだ。物理エンジンでリアルに再現されたバイクを操り、横スクロールで表現された各種の難関コースをクリアしていくことがゲームの目的である。

 CEROレーティングは「A」(全年齢対象)となっているが、その内容は極めてエキサイティングであり、かつストイックだ。物理エンジンを駆使したバイクの挙動と奇想天外な構造のコースは、ささいなミスでライダーを大クラッシュに誘い、プレーヤーをあの手この手で苦しめる。そこらじゅうに仕掛けられた悪質なトラップを幾度もの挑戦で学び、繊細なコントロールで踏破しよう。艱難辛苦を乗り越え、ついにゴールを極めれば、その達成感は格別だ。



■ 操作のすべてはアクセル、ブレーキ、前後の体重移動。
 この繊細なコントロールを極めることができるか?

プレイの基本はチュートリアルコースで学べる。操作はきわめて直感的
滑って、転んで、引っかかって、クラッシュ。本作をプレイする限り、数百、数千回とクラッシュし続けることになるだろう

 「TRIALS HD」は実にシンプルなレースゲームだ。プレーヤーの目的は、各コースのゴールを目指すことのみ。そこでプレーヤーはモトクロスバイクを操作して数々の障害を乗り越えていくわけだが、その操作もきわめてシンプルだ。基本操作はアクセル、ブレーキ、そして前後への体重移動しかない。コントローラーの左アナログスティックと、左右トリガーだけですべての操作ができてしまうのだ。

 そこまでシンプルでありながら、本作は恐ろしく奥が深い。その理由は大きくわけて2つあり、ひとつはバイクの挙動が極めて繊細で、ちょっとした姿勢や運動量の違いからまったく異なる展開が生まれることだ。もうひとつは、各コースのつくりに工夫が凝らされており、攻略のために様々なテクニックが必要となることである。

 本作ではオブジェクト挙動に物理エンジンを大々的に取り入れており、中でもバイクの挙動は実にリアルだ。バイクの前後のタイヤ、ボディ、そしてライダーの体までも、走行姿勢や推進力に大きな影響を与える。そこで重要になるのが、アクセルワークと体重移動の技術だ。

 

 具体的には、体重を後ろに預ければ後輪の接地圧が高まる。当然、そのままフルアクセルすればバイクはウィリー状態になる。逆に体重を前に預ければ、前輪へのプレッシャーが高まる。急停止しながらこれを行なえば、当然バイクは前傾して倒れこむことになる。そして、素早く前、後ろ、前と体重を移動させると、物理制御されたバイクのサスペンションの働きで、バイクは一瞬だけ空中に浮く。こういった挙動を利用した様々な操作テクニックが存在するのだ。

 たとえば、ジャンプ台を通過する際に体重を後ろに掛けて後輪への圧を高めておき、ジャンプする直前に体重を前に移動することによって、通常より高くジャンプするようなテクニック。あるいは、着地時に前輪から接地しつつ、素早く後ろ、前、と素早く体重移動を行なうことで大きく跳ねることを防ぐ方法。各コースの障害物に応じて様々な技術が必要となるが、すべてはこの体重移動の機微によって生み出されるわけで、シンプルでありながら実に広がりのあるゲーム性を楽しめるのだ。

本作の基本はとにかく「体重移動」のコツをマスターすること。挙動がぶれて慌てて前後の操作を入れると、車体が跳ね暴れて余計悪い状況になるので、慎重に慎重に操作しよう


■ ビギナーからコアゲーマーまであらゆる層を魅了するコースたち

「EASY」レベルのコースはあまり悩まずにプレイできる。しかしEASYといえどもアクセルべた踏みでクリアできるということは意味しない。足場が崩れたり意外なトラップが仕掛けられているので油断はできない
「MEDIUM」レベルでは次第に繊細なコントロールが要求されるようになる。着地点をうまく定めて、次のジャンプに備えよう
「HARD」以降のコースはひたすら地獄。チェックポイントの間隔も広めになってくるので、無数のリトライを通じてコースを体で覚えるしかない

 次にコースの内容に注目してみたい。本作には「BEGINNER」、「EASY」、「MEDIUM」、「HARD」、「EXTREME」の5つの難易度に分類された、50以上のコースが用意されている。1コースあたりのクリアタイムはおおむね20秒〜1分程度の短いものばかり。ただし、このクリアタイムはミスがなければの話だ。

 もし、本作をはじめてプレイするのなら、まずは「BEGINNER」難易度からクリアしていこう。ごく簡単なコースでバイク操作の基本を学ぶことができる。そして次に「EASY」の10コース。ここでは凸凹の大きくなったコース構造の前に、何度か痛い目に遭うけれども、それほど苦労することなく走破できるはずだ。

 問題は「MEDIUM」以上の難易度になってからである。このあたりからコースの立体的な構造が激しくなり、急激な坂道、着地点の障害物、狭い足場……等々、一筋縄の走法では完走することすら容易ではなくなってくる。特定のポイントで何度も何度もクラッシュして、無数のライダーを墓場に送りながらコース構造を学ぶことになるだろう。

 そして「HARD」以上のコースでは、さらに悪質な、「初見殺し」としか言いようのないトラップが続出。物理エンジンを縦横無尽に駆使したギミックたっぷりのコースもあれば、いたるところに爆薬が設置されていて、数センチの制御を誤っただけで大爆発即クラッシュ、というようなコースも続出。坂道が急激すぎて、ちょっとアクセルワークを乱暴にしただけでバイクがひっくり返るような地形も日常茶飯事だ。

 こうなってくると、何十回、何百回とクラッシュ、リトライを繰り返すことになるが、安心してほしい。本作のリトライはBボタンを押すだけであり、一瞬で直前のチェックポイントから再開できるので、とても快適にクラッシュ、もといチャレンジし続けられる。はじめは「こんなの無理だろ!!」と思わされたようなポイントも、気がつけばスイスイと走破できるようになっていくのだ。腕前の向上を如実に感じて大きな満足感が得られる。

 そして、最終難易度である「EXTREME」は、まさしく究極のチャレンジだ。この難易度では、初見ではどうやって進めばよいものか見当すらつかないようなコースばかり。体重移動を駆使してバイクを浮かせ、後輪を角にぶつけて激しく前のめりになりながら障害を越える。急な傾斜の連続を、巧みな空中制御で切り抜ける。接地中に若干の「ブレ」を生じただけでコントロールを失い、無残にクラッシュする。

 本作では1コースで最大500回までのリトライが許されているが、苦手な場所で何百回とリトライしてしまい、それすら使い切ってしまうこともあるだろう。だんだんイライラしてコントローラーを投げ捨てたい衝動に駆られるプレーヤーもいるはずだし、それくらい「EXTREME」難易度はエクストリームだ。しかし、それでもクリアは可能なのだ。

 どうしようもなく詰まってしまったら、本作のすばらしい機能のひとつである、オンラインランキングからのリプレイを見てみよう。ランキングトップのプレーヤーのリプレイを見れば、自分ではどうすることもできない障害物を、スイスイとノーミスで切り抜けていく様子をつぶさに見ることができる。そして攻略法を新たに体得し、再挑戦。今まで無理だと思っていた場所も、ついに攻略が可能になった自分に気がつくはずだ。


物理処理をふんだんに活用し、ギミックたっぷりに展開するコース。攻略するためには、タイミングや位置・スピードのちょっとした調整が大事になってくる

爆弾まみれのコース。ちょっと加減を間違えるだけで即爆発、クラッシュとなる。ライダーの命がいくつあっても足りない

「EXTREME」難易度のコースはどれも壮絶な難しさ。「こんなのどうやってクリアするんだよ!」と半分ブチ切れになりつつも、辛抱強くリトライを繰り返すことで、次第に攻略法が見えてくる。ついにゴールを飾ったときには最上の達成感を感じられるはずだ


■ フレンドと一緒に盛り上がれるランキング機能。目指せプラチナメダル!

各コースの選択画面にはフレンドのタイムが表示。ついついライバル意識が刺激されてしまう
グローバルランキングでは世界トッププレーヤーのクリアタイムと、そのリプレイを見ることができる

 「EXTREME」難易度までひととおりのコースをクリアするには、プレーヤーの腕にもよるが、少なくとも3時間から10時間程度のプレイが必要になる。しかし、すべてクリアしても、コンプリートしたとは到底いえないのが本作の良いところだ。というのも、1度クリアしたコースをさらに走りこむのが本作の真の醍醐味というべき部分なのである。

 そのモチベーションを大いに刺激してくれるのがオンラインランキングの機能である。そのなかでも特に、各コースの選択画面にフレンドのベストタイムが抽出表示される、というのが心憎い演出だ。世界ランキングトップに負けていても何も感じなくとも、身近なフレンドに負けていたら、「あいつには負けてられねえ!」という対抗意識がいやがおうにも芽生え、タイムアタックへの意欲を燃え上がらせてくれるわけである。これは実にうまい仕組みだ。

 そうしてハイレベルな走行を意識し始めたら、「プラチナメダル」を獲得できるタイムを是非とも目指したい。本作では各コースをクリアした際に、リトライ回数とクリアタイムに設定された基準により、「ブロンズメダル」、「シルバーメダル」、「ゴールドメダル」、「プラチナメダル」のいずれかが与えられる。「ブロンズメダル」はとにかくクリアすればOK、「ゴールドメダル」はミスを最小限にすれば簡単に取れる。しかし、「プラチナメダル」だけは別格だ。

 「プラチナメダル」の条件は、ほぼすべてのコースで「リトライ回数ゼロ」、そして極限まで突き詰めた走行タイム、というものになっている。ちょっと車体が無駄に跳ねただけ、角に少しひっかかっただけで達成できないほどのタイムだ。コース中のすべてのシーンで完璧に近い走行が必要とされるので、たとえ「EASY」レベルのコースであっても、コースのすべての構造を完璧に把握する必要があるし、数十回以上のトライが必要になるだろう。

 そこで、やはりランキングトップのプレーヤーの走りを、リプレイ機能で見てみることをお勧めしたい。小さなジャンプ台を機敏な体重移動で省略したり、大ジャンプ中にフロントフリップ(前転)しつつ、着地点に後輪を合わせて動輪の回転と車体の回転の両方を推進力に転化する技術など、初見で「そういうのもあるのか!」とびっくりすること間違いなし。本作の奥深さに感動し、無限の可能性に心踊る。そして「プラチナメダル」を獲得すれば、その達成感は最高だ。


ひたすらひとつのコースを攻め続けて、ついに「プラチナメダル」を獲得したときの喜びは格別。完璧な走りを実現できれば、グローバルランキングでもかなりの上位にランクインできるはずだ


■ 大量のミニゲームがプレーヤーの「やりこみ」を加速する!

多数のミニゲームが用意されている。その全てがやりこみの対象だ
炎の輪をくぐるゲーム。推進方向の変化がかなり急激なので、かなり難しい
スキージャンプのチャレンジ。180メートルを飛べば「プラチナメダル」ゲットだ

 本作には普通のコースのほかにも楽しい遊びが用意されている。メインメニューの「SKILL GAMES」という項目に数々のミニゲームがあるのだが、それが本当に個性的で、本作のシステムを生かした楽しいものに仕上がっているのだ。

 ミニゲームは「ボールの中で走り続ける」、「ジェット推進のバイクで炎の輪をくぐり続ける」、「爆弾を積んだカートを引っ張っる」など、奇想天外なものばかり。そのどれも、繊細な走行テクニックと、テーマごとに特有のコツ、攻略法が必要になっており、これまた奥が深い。

 意外とハマるのが「Ski Jump」のチャレンジ。短い滑走の後、Yボタンを押すとサドルが爆発し、ライダーが飛び出して宙を舞うという、バイクアクションのなんたるかを完全に無視したミニゲームだ。空中で左スティックを動かすことによりライダーに追加のベクトルを与えることができるのがポイント。うまく加速して勢いよく飛び出し、なるべく遠くに「着地」することを目指すのだ。このバカバカしさがたまらない。

 「Down the Staiers」なるチャレンジはさらに可笑しい。そのゲーム説明は「Yでジャンプし、左スティックで空中を飛びながら(ライダーの)骨を折ろう。ライダーが階段を転げ落ちるようにするのがポイント」。もはや意味不明のナンセンスゲームであるが、このミニゲームでは的確な体重移動、完璧な射出タイミング、そして地形と身体とのなるべく激しい接触をもたらすための、完璧な空中制御が鍵となる。うまくいけば一撃で50本以上の骨が折れ、ハイスコアだ。それにしてもライダーが哀れすぎるモードだ。

 極限までお馬鹿な内容でお楽しみいただけるミニゲームだが、これにもフレンドのトップスコアが表示されるため、ついついライバル意識が刺激され、より高いスコアを目指してがんばってしまう。そして次に通常のコースをプレイするときに、よりよい走りが可能になっていることに驚くかもしれない。操作系がシンプルであるため、どのような形でも腕が向上していくのが本作の良いところだ。


ボールの中を走り続けるチャレンジ。斜面を転がり落ちて、段差で跳ねて、ループでわけのわからない動きをするボールの中で、いかにクラッシュせずに姿勢を保っていられるか。難しい場所では半分運の要素もあるが、やりこめば体重移動の極意を学べる

骨折数を競うチャレンジ。もはやバイクのゲームなのか何なのかわからないレベルだが、これが意外と面白いので始末に負えない。世界トップランクのリプレイでは物理エンジンのクセを悪用したとんでもないプレイを見られるが、それもまた笑えるので良しとしたい

自らピンボールの玉となってフリッパーにはじかれつつ、中空に浮いた的をできるだけ多く破壊するチャレンジ。クラッシュを避けるためには空中での姿勢制御と地上での速度管理がとても重要だ。ハイスコアを達成するには卓越したテクニックが必要である


■ 充実のエディット機能でさらに広がる「TRIALS」の世界

本作では自由にコースを作成して、フレンド間のシェアすることが可能
パーツを配置してコースをデザイン。様々な走行アクションを想像しつつ、全体の構造を組み立てていこう

 用意されたゲームモードをひととおり楽しんだら、是非コースエディットモードにもチャレンジしてみたい。本作にはかなり本格的なコースエディット機能が搭載されており、通常のレースモードで体験できるような、本格的なトライアルコースを自由自在に製作することができるのだ。

 エディットの基本は簡単で、基本の室内レイアウトに各種パーツを付け足していくだけ。それなりに遊べるコースを作るためには妥当な設計が必要になるが、トライアンドエラーが即座にできるので、いろいろと試しながら思うままの構成を組み立てることができる。

 それに加えて面白いのは、物理エンジンを生かしたギミックをプレーヤー自身で製作できることだ。エディットモードの中では2つ以上のアイテムを結合してその間に回転運動、関節運動の制限をつけることができ、これを利用して様々な仕掛けを実現できる。これを活用したコースが通常モードにいくつか用意されているので、それらの構造を参考にしてもいい。工夫次第で「ピタゴラ装置」のような面白い仕組みも可能だろう。

 作成したコースはフレンド間で共有することができる。コースを作り、自己ベストのタイムを「プラチナメダル」に設定しておけば、フレンドに遊んでもらう際に良い刺激となるだろう。筆者はあまりコース製作の才がないので凄いコースを作ることはできないが、コミュニティの中にはすばらしいコースを次々に発表しているツワモノもいる。

 ただ、この「フレンドとだけコースを共有できる」という制限は、そう遠くないうちに多くのプレーヤーにとって不満のタネになりそうだ。世界中で製作されているコースにはきわめて優れたものも多いはずだが、その作者が直接のフレンドでない限り、実際に触れる機会が事実上存在しないためだ。おそらく未完成のコースやプレイ不可能なコースといった、大量に発生しうる「ノイズ」を防ぐためにこういった仕様にしているのだろう。

 いずれこの仕様が撤廃され、自由に全世界の自作コースで遊べるような環境を整えて欲しいと思うが、これとは別に本作のメインメニューには「ダウンロードコンテンツ」の項目が存在するため、あるいは別の形で追加コースが登場する可能性もある。筆者はひとまず、既存のコースでかたっぱしから「プラチナメダル」を目指し、さらなる遊びが追加される日を待ちたいと思う。


ゲーム中に登場するほぼ全てのオブジェクトがエディットモードで利用できる。また、特定のオブジェクトに対して物理処理のスイッチをオンすれば、画像のようなドミノ倒し的な構造をあっというまに作ることができる。その他様々な応用があるようだが、筆者はまだ色々試しているところだ。実際に何ができるかは各製作者の工夫次第といったところだろう


■ Xbox LIVEアーケードならではの内容を備えた良質のタイトル

 「Trials HD」は非常に遊び応えのあるタイトルだ。各コースの走りこみから、各種の楽しいミニゲーム、そしてエディット機能と、1,200マイクロソフトポイントで得られる遊びとして期待以上の内容を備えている。Xbox LIVEアーケードには良質な作品が増えつつあるが、本作はその中でも特にマストな1本と考えていい。横スクロールのプリミティブなゲーム性もまた、実にLIVE Arcadeの「お手軽さ」を象徴していて好印象だ。

 ちなみに開発元のRedLynxでは、この「TRIALS」シリーズをPCプラットフォームでも展開している。PC版の最新は「TRIALS 2 Second Edition」といい、昨年末にSteamで販売が開始されている。映像的な演出やコースの「豪華さ」という面では後発の「TRIALS HD」が完全に上回っているのだが、PC版もなかなか、コースの難度という点では負けておらず、非常に手ごたえのあるゲームになっている。

 またRedLynxでは、モンスタートラックでトライアルを行なう「Monster Trucks Nitro」というゲームをPCとMac、そしてiPhone向けに販売している。このタイトルは簡単に言えば、車両をモンスタートラックにしただけの「TRIALS」で、ゲーム内容はほとんど完全に同じという代物。要するにこのデベロッパーは、このゲーム性をひたすら追求し続けてきているのだ。

 それだけ蓄積があるわけで、最新作の「TRIALS HD」の出来が良いこともうなずける。少々ストイックなゲーム性ゆえ、1本のゲームをハードに遊び倒すプレーヤー向けの作品と言うことはできるものの、アクション性の高いものが得意なゲーマーなら幅広くどなたにも楽しめるはずだ。Xbox LIVEアーケード上で体験版も公開されているので、是非一度プレイしてみてほしい。


【スクリーンショット】

(C) RedLynx Ltd.


(2009年 8月 28日)

[Reported by 佐藤カフジ ]



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