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ストーリーにスキル、待望の新要素たっぷり!
さらに充実していくファンタジーライフ

「マビノギ G10 & NEKOJIMA」

  • ジャンル:MMORPG
  • 開発元:NEXON
  • 運営元:ネクソン
  • 利用料金:無料(アイテム課金)
  • 対応OS:Windows 2000/XP
  • 発売日:4月30日アップデート実施

 「マビノギ」は4月に大きなイベントが連続した。4月3日にオフラインイベントを開催、4月16日に新アップデート「Generation 10」(以下、G10)を実装、さらに日本オリジナルコンテンツである「猫島(NEKOJIMA)」を実装した。

 G10は「マビノギ」に最初からある世界「ウルラ大陸」に、エイリフ大陸の王都タラが実装され、ストーリーとしてはウルラ大陸の人々と共に、イリア大陸のジャイアント、エルフが協力して世界の危機に立ち向かうというG9からのストーリーがさらに大きくふくらんでいく。

 猫島は、日本プレーヤーだけでなく運営も待ち望んだ日本独自のオリジナルコンテンツである。「猫」と「日本」をテーマにしたのどかな島で、新しい試みが盛り込まれている。島中に猫がいて、猫好きにはたまらない場所になっていて、今後どんな展開を見せるかも楽しみである。今回のレビューでは、これらの新要素を紹介していきたい。



■ エイリフ王国の王都タラ実装。広大なフィールドが充実していくのはこれから

煉瓦造りの建物が密集している王都タラ。建物は多いが、歩いているNPC等はほとんどいないため生活感に乏しい。表示が重くなるなどの問題はあると思うが、都会の雰囲気を強めて欲しいところだ
タラの地図。店などが集中して機能的だが、まだ寂しい。地図の北側の部分は今後王城が追加される予定だ
G9では種族を越えた結束が生まれ、大きな力に立ち向かう流れになった。プレーヤーはその中でも中心人物となっており、G10ではこれまで以上に壮大なストーリーが体験できる

 4月16日に実装された「G10」ではウルラ大陸にあるエイリフ王国の王都である「タラ」が実装された。タラは「非常に大きい都」、「国の中心となるところ」など、ストーリーで断片的に語られていた場所であり、「マビノギ」ファンが実装を心待ちにしていた地域であった。

 タラにはG9で実装された錬金術師の街タルティーンから、「コリブ渓谷」を通過していくことができる。コリブ渓谷は細い道と周囲に木が生えた場所で、大きな滝がある。王都に続く道とは思えないほど静かな場所だ。ここでは、蜂蜜がとれる蜂の巣があったり、鹿にキノコを上げるとアイテムがもらえたりと、他の場所にはないギミックがある。巨大な滝を近くに見たり、川のすぐそばの道を歩けたりと、これまでとは雰囲気が違う地形も魅力だ。

 王都タラは巨大な建物が込み入った街で、街の入口近くには大きなトーナメント会場がある。このトーナメント会場では馬に乗り、槍で突き合う馬上試合のトーナメントが開催される。騎士達の修練場という雰囲気で、プレーヤー自身も馬上試合を行なうことができる。毎日現実の時間の夜19時にトーナメントが開催され、開催時間に近づくと希望者が集まってくる。

 トーナメント会場を背に、王城の城壁を伝って進むとタラの中心街に出る。タラの中心街はヒーラーや武器屋、魔法屋などがまとまっているため便利だが、その反面少々機能的すぎて「大都市の一流商店街」という雰囲気に乏しい。もう少し工夫して欲しかったところだ。この街にはエイリフ王国にある教会の総本山である法王庁や、銀行の本店があるが、いずれも建物の中に入ることはできず、入口にいるNPCと話すだけで用が足せてしまうのが物足りなかった。

 中心街に行く前には広場があり、ここでは絵描きが絵の勉強をしている。今後、この絵描きが似顔絵を描いてくれるという。今後、ファッションショーや各種イベントなどが開催される会場としても機能するようだ。

 今後タラはエイリフ王国の中心である「王城」が実装される予定だという。様々なアイデアを盛り込んでいるようで今後が楽しみである。今のところ、タラには王都というわりに「派手さ」が足りないと感じた。王国の中心の城下町ならではの活気や、街で生きている人の息吹が感じられるアップデートを望みたい。

 「マビノギ」では、「メインストリーム」というストーリー性の強いクエストが各アップデートごとに導入される。G10はG9のストーリーをそのまま引き継ぐ形で展開する。このため、G10に挑戦するにはG9のメインストリームをクリアしなくてはならない。G9はパーティープレイ前提のクエストが多かったが、G10はソロ向けが多く、ボリュームは少なめである。前回、「1人で進められない」という意見が多かったためかもしれないが、個人的にはもう少しパーティープレイ要素を重視して欲しかったところだ。

 ストーリーではG10のタイトルである「光の女神・ネヴァン」が登場し、大きく盛り上がる。プレーヤーも「影世界の英雄」と呼ばれ、前回を通じて他の人々に認められている描写があったり、心が沸き立つ興奮が体験できた。今後ストーリーがどう展開していくのかとても楽しみである。

 絵描きのモデルをしたり、新しい錬金術「レインキャスティング」を習ったりと、メインストリームには新要素を楽しませるギミックも盛り込まれている。今回特に楽しかったのが、「ハチミツドリンク」のCMを見せられるシーンだ。何でここでCMになるかな、というところでいきなり見せられる。「マビノギ」では美味しい食べ物を食べると専用のムービーが流れたり、ユーモアを感じさせる演出に光るものがある。このCMはとても「マビノギ」らしいと感じた。

 この他、急に「昼ドラ」を感じさせる展開を見せられるクエストもある。神や魔族といったケルト神話を元に、独特のファンタジー世界を構築している「マビノギ」で、ドロドロした男女の愛憎劇が展開したのは驚かされた。日本でも一時期ウエットな展開の韓国ドラマが話題を集めた。開発スタッフがそれを意識したかどうかはわからないが、韓国ドラマとの関係も感じさせて面白かった。


タラへ続くコリブ渓谷。王都への道にしては細い。滝があったり、鹿などのおとなしい野生動物もいてピクニックに楽しそうな場所だ
大きな建物が建ち並ぶタラ。画家を手伝うモデルのバイトなどもできる
左は今後ファッションショーなどが開催されるというステージ。法王庁などの建物はまだ入ることができない。どれだけ凝った内装になるか、楽しみだ
左はハチミツドリンクのCM。中央がぜひ体験して欲しいドロドロドラマである。メインストリームはシリアスな重い展開が続くが、所々にユーモアがあるのが面白い



■ “読み合い”が熱い馬上試合に、特殊な新錬金術。影ミッションでは自らの影と対決

相手の手を考えてキーを入力。馬上試合は雰囲気もある魅力的なコンテンツだ
自分そっくりな敵が大量に出現。このときは味方の攻撃が当たるようになっているため、仲間にも注意しなくてはいけない
敵を凍らせるフローズンブラスト。支援効果も高い術だ

 G10の新要素で雰囲気が1番あるのが「トーナメント」だろう。馬に乗り、対戦相手と槍を突き合う戦いは、独特の興奮と緊張感がある。この馬上試合では、プレーヤーはW、A、S、Dのどれかひとつのキーを押して相手と戦う。各キーの動作は互いにすくみ関係にあり、WはDに、DはSに、SはAに勝てる。また、特殊ルールとしてAはDにも勝てる。同じキーや、WとSの場合は双方がダメージを受ける。

 種族ごとに特殊なコマンドがあり、人間はAの後にWで強力な攻撃が出せる。この馬上試合での鍵は「同じコマンドを続けて出せない」というところである。Aを出したプレーヤーは次はWSDの3つから選ぶのだ。どれが強いか、どれを出すか、手の読み合いが熱い。DはWとAの両方に負けてしまうので選びにくいし、種族ごとのコマンドも読まれやすい。コマンドの入力受付時間は短いため、素早い決断が必要だ。

 馬上試合は毎日現実時間の19時から対戦が行なわれる。各チャンネルの定員は64人まで。本戦は日曜日、5チャンネルのみ、64人までしか入れないため現在はものすごい競争率になっている。トーナメントで勝つとポイントをゲットすることができ、ポイントを溜めると特別なアイテムを購入できる。本戦で優勝できれば多くのポイントがゲットできるため、日曜19時に多くのプレーヤーが参加しようとしてあぶれているようだ。もう少し参加条件を緩和して欲しいところだ。

 インスタンスでパーティーを組んで挑戦できる「影ミッション」にも4つのミッションが追加された。G9同様キャラクタの累積レベルが高いほど高難易度のミッションに挑戦できる。タラでの影ミッションは、王都タラを舞台にするため、フィールドが広く、迷ってしまうことも多い。また、参加人数が1~3人と少なめなのも不満である。できればもっと大人数で参加できるミッションを追加するなど、バリエーションを増やして欲しいところだ。

 面白いのはドッペルゲンガーが出現する「影差す都市」というミッションだ。ここのボスは、パーティーリーダーと同じ恰好をしている。しかも大量に出現するため、最初に見たときはびっくりすること請け合いである。タラの影ミッションではザコ敵に混じって強力なゴーストが出現する。他の敵とはレベルの違う耐久力と攻撃力を持っているので注意が必要だ。タルティーンもそうだが、「影世界」という縛りのためか、影ミッションは全体的に、敵のバリエーションが少ない気がする。今後影ミッションも増やして欲しいし、様々なデザインの敵を希望したい。

 新しい錬金術「レインキャスティング」、「フローズンブラスト」はどちらもユニークなスキルだ。特にレインキャスティングは面白い。錬金術を使うためのアイテムシリンダーに「雲の結晶」を入れることで発動するスキルで、頭の上に雨雲を呼び出すことができる。「マビノギ」では雨の日はアイテム制作の成功率が上がる特性がある。レインキャスティングはプレーヤーの意志でその成功率を上げることができるスキルのなのだ。またこのスキルは水の結晶をシリンダーから打ち出す「ウォーターキャノン」の威力を上げる力もある。

 フローズンブラストはウォーターキャノンをある程度習熟した術者が使えるようになる錬金術で、敵を凍結させられる。敵を凍結させる魔法として「アイススピア」があるが、この魔法は敵を凍らせてダメージを与える。これに対しフローズンブラストは凍らせた敵は防御力が低下し、スマッシュなど追加攻撃で大ダメージが期待できる点が大きく違う。支援要素の強い術なのだ。レインキャスティングは蜂の巣から取れる花粉が、フローズンブラストはウルラ大陸の北方地方で取れる「雪の塊」が必要で、それらを採集してから専用の結晶を作るという手順も面白い。

 G10をクリアすると「半神化」という特殊スキルが手に入る。このスキルはレベルアップや転生で貯めたポイントを消費して使用するタイプのスキル。使用時は一定時間キャラクタが光に包まれ、移動速度の上昇、ライフの回復など様々な特典をもたらす。神の力を取り込んだ、非常に強力なスキルだ。

 半神化をしているときには光の槍を投げつける「スピアオブライト」、周囲の敵に強力な攻撃を加える「ヒューリーオブライト」という2つの特別な攻撃スキルが使える。非常にかっこいいスキルだが、もったいなくて使うのをためらってしまうというのが正直なところだ。スキルを使うことでポイントがなくなってしまうので。ここぞと言うときに使うのかな、という感じだ。筆者はまだ習得したばかりで、メインストリームのクライマックスなどで使うのかなということも考えて、現在ポイントを溜めている。

 G10ではこの他にも特別なアイテムが出店されるオークションや、初心者専用チャットチャンネルなど様々な要素が追加されている。筆者自身はその後すぐに「猫島」が入ったため、まだ体験できていない要素や、タラの細部もまだ探検しきれていない。これから腰を落ち着けて体験していきたいと思っている。タラはまだまだ要素が追加されそうだし、半神化の力を得たプレーヤーキャラクタがこの「マビノギ」の世界でどんな役割を果たすか、メインストリームの展開も楽しみだ。今後にも期待しつつ、各要素をもっとじっくりと調べていきたい。


毎日19時に行なわれるトーナメントは希望者も多い。本戦である日曜はものすごい競争率になるという。トーナメントで勝利ポイントを溜めれば強力なアイテムと交換できる
様々な影ミッション。影ミッションに登場するモンスターは「兵士」の恰好をしているためか、個性に乏しい。もっと思い切ったデザインのモンスターを盛り込んで欲しい
雨雲を作り出すレインキャスティング。レインキャスティングには蜂の巣から取れる「花粉」が、フローズンブラストには雪だるまから取れる「雪の塊」がそれぞれ必要だ
レベルアップで得られるポイントを使ってスキルを発動する「半神化」。右はヒューリーオブライトである。ソロプレイのピンチな時など効果を発揮しそうだ



■ 猫盛りだくさんの和める新名所「猫島」実装。オリジナルコンテンツならではの混乱も

昔の日本を感じさせる猫島。キャラクターが着ているはクエストクリアの報酬である猫ローブだ
巨大でちょっとリアルなオミケサマ。カワイイという人もいれば、怖いという人も
猫島実装時に発売された新ペットのヒマラヤン。寝っ転がる姿がとてもかわいらしい

 猫島は4月30日に実装された、日本の「マビノギ」ユーザー待望の日本オリジナルコンテンツである。これまで「マビノギ」ではスキーや季節のイベントなど、限定されたイベントで日本オリジナル要素を入れていたが、今回初めてフィールドという形で日本オリジナルの要素が導入された。

 この猫島にはイリア大陸にいる遺跡鑑定人ボイトから「宝の地図」をもらうことで行くことができる。船でしか行くことができない場所で、ウルラ大陸の南端にあるケルラ港から港にいる少年シェナンに船を借りていくことができる。船に乗ると嵐のムービーがカットインされて、プレーヤーは島に流される形で猫島にたどり着く。

 猫島にはイースター島のモアイのような猫の巨大な石像があり、三毛猫や黒猫、シャム猫などのあらゆる猫が自由気ままにフィールドを歩いている猫一色の島だ。島の中心は丘になっていて、鳥居の向こうに招き猫の形をした祠がある。フィールドそのものはそれほど広くはないが、干物を干している家、“マタタビの実”が採れる畑などのある小さな村や、砂浜、桜の宴会場など特徴的な場所の多い島である。桜の宴会場では常に花びらが降り注いでおり、美しい。プレーヤーイベントに活用したい場所である。

 猫島では、最近ネズミが増えてきている。また、村の守護神である「オミケさま」はこの島のダンジョン深くにこもってしまい、村人との関係を絶っている。現在の猫島は猫を生活の守護者とあがめ、猫をかわいがる平和な村となっているが、過去には猫を敵視してしまうような事件もあったらしい。プレーヤーはオミケさまと村人達の関係を修復すべく奮闘することになる。

 また、期間限定イベントとして「祭り」が開催されている。法被を着た各種族の売り子達が屋台で食べ物を販売し、「ハンマーたたき」と「ダーツ」の2種類のミニゲームに挑戦できる。ハンマーは現われるゲージに合わせてクリックする。ダーツは風向きが表示されておりそれを計算して得点していくというどちらもシンプルなものだが、勝つことで賞品がもらえる。この賞品というのがランダムボックスなのだが、当たりは特別製の鎧が入っているのでつい夢中になってやってしまう。

 猫島のダンジョンは他の所にはない特別なものだ。ブロックのような構造になっており、全体マップが表示されないため迷いやすい。フロアの全体的な構造を考え、自分がどこから入ってきたかを把握することで構造が見えてくる。面白いアイデアなのだが、一方で迷いやすく、敵も猫の戦士しか登場しないためちょっと単調だ。「中央の柱に傷があり、そこが北を示している」など、開発者が入れたヒントを元にプレーヤーの解析が進められているが、もう少し展開にメリハリが欲しかったところである。

 このダンジョンの奥には「オミケさま」がいる。オミケさまは妙にリアルな造形の巨大な三毛猫で、猫好きにはたまらないキャラクターだ。専用の遭遇ムービーも用意されており、はじめてあったときの衝撃は大きい。猫ダンジョンの敵は強めで、複数の敵が1度に襲いかかってくるので、ソロでの挑戦は難しく、初心者にも厳しい。パーティーでわいわい挑戦して欲しいダンジョンだ。

 猫島でのクエストは、「マタタビを30個集めて欲しい」、「鰹を釣り上げて猫に上げて欲しい」といったものだが、実装直後はクリアを目指すプレーヤーのためにマタタビ畑が大混雑に陥った。マタタビの実は取れる場所が限られており、しかも数分に1度というペースでしか取れない。実装後10日以上たった現在は落ち着いてはいるが、多くのプレーヤーがクエストの仕様に不満を持った。クエストの仕様に関しては、もう少し考えて欲しかった。

 設定に関係しているところだから賛否両論あるとは思うのだが、猫島では犬のペットが呼べないという特殊なルールがある。面白いアイデアだと思うが、事前の告知がなく、犬のペットの中にアイテムを入れているプレーヤーが出せずに困ってしまうこともあった。一部地域で緩和するような措置も希望したいところだ。

 祭りイベントも、賞品が豪華なためにイベントを楽しむと言うよりも、ただひたすら当たりを目指して競技を続け、膨大なはずれアイテムをその場に捨てるという光景になってしまい、たのしい「お祭り」というイメージから遠くなってしまった印象がある。すぐに過疎化しても、という開発の判断もわかり、バランスが難しいところだが、もう少しほのぼのとゲームを楽しみたかったな、と感じた。


嵐をくぐり抜けてたどり着ける猫島。たくさんの野良猫たちが村人と仲良く生活している
鳥居や茅葺きの建物、松を思わせる形の樹木や桜の木など日本風のエッセンスを取り入れている。砂浜では釣りができるほか、特別な宝石も採集できる
同じ形のブロックが組み合わされた猫ダンジョン。方向感覚を失いがちだ


実装直後はマタタビの取り合いになり、クエストを進められないユーザーも多かった

 今回猫島で感じたのは、「最初のコンテンツ投入は、バランス調整が難しいのかな」ということだ。「マビノギ」ではこれまで韓国で実装されたコンテンツがバランス調整された上で数カ月後に実装される、という形を取っていた。このためバランス崩壊や致命的なバグは比較的少なかったのだが、韓国からの情報では新コンテンツ実装時に混乱があったということも聞いた。今回の猫島では、実装直後と次の日に大規模な臨時メンテナンスが入り、プレイしづらい状況にもなった。マタタビ畑の混雑などでバランスの疑問と共に、技術的な問題も考えさせられた。韓国の「マビノギ」ユーザーが体験しているであろう“苦労”をはじめて実感できたのかもしれない。

 とはいえ、「マビノギ」ユーザーとして日本オリジナルコンテンツの実現を大きく喜びたい。ケルト神話的世界観には合致しないかもしれないが、小さな漁村、参道を上がると見えてくる祠、砂浜での釣りや、桜の舞い散るステージなど、「マビノギ」らしい風景を眺めているだけで楽しい場所となっている。これからはじめるプレーヤーに先輩としてぜひ見せてあげたい名所だ。

 猫島実装に伴い、日本の運営からもこの場所を充実させるべくたくさんのアイデアが出されていると思う。プレーヤー達の提案もこの島の要素をヒントにしたものが寄せられているのではないだろうか。今後、この島も含めた日本向けコンテンツの充実も、一層期待したい。



ダーツとハンマーのミニゲームが体験できるお祭りイベント。期間限定とのことだが、ミニゲームはずっと挑戦できても良いのではないかと思った。屋台も撤去されてしまうとすれば寂しい。できれば残しておいて欲しい


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【マビノギ】
  • CPU:Pentium III 800MHz以上(Pentium 4 1.5GHz以上推奨)
  • HDD:1.5GB以上推奨
  • メモリ:256MB以上(512MB以上推奨)
  • ビデオカード:GeForce 2MX以上(GeForce4 以上/Radeon9000 以上推奨)


(2009年 5月 12日)

[Reported by 勝田哲也 ]