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サイバード「BFB Champions」先行体験会レポート

マラドーナを起用! 選手育成も試合観戦も楽しいモバイルサッカーゲーム

5月20日 開催

場所:シアターサイバード

今夏配信予定

 サイバードは5月20日、代官山シアターサイバードにて今夏リリース予定のサッカーゲーム「BFB Champions~Global Kick-Off~(以下、BFBC)」の先行体験会を実施した。本作は、プレーヤーがサッカークラブの監督となり、世界各地を巡りながらさまざまな監督ライセンスを取得して自分のチームを世界一へと導いていくサッカーゲームとなっている。今回は、この先行体験会に参加することができたので、そのプレイフィールをお届けしていこう。

【【BFBチャンピオンズ】ティザーPV (15秒)】
【【BFBチャンピオンズ】イントロダクションムービー】

目指すは世界一のチーム作り! 自分だけのベストイレブンを育てよう

MCを務めたの中部 豪氏
エグゼクティブプロデューサーの阿部 淳氏

 今回の先行体験会は、複数のメディアが集まり、合同説明会といった形で実施された。登壇したのは、MC役を務めたサイバードの中部豪氏と、本作エグゼクティブプロデューサーの阿部淳氏。本作の内容については、阿部氏が説明を行なった。

 スポーツゲームファンならご存知の方も多いかと思うが、本作は現在リリースされているAndroid/iOS用サッカー育成ゲーム「BFB2016」の続編にあたる。ただし、UIやゲームシステムの改善や演出の向上が図られているほか、新たなコンテンツの追加なども行なわれている。とくに、自分が作ったチームで世界ナンバーワンを目指すオンライン対戦が特徴で、世界中のプレーヤーの中から世界1位を決めるための戦いが月単位で実施されるなど、ゲームボリュームが格段にアップしている。

 本作におけるプレーヤーはチーム監督という立ち位置になっていて、自分のチームを強くするために優秀な選手をスカウトしたり、選手に練習メニューを与えたり、試合で使用するスタメンやフォーメーションを考えたりとやるべきことは多い。また「キャリアモード」と呼ばれる、世界各国のリーグ戦に挑戦しながら監督としての実績を積んでいくモードもあり、自分のチームを率いつつ、経験も高めることでより強いチーム作りを目指していく。

 このキャリアモードにおいては、試合を行なうことで経験値を獲得し、チームに所属するメンバーを強化していくことが可能。さらに、各国との戦いを制したあとはさまざまな褒賞を獲得できるといったメリットもあり、何度かプレイを重ねているうちに「着実にチームを強くしていける」感じを味わうことができるようになっている。

 プレーヤーは基本的に監督ではあるが、練習メニューが実行できるモードでは、選手を操作できるものもある。例えば、フリーキック練習ではボールの起動をフリック操作で決定しゴールを決めたり、個人練習ではリフティングを行なうなど、ミニゲーム的なコンテンツで選手を強くしていくことが可能で、こちらも楽しい要素だ。

新たなコンテンツ、パワーアップした演出など「BFB2016」と比較してさまざまな点で進化している
能力値を振り分ける際の秘書アドバイスは、能力値以外にもポジションに関する情報などをくれることも
スタメンを選択中は、画面中央上部に数字が表示されている。これが総合的な戦力の目安となる

 なお、レベルアップした選手たちは、その際に獲得したポイントを各ステータスに割り振って、自分好みの選手に仕立てていくことが可能。どんなステータスがその選手に役立つかがわからない場合でも、「秘書アドバイス」ボタンを押せば、秘書がアドバイスをくれるので、それに従っていくだけでもそれなりに強くしていける。このシステムによって、ゲームのことがわからない序盤でも安心してプレイを進めていける。

 ほかにも、チームを強くするために、課金ポイントや専用アイテムを使ってより強力な選手をスカウトするといった方法もある。強力な選手を揃えたドリームチームを作るのは、サッカーゲームならではの醍醐味と言えるだろう。もちろん、お気に入りの選手をひたすら育てたチームで世界を目指すのもまた面白い。

 そうして選手層を固めたら、仕上げにスタメンやフォーメーションを決定していく。これまでに自分が育て上げた選手をベストポジションに配置し、控えの選手を決め、フォーメーションを整えて鉄壁の布陣を整えていくこの過程は、サッカーに詳しいプレーヤーであれば試合展開をあれこれと想像しながら行なえる、もっとも楽しい作業の1つと言えるのではないだろうか。

 すべての準備が整ったら、いよいよ試合開始。この試合には、ストーリー的なものを追いつつ楽しめる「キャリアモード」、世界中のプレーヤーと対戦ができる「代表戦」、フレンドと対戦ができる「フレンドリーマッチ」の3種類が収録されている。なお、対人戦の場合は直接相手と対戦するのではなく、相手が登録したデータとの対戦となるため、いつでも誰とでも、自由に対戦が可能だ。

 試合形式はオートになっていて、プレーヤーがゲーム展開に介入することはない。唯一、ハーフタイムが訪れた際には選手の疲労具合を見ながらメンバーの入れ替えやフォーメーションの変更ができるようになっており、相手のチーム状況も確認しつつそれらを実行していくことになる。

 試合は全シーンをフルに見るのではなく、ハイライトシーンを中心とした選手の動きをデフォルメされた3Dキャラクターで表現する形で進行。ただし、デフォルメとはいえ、動きやエフェクトには迫力があり、その見応えは十分だ。また、試合中に自分が設定したフォーメーションが思い通りに機能したり、配置した選手がちゃんと仕事をしてくれるとやはりうれしくなる。選手に備わっているスキルが発動してドラマチックな試合展開になることも多く、終始、目が離せない。

 試合後は結果に応じて経験値や褒賞を獲得できるほか、新たな選手が獲得できることもある。そうして獲得した褒賞などでチームをより強くしていき、またライバルへと挑む……というのが、ゲームの一連の流れとなるようだ。

試合中はさながらサッカー中継のように絶妙なカメラワークで観戦することができる

メディア対抗戦も実施! GAME Watch編集部の結果は……?

色々な抽選会を研究したという抽選会セット。実に楽しそうな中部氏と阿部氏
当日のトーナメント表

 今回の先行体験会においては、会場に訪れた14媒体によってメディア対抗戦も実施された。この対抗戦がなかなか本格的で、それぞれの編集部代表が壇上へとあがり、くじを引き組み合わせを決めていく。なお、今回は取材中にゼロから育てたチームによる対抗戦ということで、条件としては平等。また、試合はホームとアウェーそれぞれで実施され、その内容で勝敗が確定する。

 この対抗戦、もちろん平等ではあるのだが、対抗戦を見据え、取材中でありながら育成も本格的に行なうことが要求されたわけだ。そう感じた筆者は、勝つためにとりあえず「キャリアモード」を片っ端からクリアすることに。これにより、チーム全体の経験値を稼ぎつつも褒賞によってスカウトチケットを獲得し、これを使用することで高レアリティの選手を引き当ててさらなる戦力増強を狙うという作戦を実行した。

 筆者のとったチーム強化戦略が生きたのか、初戦のファミ通App編集部との対戦、続くブロック決勝にあたるGamer編集部との2回戦ともにホーム、アウェーで勝利を収め、準決勝へ進出することができた。

 準決勝からは壇上に上がり、会場の注目を浴びながらの試合に。相手は、サッカーのスペシャリストたるスポーツ系媒体のゲキサカ編集部で、筆者が実行した高レア選手の獲得よりも、ミドルクラスの選手を集中強化することに力を注いでいた。結果、相手の作戦がうまく効果を発揮する形となり、ホームの試合が同点、アウェー戦は大差をつけられ、ここで敗退となった。

 結局、トーナメントはゲキサカ編集部が勝利してその幕を閉じた。対抗戦全体の感想を述べれば、ハイライトシーン中心の試合観戦のおかげか、自分の試合でも他のチームの試合でも盛り上がるゲーム展開を楽しむことができた。選手の育成などはゲームとしても面白いので、サッカーのことにそこまで詳しくない筆者でもかなり楽しくイベントに参加できた。

マラドーナ選手が「BFB Champions」に登場!

「BFB Champions」イメージキャラクターとなったディエゴ・マラドーナ選手。全盛時の活躍がムービー上でよみがえる。ゲーム内のステータスも初公開となった

 トーナメント終了後にはふたたび阿部氏が登壇。「『BFB Champions』のイメージキャラクターにはサッカーの歴史上でも最高の選手の1人であるマラドーナ氏こそがふさわしいと思い、マラドーナ氏の起用を決めた」と発表。また、「気難しいところがあるマラドーナ氏との契約には1年を要したが、最後にはマラドーナ氏から『BFB Champions』を孫に遊ばせたいとの言葉も頂けて光栄」とも述べた。

 また、マラドーナ氏がゲーム内に選手として登場することも発表された。こちらは事前登録を行なえば☆5のマラドーナ選手が獲得できるほか、「事前ガチャキャンペーン」でコンプリートしたプレーヤーは☆6のマラドーナ選手を獲得できるという。

 能力はもちろん高く、さらには「テクニカルドリブル」、「コントロールFK」といった「BFB Champions」ならではのスキルも持っており、MFとして申し分のない強さであるようだ。本作のリリースは今夏を予定しているので、とりわけサッカーゲームファンはしっかりとチェックしていただければと思う。

(泊 裕一郎)