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「龍が如く6」のキャバ嬢役オーディションがついにフィナーレ。5名が決定!

名越氏と横山氏、合格者5名のインタビューも掲載

4月27日 発表

 セガゲームス コンシューマ・オンライン カンパニーは4月27日、2016年秋発売予定のプレイステーション 4用ソフト「龍が如く6」のキャバクラ嬢役出演者オーディションの最終オーディションを開催した。

 応募総数1,000名を突破して大きな盛り上がりを見せた同オーディションだが、この日、見事勝ち抜いてきたファイナリスト15名が集結。その中から、キャバ嬢役としてゲームに出演できる5名が決定した。本稿では、オーディションの様子と、終了後に行なわれた囲み取材の模様をお届けしたい。

【キャバクラ嬢役ファイナリスト】

赤井沙希さん
赤根 京さん
一條りおなさん
伊藤ゆいかさん
馬越幸子さん
鹿島美由さん
金澤結衣さん
清瀬まちさん
桜井えりなさん
潮田ひかるさん
SORAさん
立石かのんさん
近森カナさん
雛乃らんさん
村本れいさん

 オーディションは、ファイナリスト15名が1人ずつステージに登場しての自己アピールで幕を開けた。皆、制限時間2分の中で、特技や独特なキャラクターを生かして、懸命に自分たちの魅力をアピール。鋭いケリで身体能力を披露したり、バストでお酒をついで強調したり、初音ミクのものまねをしたりなどなど、各々、得意分野を活かしてアピールしていた。

鋭いケリを披露する赤井さん
谷間にお酒をつぐ赤根さん
初音ミクの千本桜を披露する金澤さん

 そんなオーディション風景を、最終オーディション審査員の名越稔洋氏(「龍が如く」シリーズ総合監督)、横山昌義氏(「龍が如く」シリーズチーフプロデューサー)、佐藤大輔氏(「龍が如く」シリーズプロデューサー)、植村幸司氏(「龍が如く」プロジェクトマネージャー)たちは、真剣な面持ちで審査。笑いを誘うアピールでは、思わず審査員たちもクスリとし、場が和む一幕もあった。

 自己アピールが終了すると、いよいよ5名の合格者が発表となった。見事「龍が如く6」のキャバ嬢役を手に入れたのは、赤井沙希さん、潮田ひかるさん、一條りおなさん、桜井えりなさん、SORAさんの5名だ。名越氏からは花束が手渡され、中には嬉しさのあまり涙ぐんでしまう参加者もいた。

ファイナルリスト5名がここに決定

 合格者発表が終わると、名越氏からキャバ嬢に続き、「龍が如く6」のゲーム内に登場するホスト看板に出演する男性向けのオーディションも行なわれることが発表され、「ぜひ応募してほしい」とアピールした。

「龍が如く」シリーズ総合監督の名越稔洋氏

名越氏、横山氏合同インタビュー「美人が多いと思いましたね」

【オーディションの様子】

 オーディションの結果が発表された後、名越氏と横山氏、そして合格者5名の合同インタビューが行なわれたので、お伝えする。

--オーディションが終わりましたが、今の率直な感想をお願いします。

名越氏: 最初は「応募してくれるのかな?」と、不安もありましたけど、最終的には1,000名以上の方に応募していただいて嬉しかったです。書類の段階でも思ったのですが、美人が多いと思いましたね。「龍が如く」ファンも、女性を含め、どんどん輪が広がっていってるんだなと感じています。

横山氏: 昔のオーディションに比べると、生活のどこかしらで「龍が如く」に1度は触れているという参加者が増えているんです。家族や友達、もちろんご自身でプレイされている方もいます。そういうこともあり、今回は「龍が如く」のキャバ嬢を理解したうえでオーディションを受けてくれている方が多かったですね。

--お話できる範囲で結構なのですが、選考ポイントがあれば教えて下さい。

名越氏: ゲームに出演するわけですから、平凡さよりは非凡な何かがあったほうがいいですよね。キャラクターのバリエーションにも繋がると思います。

 悩ましいのは、非常に似通った方が多いときです。でも、今回は台湾出身の方がいたり、インターナショナルな雰囲気も出てきましたよね。いま「龍が如く」はアジアで人気が出始めてますから、これから「龍が如く6」を含め、シリーズをアピールしていこうとしている中で、そういう綺麗で個性的な方がキャバ嬢役で出演していただけるというのは、非常に嬉しいことです。

横山氏: 応募者の中には、個別にファンがいる方もいればそうでない方もいます。そういう中で、この1カ月の間に票が伸びてきているのを数値で見ていると、応援してあげたいなって思うようになるんですよね。親心的な気持ちが15人全員に出てきちゃって、選考は非常に悩みました。ポイントは、票数とこの1カ月間の活動、そして今日のアピールですね。それらを見て、総合的に判断しました。

--これから声の収録があると思いますが、演技に期待する部分はありますか?

横山氏: 声はかなりの量を録る予定です。ワンショットボイスっていうリアクションの声だけじゃなくて、ちゃんと台詞を喋ってもらうことになると思います。

 「どれくらい収録に時間がかかるんだろう」と怯えているところですが、合格者5人とは長い付き合いになると思います。演技のオーディションはしてないので、皆さんがどれだけ演技できるかは、蓋を開けてみないとわからないですね。なので、収録では、一緒に頑張って演技のクオリティを高めていければいいですね。

--それでは最後に、「龍が如く6」を期待しているファンの方へ、一言お願いします。

横山氏: PS4版「龍が如く 極」の体験版に「龍が如く6」の体験版を特典として付けているのですが、ゲームの操作性や奥深さは体験版を基本的な軸として作っています。

 もちろん、完成度はまだまだ上がっていきますよ。現在は、技のバリエーションなどを含め、どんどん深く掘り下げている段階です。それ以外にも、プレイスポットなど、今まであったものは進化しますし、なかったものは新しく登場する予定なので、詳細をお伝えできる日まで楽しみに待っていてほしいですね。

名越氏: 「だいぶ暑くなったな」と感じる頃には新しい情報が出ると思います。1つ1つの情報に驚いてもらえるほどのインパクトはありますよ。

 あと、「PS4になって、『龍が如く』がどう変わるんだ?」という質問をよく受けるんですが、実際にプレイしてもらえれば、作品全体の質を上げていくためにPS4を選んだということをわかってもらえると思います。ちょっと変な言い方かもしれませんが、そういうメンタルな面も含めて、ゲームの質や格が上がるような作品を作りたいですね。その1つが、たけしさんの出演だったりするので。

 10年やってきたから自動的に11年目、12年目があるわけじゃない。そういう中で我々はチャレンジしています。「龍が如く6」では、「ゲームって凄いんだな」って思ってもらえるような作品にしていきたいですね。

ファイナリスト5名への合同インタビュー

【オーディションの様子】

--合格された皆さん、おめでとうございます。今の率直な感想をお願いします。

赤井沙希さん: 今日まで寝不足が続いたので、ようやく眠れます(笑)。早くゲームの中の自分のキャバ嬢姿を見て、口説いてみたいです。

潮田ひかるさん: オーディション中は、ファンの方に「私をプレイしてね」って呼びかけていたんですけど、本当にプレイできることになりました。みんな喜んでくれると嬉しいです。

一條りおなさん: 私は現役のキャバ嬢なんですけど、普段お仕事をしている姿でキャラクターになれて、それがずっと残るというのが凄く嬉しいです。普段なかなかお店に来られない方とゲームの中でお会いできるのが嬉しいですね。

桜井えりなさん: 3番目まで名前が呼ばれなかったので諦めかけていたんですけど、4番めで名前が呼ばれた時は凄く嬉しかったです。友達にも「えりなが出たら絶対(龍が如く6」を)買うから頑張ってきて」と言われていました。まだ頭が真っ白でうまく言えないのですが、凄く嬉しいです。

SORAさん: 私も、「嬉しい」としか言い表せられないです。早く台湾の家族に、自分の姿を見て欲しいですね。家族や友達が「ぜったいにSORAならいける!」って言ってくれていたので、信じて頑張ってよかったです。

--ゲームに登場したら、どんなキャラクターで出てどんなセリフを言ってみたいですか?

赤井さん: 私はお酒が好きなんですけどシャンパンが飲めないので、攻略が難しい面倒くさい子になるかもしれませんね(笑)。あと桐生ちゃんが来てくれはったら、「うちの腹筋見る?」って言って、格闘技とかプロレスを混ぜた接客ができたら面白そうだと思ってます。

潮田さん: 私もお酒は好きなんですけど飲めないお酒があるので、それは注文しないでほしいです(笑)。あと私は独特のテンポで喋るので、そこを再現してもらえたら嬉しいですね。

一條さん: 私はキャバ嬢なのにお酒が一滴も飲めないので、高いシャンパンやお金では落とせないキャバ嬢とか、そういうキャラ設定で出られたら面白いですね。あと、ミナミの街を背負って出ているつもりなので、ぜひ関西弁のキャラクターとして出たいと思っています。

桜井さん: 私は小悪魔っぽいキャラクターで出られたらいいなと思っています。

SORAさん: 私は性格がストレートなので、嘘が嫌いで真っ直ぐなキャラクターになりたいですね。あと、お客さんから悩み事とか相談されたりとか、そういうのもいいなって思ってます。

--これから音声の収録が行なわれますが、意気込みをお願いします。

赤井さん: 発声に関しては、リングの上で戦っている時に出しているのですが、セリフだけのお仕事はしたことないんです。ゲームでは、お客さんにドキッとしてもらえるような甘い声を出したいので……今日練習します(笑)。

潮田さん: 私は滑舌が悪いので、そこが心配です。あと、片言になったり言葉に詰まったりするので、ナチュラルにちゃんと演技をしていきたいですね。

一條さん: 私はピンクが好きでお姫様っぽいキャラクターだったりするのですが、実際に会うと「声低いね」って言われることもあるので、緊張して声が低くなりすぎないようにしたいですね。

桜井さん: 大学の授業の一環でアニメのアフレコをやったことがあるんですけど、声がかわいいって評判だったので、収録でも頑張りたいと思います。

SORAさん: 私はすぐに壁を作ってしまうタイプなので、甘えることが苦手なんです。でも甘えるようなセリフがある時は、思い切りなりきって、壁を破っていきたいですね。

--それでは最後に、お1人ずつ意気込みをお願いします。

赤井さん: 「龍が如く6」のキャバ嬢役に選ばれて、これからイベント等に出演させていただくことを光栄に思っています。全国の「龍が如く」ファンの方とお話をして、写真を撮ってもらえることを楽しみにしています。

潮田さん: イベントに出演させていただくことが凄く楽しみです。ゲームショウには初めて参加するので、今からドキドキです。せっかく受かったので、関係者の方や「龍が如く」ファンの方のためにも一生懸命がんばります。

一條さん: ゲームショウには、ゲームは好きだけどキャバクラには興味のない方もいらっしゃると思うんです。そこで、キャバクラのイメージをいい方向に変えていけたらいいなと思っています。

桜井さん: 「龍が如く」の世界の一員になれたことが嬉しいです。ぜひとも様々な方にプレイしてもらいたいですし、私を通じて、「龍が如く」の素晴らしさが伝われば幸いです。

SORAさん: ゲームショウに出演させていただく際には、もっと「龍が如く」が好きになってもらえるように頑張りたいです。海外の方にも「日本にはこんないいゲームがあるんだ」って思ってもらえるように宣伝していきたいです。

(御簾納直彦)