ニュース

「ファンタシースターオンライン感謝祭2016 決勝大会」開催!

闘神オーディンが「PSO2」に登場! 「FFXIV」とのコラボを発表

3月21日開催

会場:有明コロシアム

 3月21日有明コロシアムにて、「ファンタシースターオンライン(PSO)」15周年を記念したオフラインイベント「PS感謝祭2016 決勝大会」が開催された。

 ここでは、公式全国大会「アークスグランプリ 決勝大会」を始め、TVアニメ「PSO2 ジ アニメーション」のメインキャストによるミニライブ、公式ニコ生番組「PSO2放送局」の 公開生放送など、様々な催しが行なわれた。

 さらにサプライズとして、「PSO2」と、スクウェア・エニックスのMMORPG「ファイナルファンタジーXIV」のコラボレーションも発表された。本稿では、「FFXIV」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏も登場した、コラボレーション発表会にフォーカスしたレポートをお届けしたい。

「PSO2」に闘神オーディン襲来! 驚きのコラボが実現

 最初に、コラボの内容から。本コラボでは、「PSO2」内で「FFXIV」の闘神オーディンが、コラボエネミーとして登場する。斬鉄剣も完全再現されるとのことだ。さらに、ミコッテの衣装を始め、多数のアイテムが実装予定とのこと。コラボ実施日は、今夏となっている。

【突然のトレーラームービー】
突然のトレーラーにどよめき出す場内
コラボレーションが発表されるやいなや、会場は大歓声に包まれた
がっちりと握手を交わす吉田氏と酒井氏
左から、「PSO2」ディレクター木村裕也氏、同プロデューサー酒井智史氏、「FFXIV」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏
トークはお題形式で進行していった

 コラボのトレーラーが発表され、拍手に包まれながら吉田氏が登場。そのまま、酒井氏、木村氏とのトークが始まった。

 最初のテーマは、「FFXIV」と「PSO2」がコラボすることになったきっかけについて。木村氏いわく、2年前に行なわれた吉田氏との雑誌対談がことの始まり。その時に木村氏が、ダメ元でコラボを打診したところ、吉田氏が「いいっすよ」と、2つ返事でOK。木村氏もまさかの返答に驚いていたそうだ。

 準備期間もたっぷり2年くらいかかっており、かなり気合の入ったものになっているそうで、吉田氏も、「PSO2」で展開される闘神オーディンとのバトルシーンの完成度に舌を巻いていた。

 続いては、吉田氏から見た「PSO」の印象。吉田氏は、「ディアブロ」を無印からプレイしている筋金入りのオンラインゲーマーだったため、コンシューマ(ドリームキャスト)で先に「PSO」が発表された時は、正直言って悔しかったと率直な思いを振り返った。また「PSO2」については、サービス方式(基本無料など)が印象的で、「(PSO2は)先を行ってるな」と思ったとのこと。

 一方の木村氏は「FFXIV」について、FFの世界観をしっかりとオンラインゲームとして落とし込んでおり、同作が新生として登場したときは、なんの違和感もなくスッとプレイできたと話す。ただ、プレイヤーとして楽しんでいる一方で、オンラインゲーム製作者として刺激を受けることも多いと付け加えていた。また、木村氏いわく吉田氏は、トークネタが豊富で、とても頭のいい人とのこと。プロデューサーとディレクターを兼任するのは相当大変だと思われるが、吉田氏だからこそ成立していると、その手腕を絶賛していた。
 「PSO2」と「FFXIV」のコラボでは、双方のタイトルが盛り上がってくれれば嬉しいとし、日本のオンラインゲームユーザーはまだまだ少ないので、ぜひユーザーには両方のタイトルを触ってもらって、色々な人にその魅力を伝えていってほしいと話していた。

 吉田氏によると、「FFXIV」はエオルゼアという世界を作るために色味の調整などを細かく行なっている。そのため、「PSO2」チームから送られてきたコラボのデータを「FFXIV」のスタッフがエオルゼアのカラーにしてフィードバックしようとしていたこともあったのだが、吉田氏は、「せっかくPSO2の世界に行けるんだから、PSO2の色味で調整するように」と指示を出したこともあったそうで、相当のこだわりを持って監修を務めたと語った。最後に、「PSO2」で今夏に実装される闘神オーディン戦にぜひ期待していて欲しいとアピールして、コメントを締めくくった。

【PS感謝祭2016 決勝大会】
大会の様子。会場では、コラボフードの販売や「アークスグランプリ決勝大会」など、様々なイベントが行なわれていた

(御簾納直彦)