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遊べる企画展「GAME ON ~ゲームってなんでおもしろい?~」がいよいよ開幕!
ゲームの歴史と未来をたっぷり楽しめる展示を紹介
(2016/3/1 22:17)
東京・お台場にある日本科学未来館では、ゲームの創成期から現在までをプレイして楽しめる企画展「GAME ON ~ゲームってなんでおもしろい?~」を、3月2日から5月30日にかけて開催する。
その開催初日の前日に、プレス内覧会が開催された。そこで実際に目の当たりにしたのは……圧巻の展示量に希少性の高いモノのオンパレード、そして、ほとんどのゲームをプレイできること、さらにVRを中心とする未来までのアプローチ……だった。その模様をお伝えしていくので、興味を持った方はぜひ実際に会場へと足を運んで頂きたい。
企画展「GAME ON」は、英・ロンドン市のバービカン・センターで2002年に開催されて以来、展示内容をアップデートしつつ、世界中を巡回してきた展覧会。ついに日本上陸となったわけだが、日本では、「ゲームってなんでおもしろい?」をテーマにオリジナルコンテンツを多数追加し、より魅力的なものになっている。
内覧会の前には、「日本科学未来館 展示企画開発課長」の内田まほろさんと、「角川アスキー総合研究所 リサーチメディア本部 担当取締役 主席研究員」の遠藤諭氏より、「企画展趣旨説明」が行なわれた。
内田まほろさんは、「ゲームは50年ぐらいの間にものすごく成長したカルチャー。メディアやテクノロジーがさらに成長していくであろうこの時代だからこそ、ゲームの進化と歴史を学びつつ、本質的なものを掴んで次の未来を考えていきたいです」と、本企画を科学未来展で開催する意図を紹介。
また、遠藤諭氏は、「懐かしい展示もたくさんあります。ゲーム&ウォッチの全コレクションなんていうものも並んでいますので、ジーンとしてもらえるかもしれません。この展覧会の最大の課題は“帰らない人が出る”ことかもしれませんね(笑)」と、展示の充実度を語っていた。
締めくくりにお2人は、「これ、プレスの皆さんぜひ忘れずに書いてもらいたいんですけど……科学未来館はお台場のガンダムのあたりから歩いて5分です。みなさんぜひお越しください!」と、あまり科学未来館の場所や展示に馴染みのない人にも、ぜひ来場して欲しいという気 持ちを笑顔でアピールした。
それでは展示内容を紹介していこう。展示ゲームタイトル総数はなんと135点。うち133タイトルがプレイ可能という驚きの内容となっている。また、日本製タイトルは71点となっていて、ゲームの歴史と未来を語る上で、日本製タイトルの存在が大きいことを感じさせる。
さらに、ゲームハードやデバイス、イラストや資料などの静物展示総数も266点と非常に多く、その充実度は凄まじい。
展示スペースは、ゲームらしく「全8ステージ+α」で構成されている。ゲームの歴史と進化を8つのブロックにわけて展示しており、それを見つつ、それに触れつつ、歴史を辿って未来へと順に進んでいく……という構成だ。
ステージ1から8までを、たっぷりの画像とともに紹介しよう。
ステージ8を辿った先にあるのはNEXT STAGE……「未来をプレイ」。現実世界とゲーム世界の境界を越えていく未来を一足先に感じられるよう、バーチャルリアリティから「PlayStation VR」を体験できる。プレイできるのは「THE PLAYROOM VR」、「The London heist」、「The Deep」の3タイトルだ。
なお、PlayStation VRとマインクラフトの体験プレイは、当日の開場時より体験整理券を先着順で配布する。また、PlayStation VRについては対象年齢が12歳以上となるので、ご注意頂きたい。
駆け足気味に展示模様を紹介していったのだが、これだけたくさんの画像とともに紹介しても、紹介できていないものが数多くある。そのひとつひとつをじっくり楽しむとなると、遠藤氏が先に語っていたように「帰らない人が出る」かもしれないし、むしろ「帰りたくない! あれを遊びたい!まだ帰るわけにはいかない!!」といった気持ちにすらなるかもしれない。
各ステージごとにコンセプトのあるまとめかたがわかりやすく、そして何より、やっぱりゲームなのだから触ってみたい遊んでみたいという気持ちを汲んだ、プレイできる展示の多さが大きな魅力だ。ゲームの歴史、進化をその手で実際に味わえるのは嬉しい限り。
おそらくこれだけの充実度のイベントだと知れ渡ると、混雑が少し心配になるところもあるのだが。それも考慮しつつ、ゲームファンの皆様には、ぜひとも1度足を運んでみて欲しいイベントだ。