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「子連れ狼」を次世代コミック「モーションコミック」で再現!

キックスターターで全世界展開

2月25日 開催

 ソラシドは、小池一夫氏の「『子連れ狼』のモーションコミック」プロジェクトを開始した。2月25日からクラウドファンディングサービス「Kickstarter」上で受付をスタートしている。

 「子連れ狼」は小池一夫氏原作による劇画で、1970年に誕生し、テレビドラマや映画でも制作され、日本のみならず全世界で人気を集めるコンテンツの1つ。今回、最新の技術を採用し「モーションコミック」として制作される。

 「モーションコミック」とは、漫画家が描いた絵を使いデジタル処理を施し、動きのある演出を入れることで臨場感を高めた次世代コミック。これまでの「モーションコミック」はアニメーションを目指す方向性にあったが、今回は単なるデジタル処理に留まらない、ゲームクリエイターのアイディアを取り込んだこれまでとは違ったスタイルを模索しているという。

 手がけているのは、「クロックタワー」、「クロックタワー2」、「鉄騎」、「鉄騎大戦」、「無限航路」などのゲームタイトルを手がけてきた河野一二三氏。今回のプロジェクトでは、ゲーム業界出身のスタッフとアニメーション業界出身のスタッフが集結し各々の得意な技術・ノウハウを元に制作していくという。コンシューマーゲーム系から参加するスタッフもおり、モーションやエフェクト技術を中心に取り込んでいくという。

 「子連れ狼 モーションコミック版」は、小池一夫氏よりライセンス使用許諾を得て制作される正当なダイジェスト編となり、コンテンツを提供する環境はUnity。配信プラットフォームは、PCならびにスマートフォン/タブレットを予定。配信時期は2016年6月頃を予定。

 ゲーム関係者が手がけるということで、モーションコミックはもちろん、より大きな動きも期待されるプロジェクトとなっている。

【子連れ狼モーションコミック[Kickstarter]】

(船津稔)