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【スマホアプリ今日の1本】「逆転オセロニア」オセロが熱くパワーアップ!

スキルの応酬で楽しむ「オセロ」。様々なフォローアップも優秀!

2月3日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

「逆転オセロニア」の3大ポイント

・「オセロ」をデジタルゲームとして大幅アップデート
・デッキ構成力とオセロの腕が問われる戦略戦が楽しい!
・駒の性能を覚えるまでが大変だが、フォローアップも優秀

 相手の駒を挟んでひっくり返し、自陣をより多く確保した方が勝利するオセロ。DeNAの新作タイトル「逆転オセロニア」は、この「オセロ」をベースとした対戦バトルゲームである。このタイトル、簡単言えば「オセロをデジタルゲームとしてアップデートしたもの」と言うことができる。

【プロモーションムービー】

プレイ中の画面。どの駒をどこに置くのか、その一手が大きく勝負に影響を与える
オセロらしからぬ派手な演出も特徴

 特徴的なのは、自分の駒には自分で組んだデッキのキャラクターが割り当てられ、駒を置く度に相手の体力に対して攻撃していくというルール。相手の体力を削りきれば勝利で、駒を置く度にそれぞれ違うスキルが発動し、駒の挟み方によっては連携スキルがさらに発動する。スキル発動の演出はスマホ時代のゲームらしく派手なので見た目にも飽きないが、この「オセロ上で行なわれるスキルの応酬」が非常に良くできている。

 本作の駒はクエストモードの進行やガチャによって集める方式で、よりレアリティの高い駒は攻撃力や体力が高く、スキルも性能が良い傾向にある。ではレアリティの高い駒を揃えていけば良いのかというと少し違っていて、ただ駒を揃えるだけでは対人戦では勝てない。

 本作で最も大事なのは、「駒の相性」と「オセロの腕」。駒には神・魔・竜の属性があり、神は連携重視、魔は妨害重視、竜は攻撃力重視という特徴がある。中でも筆者のお気に入りは魔で、ひっくり返されないかぎり自分の毎ターン攻撃を与え続ける「毒」、相手から与えられた攻撃力をそのまま跳ね返す「罠」など、嫌らしいスキルでじわじわ締め付けていくタイプをメインとして戦っている。

 そしてこれら駒の特性を活かすのが、「オセロの腕」。本作は基本的にオセロなので、盤面で負けていれば、ステータスが総合値で上回っていても封殺されることがある。またひっくり返す駒が多いほど攻撃力が上がるのだが、目先の駒を取ることで、さらに多くの駒を返されるという、オセロならではの逆転劇も多々起こる。

 ではオセロのセオリー通りに攻めるといいかというとそうでもなく、ここには駒の性能も効いてくるので、「デッキにあわせたオセロの戦略」の確立も大事なポイントだ。どこにどの駒を置くか、その一手一手が常に大事であり、通常のオセロ以上に戦略に幅があるバトルを楽しめるようになっている。

 本作では対CPU戦を行なっていくクエストモード、他プレーヤーと対戦するクラスマッチ/練習バトル、また期間限定で開催されるイベントモードが楽しめる。段々と敵が強くなるクエストモードは別として、対人戦は「デッキが弱いと楽しめないのでは……」ということが懸念されるが、本作の場合はマッチングが優秀で、練習バトルでさえ同等ステータスの相手がバッチリマッチングされるようになっている。始めたばかりでも安心なので、どんどんプレイすると良いだろう。

 また嬉しいのは、プレイを始めると「練習バトルキャンペーン」が適用されて、ガチャなどに使用できる「星のかけら」が「練習バトル」をプレイする度にプレゼントされる。キャンペーンを上手く活用すれば最大140個の星のかけらがもらえるし、練習バトルはプレイ制限がない。ここでプレイに慣れつつ、溜まった星のかけらでガチャを回し、デッキを強化することもできる。

 デッキ編成には駒が16枚必要なのでそれぞれのスキルを把握するのが大変なのだが、このキャンペーンによって「星のかけら」を集めていくうちに、大体のコツをは掴めるようになっているのは施策として上手いところだ。

 「オセロの遊びを上手く昇華させている」という印象の本作だが、商標登録のない「リバーシ」としてネーミングを逃げず、わざわざ「オセロ」に許可をとって名前を使用しているあたりにもスタッフの思い入れを感じて面白い。なお配信後は50万ダウンロードを突破しており、順調な滑り出しとなっている。対戦モノのタイトルでもかなりオススメの1作なので、ご興味あればぜひプレイしていただきたい。

【スクリーンショット】

(安田俊亮)