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「ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-」が台湾で初公開!
二見プロデューサーが見事なデモプレイを披露
(2016/2/1 00:00)
バンダイナムコエンターテインメントは、台北で開催中のTaipei Game Show 2016にプレイステーション4/PC Vita「ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-」の繁体中文版をプレイアブルで出展した。1月31日にはプロデューサーの二見鷹介氏がゲームを解説するステージイベントも開催された。筆者も体験プレイに挑戦してきたので、その感触をお伝えしたい。
本作は「ソードアート・オンライン」のサーバーを使って新たに作られた「ソードアート・オリジン(SA:O)」というVRMMOが舞台となっている。ステージイベントでは二見氏が本作を紹介。「ゲームだけのオリジナルストーリーなので、まったく見たことがないストーリーを楽しむことができます」と解説した。本作のストーリーは、キリトがプレミアというNPCの少女と出会うことで始まる。
プレーヤーはキリトを操作してアスナやシリカ、リズベットとパーティを組んで世界を冒険する。前作では3人パーティまでだったが、今作は4人パーティが可能になった。キャラクターは今後も追加されていく。
ゲーム画面にはMMORPGプレーヤーにとってはおなじみのUIが並んでいる。本作は疑似MMORPGとして作られており、チャットウインドウやスキルのショートカット、HPバー、バフやデバフの表示などがある。右上にあるミニマップにはエクストラボスという強いフィールドボスの居場所や、クエストポイントが表示される。
フィールドにいるモンスターには頭上にレベルと名前が表示されていたり、エリアの切り替わる場所には、エリア移動を示す点線があったりと、疑似MMORPG体験の演出がそこかしこに散りばめられている。フィールドにはキリトたち以外のパーティもいる。彼らが戦っている敵と一緒になって戦ってもいいし、強敵と戦っている時に乱入してきて一緒に戦うこともある。
体験版のフィールドは森の中で、小川や岩場などもある。キャラクターの操作は左のアナログスティックで移動、右のアナログスティックで視点を切り替える。カメラの距離は固定だが、視点切り替えで上から見たり、横から見たりと角度を自由に変えることができる。
攻撃は□ボタンで、△ボタンが「ソードスキル」、×ボタンが「ジャンプ」、○ボタンはショートカットバーのアイコンを発動させる。ショートカットバーにセットされているアイコンは十字キーで選択する。ショートカットバーにはキャラクターの能力を上昇するスキルや、回復スキル、回復アイテムなどが並んでいる。
フィールドには、「SAO」にもいた懐かしい敵が徘徊している。体験版のフィールドにいるモンスターはアクティブで、索敵範囲に入ってしまうと襲ってくる。戦闘はシームレスに始まり、終了時にも特別な演出はない。
戦闘中には「SAO -ホロウ・フラグメント-」と同じように「スイッチ」で自分が背後に引きつつ、パーティメンバーに攻撃を任せることができる。また今作は、パーティメンバーから、状況に応じて何をして欲しいのかの指示が飛ぶことがある。それに従うと「スキルアライド」状態になり敵に大ダメージを与えることができる。
アクションバトルなので、モンスターの予兆行動を見て攻撃を避けることもできる。スイッチで素早く立ち位置を切り替えつつ、コンボをつないで、スキルアライドで大ダメージを与えるというのがバトルの流れになる。途中でパーティメンバーが戦闘不能に陥った場合は、近づいて○ボタンを押すことで一定時間ののちに復活する。
ステージイベントでは二見氏が「試遊台でたくさんの人が負けていたので、ボスを倒してみたいと思います」と宣言して、フィールドにいるエクストラボスと、最後の短いダンジョン内にいるボスに挑んだ。チェンジを駆使しつつ、コンボを常に50以上につなげて、スキルアライドを確実にこなしていく見事なプレイで、イベント終了時間直前に両方倒すことに成功。会場から寄せられた拍手を浴びていた。その後、「ストーリーもアクションも非常に新しい体験ができると思いますので、ぜひ楽しみに待っていただければと思います」と台湾のファンに挨拶していた。