ニュース

「AVA」、世界大会「AWC2015」レセプションパーティーを開催

予選組合せの抽選を実施。出場日本クランのコメントも掲載

12月17日~20日 開催

優勝トロフィー

 ゲームオンは、Windows用オンラインFPS「Alliance of Valiant Arms」(AVA)の世界大会「AWC(AVA World Championship)2015」を12月17日より開催した。

 「AWC」は、世界各国や地域から選出された代表クラン同士で戦う爆破ルールの世界大会。賞金総額は1,000万円にものぼり、「AVA」史上最高額の大会となる。

 大会は12月18日から20日にわたって開催され、その前日となる12月17日にはレセプションパーティーが開催された。レセプションパーティーには出場選手や運営会社スタッフが出席し、予選の組み合わせと使用するMAPの抽選などが行なわれた。本稿では、このレセプションパーティーの模様をお伝えする。

予選組合せが決定! 「DeToNator」、「Requish」、「F4E」の行方は?

ゲームオン「AVA」日本運営プロデューサーの井上洋一郎氏

 イベント開催時には、挨拶としてゲームオン「AVA」日本運営プロデューサーの井上洋一郎氏が登壇し、「AWC2015」開催に向けて「この1年、それぞれ練習してきたことと思う。そのパフォーマンスを精一杯発揮して、『AVA』の楽しさを教えてほしい」と述べた。

 また会場では、抽選によって予選の組み合わせが決定された。なお出場が予定されていた中国代表クラン「H1.man」は、出場できなくなった選手がいるため、棄権となっている。

「AWC2015」出場クラン

・日本代表クラン:「DeToNator」、「Requish」、「F4E」
・韓国代表クラン:「clanHeat White」、「Sensation」、「Asurabalbata」
・台湾代表クラン:「ahq e-Sports Club」、「Taipei Assassins」
・中国代表クラン:「HexaKilL」
・北米&EU代表クラン:「Global」、「Celsia」

「clanHeat White」
コメント「調子は良い。 『AAC2015』と『AIC2015』に続き、『AWC2015』のトロフィーも持って帰る」
「DeToNator」
コメント「優勝して、世界一ということを証明したい」
「Requish」
コメント「『AIC2015』では4位に終わってしまった。リベンジを果たしたい」
「ahq e-Sports Club」
コメント「前回と同じように頑張りたい」
「HexaKilL」
コメント「初めて国際大会に出場する。緊張しているが、色々なことを吸収しながら頑張りたい」
「F4E」
コメント「強いチームがいるから、楽しい試合ができそう。国際大会は初めてだが、精一杯やって優勝を目指したい」
「Asurabalbata」
コメント「Aブロックは死の組。悔いのないよう頑張る」
「Taipei Assassins」
コメント「たくさんのチームがいるが、優勝に対して1番気持ちが強い。頑張りたい」
「Global」
コメント「Cブロックに入れて嬉しい」
「Celsia」
コメント「(Aブロックは)簡単なグループ(笑)。対戦相手はとても厳しい戦いになるので、心して臨むように」
「Sensation」
コメント「女性の意地を見せて頑張ってみせます」

 トーナメント表で注目すべきはAブロック。「AIC2013」、「AIC2014」で2連覇を果たしている台湾「ahq e-Sports Club」と、今年「AAC2015」、「AIC2015」で優勝した韓国「clanHeat White」がぶつかる組み合わせとなっており、予選から激戦が予測される。

 一方の日本クランはAブロックに入らず、「DeToNator」と「F4E」がBブロックに、「Requish」がCブロックに入った。抽選後、日本クランに話を伺ったところ、「DeToNator」は「最も嫌だった」上記2クランとの対戦が避けられたことから、組み合わせについては「良くも悪くもない」とし、準決勝で留まることが多かった今年の成績も振り返りながら、「今回こそは優勝したい」と話してくれた。

 同じBブロックの「F4E」は「面白そうなブロック」としつつ、何度も苦渋を舐めさせられている「DeToNator」が気になる存在であり、また熾烈な台湾リーグを勝ち上がってきた「Taipei Assassins」も要注意だとした。ただ気持ちは負けておらず、あくまで目標は「優勝カップを持ち帰ること」だと意気込みを語ってくれた。

 そしてCブロックの「Requish」は、予選リーグは「前評判の高いクランはいないが気を引き締めたい」とし、その上で勝ち進んだ場合準決勝で当たる可能性のある「clanHeat White」が最大の壁だとした。「Requish」は日本の「A-POINT」ランキングで1位という好成績で本大会を迎えており、その自信を持って試合に臨み、「優勝以外は興味がない」とした。

 以上のようにレセプションパーティーは滞りなく進み、緊張の面持ちで抽選を迎える選手、他のクランの抽選に声をかける選手など、全体的に和やかな雰囲気に包まれていた。抽選を終えた選手たちの表情はいずれも穏やかだったが、明日からはいよいよ臨戦態勢に切り替わる。試合の模様は予選も含めてインターネット中継される予定なので、ぜひ本戦も楽しみにしていただきたい。

井上氏は開催国の運営チーム代表として乾杯の音頭のほか、マップの抽選なども行なった
選手同士の交流も積極的に行なわれていた
抽選時の様子。緊張しながらも、その場の雰囲気を楽しんでいるようだった

(安田俊亮)