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【スマホアプリ今日の1本】「ぷよぷよ!!タッチ」時間を気にせずゆっくり「ぷよぷよ」

少ない手数でノルマの達成を目指せ! ぷよに“色を塗って消す”新感覚パズル

11月26日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

「ぷよぷよ!!タッチ」の3大ポイント

・詰将棋にも通じるおもしろさ!
・「ぷよぷよ」を知っている人は懐かしさを感じること間違いなし!
・手数を少なく解こうとすると途端に高難易度に

 1991年にMSX2とFCディスクシステム用のソフトとして生まれ、1992年のアーケード版登場により、「テトリス」と並ぶ落ち物パズルの代表にまで登りつめた「ぷよぷよ」。ナンバリングタイトルは言うに及ばず、シミュレーションRPGやリズムゲーム、タイピングソフトなど、パズル以外のジャンルにも進出して人気を博している。

 その「ぷよぷよ」が、スマホアプリとして塗り消しパズルに生まれ変わった。スピードが重視されていた「ぷよぷよ」に対して、本作はじっくり考えながらぷよを消していくアクション性の低いパズルゲーム。反射神経や操作の正確さより“このぷよを消すと、どういう形になるか”という、先を読む思考が重要になるのだ。

【「ぷよタッチ」プロモーションムービー】

1段目に2つの黄ぷよがあるが、色を青に変えることができるのは、右側にある黄ぷよだけ。この黄ぷよの色を青に変えれば……
青ぷよが4つそろって消え、かわりに上から新たなぷよが降ってくる。降ってきたぷよの色によっては連鎖が発生することも

 本作は、同じ色のぷよを4つ以上つなげて消していく「ぷよぷよ」本来のルールをベースに、ぷよの色を変えて消す「塗り消し」という新たなファクターを追加。塗り消しは、隣り合っているぷよ同士の色を変え4つ以上つなげて消すというもので、4つ以上つなげられる状況でなければ、色を変えることはできない。また、1度に色を変えられるのは、1つのぷよだけだ。

 たとえば、横並びでぷよが青、青、黄、青とあれば、隣り合う青ぷよから右から2番目の黄色に向かって「塗る」ことができる。4つ以上がつながるのであればどのぷよでも「塗る」ことが可能で、こうしてぷよの色を変えていくのが本作における基本的なぷよの消し方だ。

 本作はステージクリア型で対戦モードはないが、内容はコンシューマー版の「ぷよぷよ」に収録されていた「なぞぷよ」というゲームモードをイメージしていただくとわかりやすい。「なぞぷよ」は、「○連鎖せよ」、「○匹のぷよを同時に消せ」、「○色のぷよをすべて消せ」などの課題をクリアしていく、ぷよぷよ版詰め将棋とでも言うべきゲームモードである。

 それをさらにアレンジしたのが本作だ。課題は、規定の手数内に、特定の色のぷよを決められた数だけ消したり画面内にあるおじゃまぷよをすべて消したりといったノルマを達成するというもの。手数が少なければ少ないほど、クリア時に得られるボーナスが増える。

 連鎖が発生すれば1手で大量のぷよを消せるが、単に目先の連鎖を狙うだけでは少ない手数でノルマを達成することは難しい(それでも連鎖を狙わなかったときよりは、手数は少なくなるが)。ここで必要なのが、冒頭で触れた“このぷよを消すと、残りのぷよがどういう形になるか”という先を読む思考だ。やみくもに連鎖させるのではなく、残ったぷよが再連鎖がしやすい形になるよう、ぷよを消していく……これが本作の醍醐味と言える。

 少ない手数でノルマを達成するコツは、上から消していくことだ。下にあるぷよを消すと、上のぷよが落ちてきて、残ったぷよが想定外の形になりやすい。また、思ってもいなかった連鎖が起きることもあり、そうなると最初に計画していた消しかたはほとんど不可能になってしまう。これを防ぐために、ノルマの達成はできるだけ上にあるぷよから消していくというのが、筆者的な鉄則である。

「ぷよぷよ」のスピンオフではあるが、過去の作品を未プレイでも純粋にパズルゲームとして楽しめる。プレイしたことのある人とっては、アルルやカーバンクルのような往年のキャラクターの登場がうれしくなるのは改めて言うまでもないだろう。全体的にかわいい雰囲気なので女の子にもオススメなうえ、時間制限がないので、アクションゲームが苦手な人でも取っつきやすい。詰将棋に通じるパズル性は、老若男女の誰もが楽しめる良質さがあるので、この機会にぜひ1度プレイしてみてはいかがだろうか。

ゲーム開始時に、そのステージで達成すべきノルマが分かる。プレイ中も画面右上に表示されるので、いつでも確認可能だ
ゲーム開始時は1人だが、ステージをクリアしていけば、アルルやウィッチといったキャラクターたちが仲間になってくれる
iTunesで購入

(平平平平)