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「SUPERBEAT XONiC」ライブイベント「XONiC THE LiVE」が韓国で開催

出演&楽曲提供の日本人アーティスト・Cranky氏にミニインタビュー

12月6日 開催

会場:LEZHINCOMICS V-HALL(韓国ソウル市)

【SUPERBEAT XONiC】

12月17日 発売予定

価格:
5,184円(パッケージ版)
4,800円(ダウンロード版)
CEROレーティング:B(12歳以上対象)

会場のLEZHINCOMICS V-HALL

 PlayStation Vita用音楽ゲーム「SUPERBEAT XONiC(スーパービート ソニック)」のライブイベント「XONiC THE LiVE」が、12月6日に韓国ソウル市にあるLEZHINCOMICS V-HALLにて開催された。

 「SUPERBEAT XONiC」は、日本ではアークシステムワークスより12月17日に発売予定だが、韓国では10月22日に発売されている。今回のイベントは、本作のアーティスト陣がファンに向けて演奏やDJプレイを披露するというもので、プロデューサーのPlanetboom氏のほか、Flash Finger氏、Mike B氏、M2U氏、Paul Bazooka氏、そして日本人アーティストのCranky氏が参加した。主催は韓国版のパブリッシャーであるソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアの韓国法人Sony Computer Entertainment Korea(SCEK)。

 チケットは前売22,000ウォン(約2,300円)で販売されたが、来場者には全員にイベント限定Tシャツとパッケージイラストカバー、ポスターがプレゼントされ、金額以上のお返しをするというポリシー。さらにライブ後にはアーティストらによるサイン会・写真撮影会も実施するなど、サービス満点のファン感謝イベントとなっていた。

 ライブはDJプレイが主体ながら、Planetboom氏は華麗なギタープレイを披露。またCranky氏は通訳を通してファンに日本語で語りかけたが、通訳を通す前から結構な数のファンから反応があったり、「かっこいい!」と日本語の声援が飛んだりしていた。「DJMAX」シリーズから曲を提供していたCranky氏だけに、韓国人のファンも多いようだ。

 演奏された曲は全31曲。およそ2時間のスタンディングイベントだったが、集まったファンは演奏中にはペンライトを振り、一緒に歌ったりして大いに盛り上がっていた。

【セットリスト】
1.「Keep On Rockin Twice Push Collaboration」
2.「Get Down」
3.「5.1.5.0 (Flash Finger X Planet Boom)」
4.「Jam Session (Flash Finger X Planet Boom X Mike B)」
5.「All Night Long Break Beat」
6.「STARGAZER
(ここまでFlash Finger氏、Planet Boom氏、Mike B氏)
7.「Peter pan」
8.「Nodding_Hawk」
9.「Howling」
10.「March of Fear」
11.「Magnolia」
12.「Masquerade」
13.「Disco night」
14.「Graviti」
15.「Music 2 You」
(ここまでM2U氏)
16.「Shout the Aquaris」
17.「JMJ」
18.「Fantasti-K」
19.「FKU」
20.「Kitty From Fxxking Hell」
21.「I'M WEAPON (Club Ver.)」
22.「Your World 2015」
(ここまでPaul Bazooka氏)
23.「Give & Take」
24.「DINO」
25.「Party of the Year」
26.「Moonlight Sonata 3rd Movt.」
27.「MATADOR」
(ここまでCranky氏)
28.「Collaboration」
29.「Crazy」
30.「ANTIKYTHERA」
Ending.「The Lemon Squash」
(ここまでFlash Finger氏、Planet Boom氏)

アーティストがそれぞれにDJプレイや演奏を披露。全31曲が怒涛の勢いで紡がれた
イベントの途中、アークシステムワークスのスタッフがお土産に持ってきたという、「BLAZBLUE」のミュー・テュエルブが描かれたきわどいノベルティがファンに向けて投げられた。これにもファンは大盛り上がり
さらにはサイン入りTシャツを投げ、終了後にはサイン会と撮影会まで実施。サービス満点のイベントだ

 また実際のゲームを使った企画も実施。来場者にはイベント開始前、後日DLCとして配信予定の2曲を試遊する時間が設けられ、最もスコアがよかった人にPS Vita本体などが贈られた。スコアは2曲とも同じ来場者が1位を獲得してしまうという驚きの結果になったが、賞品の片方は先行体験曲の1つとして用意された「BLAZBLUE」の「BLUE desire」で2位を獲得したプレーヤーに譲渡。

 本作は突き詰めるとボタン操作が有利と言われているが、この2位のプレーヤーはタッチパネルでプレイ。先程の試遊が初見だったとは思えないスーパープレイを披露した。

会場でDLCを先行試遊しながら、初プレイでのスコアが競われた。うち1曲は「BLAZBLUE」の「BLUE desire」
1位と2位の来場者は、とても先程が初見だったとは思えない華麗なプレイを披露した

 このイベント開始直前、出演前のCranky氏にコメントをいただいたので、合わせてご紹介したい。

――韓国でのイベントに参加されるわけですが、今の気持ちを教えてください。

Cranky氏:昔から韓国の方と、音楽ゲームを通じて繋がりはありました。しかし実際に会う機会はなく、本当にやっと、NURIJOYさんのおかげで、みなさんの前でステージに出られることをとても楽しんでいます。

――韓国のファンの前でのイベントをどう盛り上げていこうと考えていますか?

Cranky氏:初めてのことなので、手探りすらもできていない状態ですが、それが楽しみでもあります。

――「SUPERBEAT XONiC」は日本でも間もなく発売されますが、Crankyさんがが作曲された曲はどんな仕上がりでしょうか?

Cranky氏:私の曲は2極化していて、すごくやかましく賑やかなサウンドと、割と静かで風景を感じる曲というのが多くなっています。そういった変化に富んだ部分を聞いていただきたいです。盛り上がるところは盛り上がって、聴くところは聴いていただけるような感じになっています。

――日本のゲームファンに向けてメッセージをお願いします。

Cranky氏:ゲームを通じて私の曲を知っていただきたいですし、どんどんアピールしたいです。ただ今回のゲームに関しては、とにかく楽しんでいただきたいです。楽しんでいただくことが全てです。

――ありがとうございました。

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(石田賀津男)