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ライアットゲームズ、初の公式イベント「IWCA日本代表壮行会」を開催
圧倒的な強さでエキシビションを勝利! 日本代表ユニフォームも初披露
(2015/11/21 00:11)
Riot Gamesの日本法人 合同会社ライアットゲームズは11月20日、同社初の公式イベント「IWCA日本代表壮行会」を東京秋葉原のe-Sports SQUARE AKIHABARAにおいて開催した。
「IWCA日本代表壮行会」は、世界各地の人気投票により選出されたプロプレーヤーが代表チームを編成し、国を代表して戦う世界大会「International Wildcard Invitational All-Star(IWCA)」に参加する日本代表を激励するイベント。IWCAは、11月27日と28日の両日、オーストラリア・メルボルンで開催され、この大会で勝利するとさらにALL-Starに出場できる。
ユーザーによる人気投票は、プロクラン単位ではなく、個人単位で選出されるのがポイントで、日頃ライバル同士としてリーグでしのぎを削るエース同士が同じチームとなり、共に戦うという、ファンには堪らないイベントとなっている。プロクランによる磨き上げられたチームプレイには及ばないものの、一流プレーヤーならではの技の冴え、スーパープレイを随所で見ることができるお祭り大会となっている。
日本代表として選出されたのは、DetoNation Forcus MeのCeros選手をはじめ、リザーブを含め6名。壮行会ということで、ひとりひとり所属と名前を呼んで紹介されると、選手たちは胸を張ってステージに上がり、大きな拍手で迎えられた。
ライアットゲームズを代表して齋藤亮介氏が選手たちに向き直り、「今回の壮行会は、ライアットゲームズとして最初の公式イベントになります。最初の公式イベントに壮行会を選んだのは、このイベントこそ、我々としてやりたいことである、日本のコミュニティを盛り上げたいということを表現するのに最適だと思ったからです。日本代表は、すべてのプロチームから選ばれ、我々としてのコミットメントを表すのに最適だと考えました。ライアットゲームズとしてe-Sportsの分野で何をしていくのかというと、まず来シーズン『LJL』から、SANKOさんと一緒に進めていきます。それと共に選手の皆さんが集中してゲームに取り組めるよう環境整備も進めていきたいです。皆さん頑張って下さい」と激励の挨拶を行なった。
次にイベントスポンサーとなっているロジクールを代表してシニアクラスターカテゴリーマネージャーの古澤明仁氏がマイクを握り、熱気に満ちた会場を向きながら「皆さん盛り上がってますか!?」と大声で語りかけた。古澤氏はゲーム業界有数の「LOL」ファンとして知られているが、一ファンとしてIWCAが楽しみにしていることを隠しきれない様子で、「個人個人の良いところを見せて欲しい。このメンバーがひとつのチームになったときにどんなファイトを見せてくれるのか、お祭りだけど勝って欲しい。ぜひ頑張って貰いたい」と語り、スポンサーらしく、本日よりFacebookの特設ページにおいて、Amazonで期間限定の15%オフを開始したことを報告。「みんな買って下さい」と笑顔で語り、「一緒に盛り上がりましょう」とまとめた。
その後、6人の選手たちのインタビューが行なわれたが、日本代表という重責に極度に緊張した面持ちで、選出してくれたことへのお礼と、皆さんの期待に応えられる活躍を見せたいと抱負を述べた。舞台慣れしているCeros選手は、「新しいチャンピオンに期待していると思うので、応えていきたい」と付け加え、魅せるプレイをアピール。
その後、エキシビションマッチへの移り、LJL選抜チーム、LJL2016チャレンジャートーナメント出場チーム、そして日本代表選手が2チームに分かれ、3on3のTwisted Treelineが実施された。いずれも一発勝負のBO1で戦われた。
LJL選抜チームとの戦いは、Evi選手を主軸に据え、RainBrain選手とCeros選手がサポートに回るという豪華な布陣で、序盤からスコア差の付く横綱相撲的な展開となり、日本代表メンバーの個人スキルの高さが実感できる戦いとなった。試合後、敗北したLJL選抜チームが「めちゃくちゃ強かった。日本の実力があるぞというのを見せて欲しい」と激励の言葉を述べると、日本代表は「熱い応援をもらったので、選ばれなかった選手のためにも頑張ります」と応じた。
2戦目のLJL2016チャレンジャートーナメント出場チームは、事前にしっかり作戦を練っていたのか、Evi選手を繰り返し撃破するなど、序盤は日本代表チームがリードされる展開に。しかし、中盤以降は個人スキルの差を見せつけ、少ないチャンスをキッチリものにし、見事逆転。逆転後は、ダブルキル、トリプルキルを連発し、ACEまで決めるなど、圧倒的な強さを見せつけた。日本代表、やはり強い。
3戦目は、その日本代表同士の夢の一戦。RainBrain選手と、Evi選手がそれぞれのチームのリーダーとなり、ジャンケンに勝った方が先にメンバーを選べるルールに。チーム最年長のRainBrain選手が、「上下関係をはっきりさせておかないと」と年長者らしく挑発すると、最年少のEvi選手は「最年長みたいですが、そろそろ引退して貰わないと。これからは僕らの時代」と抜群の切り返しで、場を盛り上げた。
ジャンケンの結果、RainBrainチームには、D4ra選手、Mueki選手が加入し、EviチームにはCeros選手と、怪我で欠場したMelonの代わりに、LJL2016チャレンジャートーナメント出場チームから1人加わる形で対戦が行なわれた。5対5のSummoner's Riftと、3対3のTwisted Treelineは、レーンの数やタワーなどのオブジェクト、ドラゴンやバロンがいないなど、多くの違いがある。
決戦は静かな立ち上がりで始まり、お互い様子を見る時間が長く続いた後、20分を過ぎたあたりから一気に試合が動き始めた。エースのEvi選手とRainBrain選手はお互いにしっかり対策されているためか、キルを稼ぐどころかキルされまくるという異例の展開で、サポートに回ったCeros選手やD4ra選手が着実にキルを積み重ねた。最終的には自力で勝ったEviチームが勝利し、Evi選手は「RainBrain選手の引退試合になったかな」と、完全勝利宣言し、チーム最年少ながらエースの風格を覗かせた。
イベントの締めくくりには、日本代表のユニフォームが公開された。日本国旗の白と赤を大胆に配置した斬新なデザインとなっており、選手たちはこのユニフォームを着てIWCAを戦うことになる。
そして1週間後の11月28日には、東京秋葉原のイベントスペース ビリビリAKIBAにおいて、IWCAのパブリックビューイングが開催される。「LOL」ファンはぜひこの機会に、大勢の「LOL」ファンと共に日本代表を応援してみてはいかがだろうか。