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超貴重なアーケードゲームの古典的名作がたくさん実際に遊べる!
埼玉県が「あそぶ!ゲーム展」を開催
(2015/10/6 00:00)
埼玉県が主催し、デジタルSKIPステーションの企画によるデジタルゲームの展覧会、「あそぶ!ゲーム展」が埼玉県川口市にあるSKIPシティ彩の国ビジュアルプラザにて10月3日より公開を開始した。期間は2016年2月28日まで。
本イベントは、現在のゲームセンターではまず見掛けることのない、貴重なアーケードゲームを多数展示し、その進化の歴史や仕組みなどが学べるというもの。サブタイトルに「ステージ1:デジタルゲームの夜明け」とあるように、今回は全3回のうちのシリーズ第1弾となる。以下、開催初日の様子と出展されていた全タイトルをご紹介しよう。
世界初のコンピューターゲーム機や、アーケードゲームの元祖までもが遊べるオドロキのイベントに潜入!
本イベントの最大の魅力は、古いゲーム機がただ展示されているだけでなく、すべてのタイトルが無料で遊べるところにある。会場内に入ると、世界初のコンピューターゲームとされる「テニス・フォー・ツー」(1958年、ブルックヘブン国立研究所)や「コンピュータスペース」(1962年、マサチューセッツ工科大学)が展示され、しかもエミュレーターを使用してプレイ可能な状態になっていることにまずは驚かされる。さらには世界初のアーケードゲーム「スペースウォー!」(1971年、ナッチング・アソシエーツ)も改造筐体を使用して遊べるようになっており、これらの3タイトルを見るだけでも入場料を払う価値が十二分にあると言えよう。
イベントの企画を担当した、デジタルSKIPステーションシニアディレクターの澤柳秀行氏によると、「普段目にする機会がないアーケードゲームを体験していただくことで、大人だけでなく子どもにもゲームを映像文化として知ってもらえるようにと考えて展示タイトルを決めました」とのこと。確かにほかの出展タイトルを見てみると、オールドゲームファンなら誰でも知っているようなタイトルだけでなく、かなりの事情通でも現物を見たことがないと思われる海外製の筐体もいくつか含まれている。
つまり本イベントは、単なるゲームファン向けの同人イベントではなく、「ゲーム開発技術の進化、特に映像コンテンツとしての技術革新の過程において重要なポイントとなったタイトル」(澤柳氏)を、主催者および協力者が意図的に選んでいるのがポイントである。また一部のタイトルについては、一般のプレーヤーはまず見る機会がないゲーム基板も併せて展示したり、当時のハードについて詳しく解説したパネルや開発者の証言が聞けるインタビュー映像も公開するなど、ゲームの存在を知らない人にも歴史が学べるように工夫されているのが特徴だ。
以下、開催初日に展示されていたゲーム機を写真でご紹介しよう。40歳代以上のアーケードゲーム好きを自称する人であっても、おそらく今回展示されたゲームをすべて遊んだ経験はおそらくないであろう、貴重なタイトルがズラリと並ぶ光景は実に壮観だ。
開催初日の全出展タイトルを紹介!
筆者が取材した当日の会場内には、30歳代以上と思われるゲーム好きだけでなく親子での来場者も多く見られ、親が子どもの頃に遊んだゲームを我が子に教えつつ楽しんでいる様子もかなり見られた。「今までに見たことも聞いたこともないアーケードゲームが遊べるようになっていますので、ぜひ会場までお越しください。実際に体験して、開発者のみなさんが、当時はどんな思いでゲームを作っていたのかを感じ取っていただけたら嬉しいです」と澤井氏は語っておられたが、確かにこの展示内容であればゲーム業界志望者やCG、ハードウェア制作者などの勉強の場としても非常に有用ではないかと思われる。
なお澤柳氏によると、「来年中に『ステージ2』と題した本イベントの第2弾も実施する予定です。今回は1982年までに発売された作品を集めましたので、次回はそれ以降のゲームを展示して時代の変化がわかるようにしたいですね」とのこと。今後も本イベントの動向にはぜひとも注目したいところだ。
本イベントの入場料は大人510円(税込)、小中学生は250円(税込)で、開催期間は2016年2月28日までとなっている。会場までの交通アクセスや、イベントの詳細は下記のリンクを参照していただきたい。
「スピードレースデラックス」
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「スペースインベーダー」
(C) TAITO CORPORATION 1978 ALL RIGHTS RESERVED.
「ジービー」
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
「ギャラクシアン」
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
「パックマン」
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
「クレイジークライマー」
(C)HAMSTER Co.
「ドンキーコング」
(C)Nintendo
「スクランブル」
(C)Konami Digital Entertainment
「ザクソン」
(C)SEGA
「スペースフューリー」
(C)SEGA
「ディグダグ」
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
「ムーンパトロール」
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