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今から始める! 「ドラゴンズドグマ オンライン」
パーティープレイの流れなど“「DDON」の手軽に遊べる良さ”を紹介
(2015/10/3 00:00)
正式サービスから10日間で「同時接続者数10万人突破」、「ゲームクライアント累計ダウンロード数100万突破」と、記録ラッシュとなっているプレイステーション 4/3/Windows向けオンラインRPG「ドラゴンズドグマ オンライン(以下、『DDON』)」。
東京ゲームショウ2015では大型アップデート「シーズン1.1」の導入が10月15日と発表され、いよいよ広がりも見せていく。
そんな「DDON」だが、ゲームファンの皆様は「もちろんもうプレイしている」という人もいれば、「気になってる! 」という人もいるだろう。はたまた、「気にはなっているけどオンラインゲームってとにかく手間がかからない? 」と、これまでのプレイ歴から躊躇している人もいるかもしれない。
そこで今回は、「DDON」のプレイがどんな流れになるのかをファーストステップガイド的にお伝えしていこう。「DDON」は実は、ものすごく遊びやすいオンラインゲームだ。手軽なソロプレイのフォローはもちろんとして、パーティープレイも手間いらずに楽しめるようになっている。そのあたりの良さをお伝えしていこう。
“クイックパーティー機能”で冒険へ!レベル上げもメインクエストも手軽に始められる
「DDON」ではプレイを開始してまずチュートリアル的な範囲として、レベル10程度でポーン(自分に付き従うNPCキャラ)を1人獲得するところまではソロで進めて行くことになる。
そこから先が本格的なスタートだ。とりあえずポーンとパーティーを組みつつ、ポーンと自分のジョブレベル上げをしてもいいし、他プレーヤーのポーンをレンタルして自分+ポーン3人の4人パーティーでレベル上げやクエスト、ストーリーが展開されるメインクエストなど、行けるところまで挑むのもいい。
だが、いずれは「やっぱりオンラインRPGなんだし、他の人とパーティーを組みたい」となってくるだろう。そこで注目したいのが「クイックパーティー」の機能だ。
クイックパーティーは“メインクエストで遊ぶ”、“レスタニアニュースで遊ぶ”、“エリアで遊ぶ”という3つの目的からサーチでき、ジョブバランス、レベル差を考慮するかしないかの設定もできる。
「メインクエスト」というのはストーリーが展開されるクエストのこと。「レスタニアニュース」というのはモンスターの出現など、各地で発生しているその日のクエストのことだ。「エリア」はそのまま、平原、森林、海岸など冒険するエリア指定でパーティーを組むというものだ。
レベル上げをするなら「エリアで遊ぶ」が適している。巨大ボスを倒すのを中心にするなら「レスタニアニュース」で該当のクエスト指定でクイックパーティー募集をするのもいい。
同じようにクイックパーティー希望を出している人がいればマッチングはすぐに完了する。リーダーに選ばれたプレーヤーと同じロビーにメンバーが集合し、そこから目的のエリアへとリム転移などで移動して、プレイを始めていく。
例えば、レベル上げ目的に「エリアで遊ぶ」で集まった場合は、まずはそのエリアで受注できるクエストをみなで片っ端から受けていく。そこから、「そのクエストを順に達成していけるようなルート」で、エリアを冒険していくわけだ。
クエストの目的地がエリアマップ中に表示されれば、いよいよ冒険開始! エリア内のモンスターをなぎ倒しつつ進み、次々にクエストを達成して、経験値など報酬を得ていく。リムストーンのある村からスタートし、大概の場合はそこから離れた場所に「巨大モンスター討伐のクエスト」が待っている。冒険ルートの終盤に自然と巨大モンスター戦が入ってくるのが作りのうまいところで、1周の締めくくりになってくれる。
一通り受注したクエストを達成したら、またスタート地点とも言えるエリア内の拠点にリム転移して、クエストを受けなおしていく。どういうルートでどんなクエストをクリアしていく流れにするかはプレーヤー次第だが、周回プレイに慣れたメンバーなら、かなりハイスピードにエリア内を周回していけるはずだ。
そうしたプレイのハイライトとなるのが大型モンスターとの戦い。その戦い方はそのモンスターによって異なるのだが、基本は以下のような流れだ。
・攻撃してダメージを与えていく。
・モンスターが「怒り状態」になり、HPゲージの下に黄色のスタミナゲージが出現
・モンスターにしがみついて「ゆさぶり」、またはヒールオーラを触れさせることで光る「弱点」を攻撃してスタミナゲージを削る
・スタミナゲージがなくなるとモンスターが崩れ落ちるので、総攻撃
・モンスターがダウンするので、頭部を集中攻撃して大ダメージを与える
大型敵の体力を減らす「ゆさぶり」がやはりポイントになるが、スタミナゲージが出現した「怒り状態」中は、モンスターが暴れる「黄色」の警告や、しがみついているプレーヤーに大ダメージを与える「赤色」の警告に注意しなければならない。
暴れまわる「黄色」のときは、ゆさぶりを止め「耐える」で振り落とされないようにする。「赤色」のときはモンスターから素早く離れて攻撃を避けないといけない。
前衛のジョブであれば、やはりゆさぶりは大事で、自分のスタミナを管理しつつ、ゆさぶり、しがみつき、退避をうまく行なっていくのが重要だ。ジョブによってはゆさぶり参加以外にも弱点をピンポイントに攻撃してスタミナを削るのも手だ。
そうしてレベル上げしつつクエストを周回していれば、そのエリアの「エリアランク」が上がっていく。
「DDON」では各地のエリアを管理するエリアマスターがいて、クエストを多く達成して彼らに認められるとエリアランクが上がり、そのエリア内の「危険な場所」が開放されていく。次はそうした開放された場所を冒険していく……というわけだ。
パーティープレイの合間には、手に入れた報酬や素材でポーンに「クラフト」させ、クラフトレベルを高めつつ、さらなる装備を求めていく。そうしてポーンにクラフトをさせつつ、覚者は次の冒険へと出かけていくというわけだ。
レベル上げにエリア周回を何度も繰り返したあとは他のエリアに移って気分を変えてみるのもいいし、メインクエストに挑んでみるのもありだ。メインクエスト達成でももちろん経験値やアイテム報酬をもらえるし、イベントシーンをチャットしつつ楽しんでみるというのもいい。
そうしてあれこれ言いながら物語を楽しんでいると、クイックパーティーで集まった初対面の人とでも打ち解けやすい。そうして気が合えばフレンド登録をしたり、クランに入ったりというきっかけにもなる。そうして「その世界に仲間がいる」という状態になっていけば、プレイはますます魅力的になっていく。
このように「DDON」は、自動でパーティー参加できる「クイックパーティー」で、どの要素も手軽に楽しめるようになっているのが、特徴的で、大きな魅力となっているタイトルだ。
エリア内での冒険も、拠点を中心に、離れた危険な場所に待つ大型モンスターへとうまく巡っていけるような作りになっていて、非常にわかりやすい。他のオンラインRPGとはちょっと異なる、面白い作りをしている。
ただし、それだけに現時点ではプレイ感がコンパクトになっているところに物足りなさを感じるものがある。贅沢な話ではあるのだが。要望としては、そうしたエリア内でのクエスト巡りに“不確定な要素”をもっと入れて欲しい。例えばそこにいるはずがない大型モンスターが出現してパーティーメンバーが散り散りに逃げたり……といったものだ。突発的な幸運、またアクシデント的な要素をもっともっと増やして、いつでも“緊張と興奮の冒険”が楽しめるゲームに育って欲しい。
なお今後のアップデートで言えば初の大型アップデート「シーズン1.1」の導入が10月15日に予定されており、東京ゲームショウ2015のスペシャルステージでは「シーズン1.1」から新しく登場するモンスターが紹介されていた。「シーズン1.1」について開発・運営チームに改めて伺ったところ、ワールドクエストでは特別な名前の付いた強敵が追加され、既存エリアにもこれまで登場しなかったモンスターが現われるようになるという。やりこみ要素の増えたアップデートになるということだ。
新しいジョブを獲得! アクションRPGならではの“動かす醍醐味、面白さ”がそれぞれのジョブにある
レベルが上がっていくと、最初に選択できるファイター、ハンター、プリースト、シールドセージの4ジョブ以外に"新しいジョブ"にも転職できるようになる。
上記4ジョブ以外のジョブに就くには、そのジョブのジョブマスターから課せられる「習得試験」をクリアしなければならない。なお、ジョブマスターは彼らが住むエリアのエリアランクを上げることでエリアマスターから紹介してもらえるようになる。現在ではハイスピードに空中戦もできるアタッカーの「シーカー」と、魔法で大ダメージを狙う「ソーサラー」が存在していて、「シーズン1.1」では「エレメントアーチャー」もついに登場する。また、すでに公表されているジョブには「ウォリアー」もあり、これは年内予定の「シーズン1.2」で登場する
本作はアクションであることが大きな魅力であり、“ジョブごとに異なるアクションの気持ち良さ”が楽しめるところがポイントだ。オンラインゲームとしてはジョブバランス、性能ももちろん大事だが、そのジョブそれぞれにある役割、個性、スキルの違いをアクション操作、つまりダイレクトな手触りで楽しめるところが重要。ジョブそれぞれの“動かしていて気持ちいい”が待っている。
最大8人パーティーでモンスターに挑む「グランドミッション」も本格スタート! 大人数バトルを手軽に楽しめる
通常のパーティープレイは最大4人だが、最大8人で特定のシチュエーションに挑み、報酬を得るのが「グランドミッション」だ。こちらはいつでも挑めるというものではなく、開催期間があって定期的に開催されている。
開催されているときに白竜神殿の広場にいるNPC「アラン」などに話しかけるとエントリー可能。やはり参加が手軽なのが魅力で、大人数での協力プレイがすぐに楽しめる。
βテストの頃から開催されている「グリッテン砦攻防戦」では、砦に攻めてきたオークの軍団をしりぞける戦いとなる。中央の広場に大型ボスが出現するほか、砦内の至る所にモンスターが侵入してくるので、それらを排除しつつボスを倒す事でミッションのスコアが上がっていく。高いスコアでクリアすれば、報酬がアップするという方式だ。
なお、「グリッテン砦攻防戦」の報酬にはスキルの獲得やレベルアップに使用するジョブポイント(JP)や、売却してゴールドが得られるアイテムなどが手に入る。
「グリッテン砦攻防戦」では戦況という表現で「LV10推奨」、「LV20推奨」、「LV25推奨」、「LV30推奨」といったレベル別難易度が用意されているので、誰でも参加できるようになっている。
一方、9月25日からは待望の新グランドミッション「モンスターのるつぼ」が登場した。最強クラスのモンスター「エルダードラゴン」に挑むという、高レベルプレーヤー向けハイエンドコンテンツ的な位置づけとなる。報酬には武具の素材となる「竜骨石」がもらえるそうで、その素材で作成する装備はシーズン1.0では最高クラスの性能になるという。こちらについては、すでに遊んでいるプレーヤーがたくさんいることだろう。
また、「シーズン1.1」からは、通常のエントの倍以上も大きい森の王「グランエント」に挑む新グランドミッション「太古の強者」も登場する。グランエントの大きさは「しがみついて頭の上あたりから落ちると落下ダメージを受けてしまうぐらい」というのだから、最大サイズのモンスターとなるのだろう。実際にプレイの中で見るとどれほどの大きさなのか、そして報酬にどんなものがもらえるのか? こちらも気になるところだ。
オンラインゲームながら“面白さの1番いいところ”にすぐに入れるのが魅力な「DDON」
「DDON」の基本的なプレイの流れを中心に紹介したが、本作がとても手軽にレスタニアでの冒険を楽しめるゲームであることが伝わっただろうか。クイックパーティーによって「誰かと一緒に冒険する良さ」が、文字通りクイックに始められるのが独特であり魅力的なところだ。じっくりどっぷりと遊びこむのももちろんできるが、あまり時間がない人でも戦闘を中心にした“面白さのコアな部分”にスピーディーに触れていける。
クイックパーティーで出会いをきっかけにフレンド登録し、同じクランに入って……となれば、もうレスタニアはあなたにとって「気の合う仲間のいる世界」だ。ベースとなるプレイの流れは「まるでオフラインゲームをマルチプレイしているよう」なぐらいに手軽にまとまっている。
今後はアップデートで要素が増えていき、今の手軽なベースが波乱に満ちた楽しさへとなっていくことだろう。ぜひ今のうちからレスタニアの冒険の世界へ足を踏み入れて頂きたい。
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