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40人でホスの雪原で戦え! 「Star Wars バトルフロント」レポート
映画ファンならその“空気感”だけでも興奮必至!
(2015/9/19 01:56)
「東京ゲームショウ2015」のエレクトロニック・アーツブースは「Star Wars バトルフロント」一色だ。中でも目を惹くのが、40人の対戦を実現したステージ。40台の試遊台は色とりどりのライトに照らされ、さらに足下はドライアイスの煙がもうもうとたかれている。
そして試遊台を彩る派手な「スター・ウォーズ」のイラスト。イラストはブースの様々な場所で飾れており雰囲気はバッチリだ。ファンならずとも「ゲームに触れてみたい」と思うだろう。EAブースでは40人対戦と、2人による協力プレイが楽しめる。今回は両方体験できたので、感触を紹介したい。
目玉はやはり40人対戦だ。かなりの長蛇の列になり、ブリーフィング映像も含めプレイ時間も30分近くかかるが、並んだ価値のあるプレイ体験ができるだろう。特にブリーフィングでは紹介する“お兄さん”がノリノリで面白い。40人対戦では反乱軍と帝国軍に分かれて戦うことができるが、それは「フォースの質」によって選別されるという。
40人対戦は「Star Wars バトルフロント」のメインとなるゲーム要素だ。今回体験できるのは「惑星ホスの戦い」で、雪上を迫ってくるAT-AT(スノーウォーカー)を巡る攻防戦となる。AT-ATはホスでの反乱軍の拠点を壊滅させるべく基地にある「パワージェネレーター」を狙ってくる。
対する反乱軍は陣地にある通信施設のスイッチを入れることで航空支援を要請、Tウィングの爆撃でAT-ATのシールドを弱らせ、その間のみダメージを与えることができる。反乱軍はAT-AT共に襲いかかってくる帝国軍を相手に、一定時間通信施設を守らなくてはならない。
また、時間と共にフィールドにはシールドが使用できるアイテムの他、取ると乗り物に乗れるトークンも出現する。このほか乗り込める砲台や一定時間シールドをはれるジェネレーターもあって、活用することで有利に戦える。
今回は反乱軍でのプレイになったが、鳴り響くブラスター、迫ってくるAT-AT、タイファイターが上空を飛び、あちこちでシールドジェネレーターが輝く、まるで映画の中に飛び込んだような臨場感にゲームに夢中になってしまった。砲台を使ったり、スノースピーダーに乗ったりとゲームの要素もたっぷりと体験でき気持ちよかった。
実はこの前に2人の協力プレイをしていたので本作の基本操作を覚えていたこともあり、かなり活躍できた。コツと言えば当たり前の話ではあるが、左トリガーで敵をズームし、しっかり狙うことである。派手な見た目にひかれてか、シューティングゲームに不慣れな人も多数参加しているようだった。
様々な要素を使うのも楽しかったし、AT-ATを倒すために拠点を守り、爆撃申請を成功させ、シールドがなくなったときに攻撃を加えるという手順を踏んで敵と戦うギミックそのものが楽しかった。スノースピーダーに乗ってAT-ATの回りを飛び回ったり、一般兵を蹴散らすAT-STを打ち倒すのも楽しかった。結果、我らが反乱軍は見事AT-ATの撃退に成功した。
唯一気になった点は、トレーラーで目玉となっているルークやダース・ベイダーがいなかった点だ。こういった疑問は後で掲載予定の開発者インタビューでぶつけているので、こちらも注目して欲しい。
もう1つの「2人協力ミッション」だが、こちらは反乱軍となって波状攻撃をしてくる帝国軍と戦う。ゲームが進んでくるとガトリングガンを持ったトルーパーや、AT-STも出てくる。AT-STにはL1ボタンで武器を切り替え、R2トリガーで弾を発射するプラズマロケットが有効だ。
このプレイは画面分割の協力プレイなのだが、一緒にプレイした人がとにかくこういったゲームを知らないのか、勝手に離れてしまうので、とても苦労した。2人で固まって敵を撃退しなくてはいけないのに、足を引っ張りまくるのだ。思わず説教しそうになったが、グッとこらえた。幸いゲームオーバーになっても与えられた時間内ならば再スタートできたが、やはりすぐ全滅してしまった。難易度はそれほど高くないので、会場でプレイするときは、くれぐれも“協力プレイ”であることを忘れないで欲しい。
こちらも「スター・ウォーズ」ファンにはたまらない。タトゥイーンの岩場から現われるストームトルーパーのその“絵面”が本当に映画そのままなのだ。見方によってはちょっとチープな特撮ならではの味なのかもしれないが、その“味”がたまらなくいい。この“空気感”はぜひ確認して欲しい。