ニュース

「GTA オンライン」の大型アップデート「フリーモードイベント」紹介

集団レースに車のぶつけ合い、セッション内の全員と競える200以上のイベント!

9月15日実装予定



 ロックスター・ゲームスは、PS4/Xbox One/Windows版「グランド・セフト・オートV」において、9月15日より「GTA オンライン」の大型アップデート「フリーモードイベント」を実装する。

 「フリーモードイベント」は「GTA オンライン」では、これまで「ミッション」、「ジョブ」や「レース」など各コンテンツにいくためのロビー的に使われていたフリーモードに突発的なイベントを起こし、接続しているユーザーに楽しみを提供するコンテンツとなる。さらにPS4/Xbox One版では「ロックスターエディター」と「敵対モード」に2つの新ルールも追加される。

 ロックスター・ゲームスは、今回の実装に先がけメディア向け体験会を行なった。弊誌では今回のアップデートの要素を書き出すと共に体験レポートの2本の記事で「フリーモードイベント」を取り上げる。本稿では各要素の概要をお伝えしたい。

オンラインの楽しさを大きく広げる、200種類以上の「フリーモードイベント」

 「フリーモードイベント」アップデートでは、ロスサントスのマップを舞台としたフリーセッションに新しい遊びをもたらす。フリーセッションは「強盗ミッション」や「デスマッチ」など各ゲームモードに向かう前にプレーヤーが自由に街を散策するロビーや、ハブとなる空間であり、プレーヤーは街ゆく人や他のプレーヤーに戦いを挑んだり、ギャングの縄張りにケンカを売ったり、ただ無目的に走り回るなどをしていた。

200ものフリーモードイベント

 これまでもフリーセッションでは数時間に1度アイテムの入った「箱」が投下されたり、シミオンの求める高級車が現われたりと突発的な競争要素があったが、「フリーモードイベント」アップデートでは、フリーセッションの楽しさを大きく膨らませる要素「フリーモードイベント」が導入されるのだ。

 「フリーモードイベント」は、12分に1度、フリーセッション内にいるプレーヤー全員に告知される。フリーモードイベントは200種類以上もあり、全プレーヤーが参加するもの、特定の場所に行ったプレーヤーが参加できるもの、何らかのボタンを押して参加を表明するものなどイベントによって異なる。各プレーヤーはこれらのイベントに参加し、そして上位入賞できれば大量のゲーム内マネーとRPをゲットできる。

 イベントは30分以上かかるものから数分で終わるものまで様々で、参加人数でも遊び方は大きく変わる。デスマッチやレースの参加待ちをしているときも手軽に参加できるし、クルー限定セッションを立ち上げ、仲間内で競っても楽しい。これまで以上に「GTA オンライン」を楽しくさせてくれるコンテンツだ。ミッションの一部を紹介したい。

「最速スピードチャレンジ」

 「最速スピードチャレンジ」は、“いかに最高スピードを出すか”を競うフリーモードイベント。告知されてから競技の開始まで3分あり、その間に準備を完了させる必要がある。走りやすい道、最高速を出しやすい車をチョイスしておく必要がある。競技時間は5分間。5分の間でいかに最高速度を更新できるかが鍵となる。

「ロック・イン」

 「ロック・イン」は特定のローケーションポイントで参加できるフリーモードイベント。「ロック・イン」は巨大なドーム空間が現われ、その中にプレーヤーが入るとスタートできる。この空間にとどまり続けたプレーヤーが勝ちとなるというルールだが、ドームは高速で移動し、しかも範囲は縮まっていく。プレーヤー達はドームを追いつつ、他のプレーヤーをドームからはじき出すべく戦っていく。

「クリミナルダメージ」

 「クリミナルダメージ」は、“制限時間内にいかに多くのものを破壊したか”を競うフリーモードイベント。高速道路など次々と標的が現われる場所に陣取り、武器をフルに使って破壊の限りをつくしていく。何を破壊すると稼げるかなどの研究も有効だ。

【フリーモードイベント】
ジャンプやウィリーの距離を競うイベントも
円の中から相手を押し出す「ロック・イン」
破壊の限りを尽くす「クリミナルダメージ」
チェックポイントをとおる「チェックポイントチャレンジ」

「キル・リスト対決、ワルキューレ」

特定の乗り物で敵と戦う「キル・リスト対決」

 「キル・リスト対決、ワルキューレ」ではガトリングガンを2門装備し、4人で乗り込めるヘリ「ワルキューレ」に乗り込み、制限時間内でメリーウェザーに立ち向かう。ワルキューレは複数出現するので、チームでいかに高得点をたたき出すかがテーマとなる。

「ハント・ザ・ビースト」

 「ハント・ザ・ビースト」はかなり凝ったフリーモードイベント。立候補したプレーヤーの1人が“狼男”となる。狼男となったプレーヤーは真っ赤なスタジアムジャンパーに毛むくじゃらなキャラクターとなり、10のチェックポイントが提示される。狼男は他のプレーヤーに殺されずにチェックポイントをコンプリートすれば勝ちとなる。

 他のプレーヤーには通常狼男も彼が目指すチェックポイントも見えないが、狼男がチェックポイントを通過すると彼の姿がマップ上に表示される。1つめのポイントでは10秒、2つめでは20秒と姿を表示される時間が長くなるので、後半になるほど狼男は追い詰められる。一方で狼男はすべてのプレーヤーが表示されているので、うまく敵をすり抜けて逃走できるようにテクニックを振り絞ることとなる。

【フリーモードイベント】
狼男を追う「ハント・ザ・ビースト」

激しい戦いが楽しめる2つの新「敵対モード」実装

 大型アップデート「フリーモードイベント」では、「フリーモードイベント」、「ロックスターエディター」に加え、2つの「敵対モード」が実装される。今回はこちらも紹介したい。

「スピード・コンボイ」

 「スピード・コンボイ」は、標的である「ランナー」、ランナーを守る「ディフェンダー」、そしてランナーを狙う「アタッカー」で構成される。最大8人でのプレイが可能で、8人の場合はランナーが1人、ディフェンダーが3人、アタッカーが4人という割合となる。ランナーの車は一定のスピード以下になると爆発してしまう。ランナーが目標地点まで逃げ切れれば勝ちだ。このモードでは武器は使えないので、車をぶつけてお互いの目標を達成すべく戦っていくこととなる。

クロス・ザ・ライン

 「クロス・ザ・ライン」は陣地にラインが引かれており、敵陣にメンバー全員が移動すれば勝ちとなるデスマッチ。いかに4人全員でラインの向こうに行けるかが鍵となる。制限時間内で決着がつかなかった場合は、復活ができなくなる「サドンデス」か、「最初にラインを越えれば勝ち」というルールで戦うこととなる。

【新敵対モード】
特定の乗り物でカーチェイスを行なう「キルリスト」
4対4で戦う「クロス・ザ・ライン」

(勝田哲也)