ニュース

Logitech International、ハイエンドゲーミングヘッドセット「G633」、「G933」を正式発表

新開発の「PRO-Gドライバー」採用で、「UE」シリーズを凌ぐ音質を実現

9月以降順次発売予定



価格:オープンプライス

ロジクールオンラインストア価格:20,130円(「G633」)

24,130円(「G933」)

 Logitech Internationalは米国時間の8月26日、米国オレゴン州ポートランドにおいて、ゲーミングヘッドセットのプレスツアーを開催し、7.1chサラウンドゲーミングヘッドセット「G633 RGB 7.1 Surround Gaming Headset」および、ワイヤレスモデル「G933 RGB 7.1 Surround Gaming Headset」を正式発表した。日本での発売は9月以降を予定し、価格はオープンプライス。ロジクールオンラインストア価格は、「G633」が20,130円、「G933」が24,130円。

【G633(有線モデル)】

【G933(無線モデル)】

 「G633」および「G933」は、ロジクールGブランドのヘッドセットシリーズの最新作。有線モデル「G633」は、日本でもベストセラーとなっている「G35r」の後継モデル、「G933」は日本未発売のワイヤレスモデル「G930」の後継モデルとなる。ロジクールの命名法則では下一桁は世代を表しているが、一気に3世代以上新しくなることになる。

 基本デザインは、前モデルを継承し、耳がすっぽり収まる長方形型のイヤーカップを採用。イヤーカップ部分の素材には、現行の「G430」や「G230」と同じメッシュ素材で、さらに柔らかいものを採用し、長時間使用しても蒸れず、熱くなりにくい。

 両モデルのセールスポイントは、音質の強化、マルチプラットフォーム対応、「DTS Headphone :X」への対応、ロジクールGのアイデンティティであるRGBライティングへの対応などとなる。

 まず、音質についてはヘッドセットの心臓部であるドライバーユニットに、新開発の「PRO-Gオーディオドライバー」を採用した事で、よりクリアで歪みの出にくい高音質なサウンドを実現。担当者によれば、PRO-Gドライバーの採用により、Logitechのピュアオーディオブランド「UE」シリーズにも勝るとも劣らない音質を実現したとしている。

 また、ゲーミングヘッドセットではドライバーユニットと対で重要な存在であるマイクも刷新されている。従来のモデルより、よりコンパクトかつ高性能なノイズキャンセリングマイクを採用し、e-Sportsイベントなどタフな環境でもしっかり自分のボイスを相手に伝える事ができるという。

 ハードウェア的には、マイクをイヤーカップ側面に収納できるようになった。これに合わせて収納する事で自動的にミュートになるギミックや、マイクの先端部分を引き延ばして向きを微調整できる機能、LEDライトで状態が確認できる機能などを盛り込み、細かい使い勝手を向上させている。

 第2の特徴であるマルチプラットフォーム対応については、3、5mmジャックを採用し、PS4やXbox Oneといったゲームコンソールや、スマートフォンでも手軽に利用できるようになっているほか、「G933」限定機能として、USBドングル「USB mix Adapter」にRCA Audio Outポートが追加され、オーディオアンプやゲームコンソール、レコードといったデバイスをアナログ接続で繋ぎ、そこからワイヤレスで飛ばして「G933」で楽しむといった芸当も可能となっている。

 「DTS Headphone :X」は、ゲーミングヘッドセットとしては初の採用で、マルチチャンネルに対応したすべてのゲームタイトルで、DTSクオリティのサラウンドサウンドが楽しめるようになる。

 最後のRGBライティングは、マウスやキーボードに搭載してきたRGBカラーによるライティング効果をゲーミングヘッドセットにも適用させ、しかも、LGS(Logitech Gaming Software)で設定することで、3種類のデバイスのライティング効果を同期させることができるというこだわりの機能。

 今回、ポートランドからクルマで1時間ほどの場所にあるLogitechオーディオラボで、「G933」の初期ロットを使った体験会や、社内見学ツアーが実施された。そちらの模様については後ほど詳しくお伝えしたい。

【G633/G933ディテール】
正面から見たカット。マイクが収納されている
下から見た構図
ボタンはサイドにまとめられた
インラインマイク
マイク収納時
マイク使用時
ツイスト機能

[お詫びと訂正]
記事掲載当初「米Logitech」としておりましたが、本社はスイスであるため「Logitech International」に修正させていただきました。ここにお詫びして訂正いたします。

(中村聖司)