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ブラウザアクションRPG「三国戦紀WEB」CBT体験レポート
爽快スキルで一騎当千の活躍! 呂府が味方で、無敵気分を満喫!
(2015/7/2 12:00)
ライオンズフィルムは近日、ブラウザアクションRPG「三国戦紀WEB」のオープンβテストを実施する。本稿ではそれに先がけて行なわれたクローズドβテストから、ゲームの感触をレポートしたい。
「三国戦紀WEB」は台湾IGAが開発したアーケードゲームシリーズ「三国戦記」シリーズを受け継ぐ作品で、サクサクレベルアップでき、NPCの“武将”と共に戦うことで、1人でも楽しめるゲームだ。とにかく戦いまくれる爽快な作品である。
三国志の英雄で戦う! 孔明は扇と術で大暴れ!
「三国戦紀WEB」は「三国志演義」で活躍する英雄からプレーヤーキャラクターを選ぶ。CBTでは諸葛孔明、超雲子竜、貂蝉の3人から選べた。今回はシルエットだけだったが、オープンβテストではさらに3人のキャラクターが選べるようだ。選択画面では、各キャラクターの「演舞」ボタンを押すと必殺技が見られるので参考にできる。
今回筆者が選んだのは、諸葛孔明。武器は“扇”で攻撃範囲の広いスキルが特徴だ。扇を振り回すほか、多彩なスキルを使いこなす。ゲームを開始するとオープニングデモが始まる。三国志のストーリーをベースに「龍脈」や「龍気」といったオリジナル要素が加わる“武侠もの”のストーリーだ。
オープニングデモからそのまま戦闘になり、スキルやアイテムを使うゲームのチュートリアルへと繋がっていく。ゲームの操作はカーソルキーと、アルファベットのキーで様々なスキルを使う。カーソルキーを2度押しすると高速移動。攻撃用スキルはゲームが進めるごとに増えていき、今回は5種類のスキルが使用できた。
ゲームでは街のNPCの依頼を受けて進む。面白いのは、クエストウィンドウの「任務」ボタンをクリックすると、キャラクターが任務の目的地まで移動してくれるところ。とても楽なシステムだ。ビジュアルも画面内を走る、というより宙を舞う感じが面白い。他のプレーヤーも同じように飛び回っており、複数のキャラクターが飛び交うビジュアルはシュールだ。
クエストで任務を受けてからは、ダンジョンに挑んでいく。「三国戦紀WEB」のダンジョンはとにかく多くの敵が出てきて、これらを派手なスキルで倒していくのが気持ちいい。正直、著者はアクションゲームがあまり得意ではないのだが、本作はキャラクターの移動もスムーズで、攻撃ボタンの連打で敵を次々と敵をなぎ倒していける。この“無敵な感じ”はとても楽しかった。
諸葛孔明のスキルは、自身の周囲にいる敵を地面から飛び出す岩の槍でまとめて撃退する「地槍陣」や、離れた敵を隕石で撃退する「流星陣」、目の前の敵に竜巻の連続攻撃を与える「烈風陣」など派手で強い技ばかり。使っているうちに当たるタイミングや範囲を覚えていって、状況に合わせた使い方ができてさらに楽しくなった。とにかくスキルは演出が派手で、効果がバツグンなのが楽しい。とにかく大量の敵にスキルをぶち当てられるのだ。
連続で倒していくと継続されるコンボボーナスもあり、なるべく多く繋ぐげることでクリア時のスコアが跳ね上がる。サブクエストの中には「○○以上のコンボを出す」といったクエストもあるから、つい熱くなってしまう。必殺技も合わせてうまくコンボを繋げられると本当に気持ちがいい。
スコアを稼ぐためにはコンボ数を稼ぐこと、ダメージをなるべく喰らわないようにすること、その上でクリアタイムを短くすることの3点がポイントだ。特にボスの体力はステージが進むごとに高くなるので、短時間で倒すには効率的に攻撃を与えるだけでなく、攻撃力の高さも必要になることがわかってきた。
ステージ毎のボスは通常の敵よりも少しサイズが大きく、繰り出す技もダメージが高く強烈だ。また、通常の敵は倒れている間も当たり判定があるため、追い討ちをかけることもできるが、ボスの場合は倒れる攻撃を当てると、倒れてから起き上がる際に無敵時間が設けられている上に、反撃を仕掛けてくるので一筋縄ではいかない。ヒットアンドアウェイを心がけて戦った。
ゲーム部分は楽しいのだが、気になったのは「体力値」のバランスだ。この体力値はダンジョンに入ると消費される。体力値は時間ごとに回復するのだが、消費しすぎてしまうとダンジョンに入れなくなる。正式サービス時は、コアプレーヤーは課金アイテムで回復させてプレイすることになるのだが、レベルアップしても上限が増えない上に、上級ダンジョンでは消費が激しい。手軽にプレイできるだけに、この制限がきつく感じた。体力値の消費バランスは調整して欲しいところだ。
最強武将「呂布」のおかげで楽チン! ボス戦などイベントも体験
「三国戦紀WEB」はかなりレベルアップが早いゲームだと感じた。ほんの数時間プレイしたら、レベルが40以上になってしまったのだ。しかし、これまでサクサク進んでいたのだが、40を超えるくらいから、ダンジョンで倒されてしまうようになった。特にボスが素早い上にダメージが強くて、単純な力押しでは進めなくなったのだ。
ここで「ガチャ」の存在に目を向けてみた。「三国戦紀WEB」には、ゲーム内マネーを使って回せ、回復薬などアイテムが入手できる「通常ガチャ」と、「元宝」という課金ポイントを使って回すことができ、仲間の武将が獲得できる「人気武将ガチャ」の2種類がある。CBTではクエストの報酬で「元宝」が入手できたのだが、ここで初めて使ってみようと思った。
そこで回してみたのだが……なんと超強力な武将「呂布」が入手できたのだ! この呂布はすさまじく、筆者が何もしなくてもガンガン敵を倒せるようになってしまった。さらに他の武将もパーティに入れることで進めるのはグッと楽になった。正直、敵とのダメージを考えながら進んでいたころは何だったんだというくらい楽だったが、物足りないという気持ちが生まれるくらいになってしまった。
今回他のプレーヤーに話しかけゲームについての雑談してみたのだが、やはり武将が強力すぎるので、張り合うくらいの気持ちで進めないと、楽すぎて面白くないということだった。筆者も同じ気持ちだ。この不満は、武将が制御できないところにあると感じた。味方がプレーヤーキャラクターと同じ敵を攻撃するようにするなど、AIに命令ができれば、もっと協力して戦う雰囲気が出るのではないか。
また、キャラクターの成長要素も中盤からは重要になる。キャラクター装備のレベルアップと必殺技のレベルアップ、特に必殺技は5種類もあるので、均等に上げるか、比較的よく使う必殺技を中心に上げるかが悩ましい。筆者は敵群の中心に飛び込んで周囲にダメージを与える「地槍陣」をよく使っていたので、これを中心に上げることにした。こういった工夫をすると、ゲームが再びサクサク進められるようになった。他にも強化ポイントは多数あるので、かなりやり込める印象だ。
定期的に開催されるゲーム内イベントにも参加してみた。特に印象に残ったイベントが「ボス討伐イベント」。広い草原フィールドで、多数のプレーヤーと協力して巨大なボスに挑むイベントで、3分間のボスの攻撃をかわしつつダメージを与えていく。1日に1回、わずか3分間しか開催されないが、何体かのボスがいるという。今回挑戦してみたが、表示はプレーヤーキャラクターと、敵ボスだけなのにはびっくりした。てっきり他のプレーヤーが表示され賑やかな画面を想像していたのだが、拍子抜けしてしまった。演出的に皆で戦ってる雰囲気を強化して欲しいと思った。
CBTはテストの終わり際は楽しかった。オープンチャットで「OBTでも会おう!」という挨拶や、ゲームでの改善して欲しいポイント、楽しいポイントを話し合った。「三国戦紀WEB」は手軽さと、一騎当千の派手な戦いが体験できるのが楽しい。今回の心残りは高レベルプレーヤーのみが参加できる対戦に参加できなかったところだ。オープンβテスト、そして正式サービスではぜひ挑戦してみたい。
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