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「次世代ワールドホビーフェア'15 Summer」レポート

「妖怪ウォッチバスターズ」など、最新のゲームやホビーが多数出展

6月27日~28日 開催

会場:幕張メッセ(国際展示場9~11ホール)

 キッズ向けのゲームやホビーを中心とした無料入場イベント、「次世代ワールドホビーフェア'15 Summer」が6月27~28日に開催された。会場は千葉県の幕張メッセ国際展示場9~11ホール。

 毎年、冬と夏に開催されている当イベントには、任天堂をはじめとするゲームメーカーや、タカラトミーなどのホビーメーカーが、子供たち世代に向けた新製品の展示や実演、そして物販ブースでは販売なども行っている。今回はレベルファイブの「妖怪ウォッチ」シリーズ最新作となる「妖怪ウォッチバスターズ」の初プレイアブル出展や、各社新作のアーケードカードゲームが並ぶなど、ゲーム関連の出展も盛り上がりを見せていた。

初出展の「妖怪ウォッチバスターズ」と関連商品が充実

 レベルファイブのシリーズ最新作「妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊」の発売を7月11日に控え、大きな賑わいを見せていた「妖怪ウォッチ」関連製品。レベルファイブブースでは、初となる試遊が行なわれ、来場者の大きな注目を集めていた。ゲームは4人協力プレイでボスに挑む体験版で、体験した人には赤猫団/白犬隊いずれかをアピールできる「でかストラップ」がプレゼントされた。また12月19日公開の「映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!」のコーナーも設けられていた。

 そのほか、バンダイのブースでは「妖怪ウォッチバスターズ」と連動する「妖怪メダルバスターズ」やアーケードカードゲーム「妖怪ウォッチ ともだちウキウキペディア」、トレーディングカードゲームの「妖怪ウォッチ とりつきカードバトル」など、最新の関連アイテムも数多く出展され、まだしばらく勢いは衰えそうもない。

既に整理券を持っている家族連れも行列を作っていた「妖怪ウォッチバスターズ」試遊コーナー。4人での協力プレイが体験できた。整理券は開場後2時間で配布終了に
「妖怪ウォッチ」の劇場版第2弾となる「映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!」のコーナー。妖怪メダル付き前売り券は7月25日より発売
バンダイブースに出展された「妖怪メダルバスターズ」。第1弾は全20種が、ゲームと同じ7月11日に発売される
妖怪メダルがあれば無料で楽しめる「妖怪おみくじ神社」の最新版「妖怪おみくじ神社バスターズ」も早々に整理券配布は終了した

来場者参加型の「マインクラフト」コーナー

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアのブースは、小学生を中心に人気を誇る「マインクラフト」を出展。PlayStation Vita版のゲーム体験のほか、本作をとりまくカルチャーに基づくもの作りやゲーム実況などのイベントが開催された。

 PS Vita版が既に発売済みということもあり、事前に出されたお題(今回は「ジェットコースター」)を自宅で作って会場に持ち寄り、それをステージで審査し、優秀者にはそれを使って実況ができる権利が与えられるというコンテストなども行われていた。ブースの行列にはPS Vitaで本作をプレイしているユーザーも多く見られ、その人気がうかがえる。

ステージイベントは、檀上も客席も小さなユーザーばかり。小さな子が楽しむだけでなく、楽しませる側にもなれるのだ
PS4版「マインクラフト」を使った実況体験コーナーでは、かぶりつきで眺める来場者の姿も
ブースのコーナーを体験した人には、スティーブやクリーパーの「かぶりもの」がプレゼントされた

任天堂ブースには、Wii Uの最新作がプレイアブル出展

 任天堂のブースでは、国内初出展となる「ヨッシーウールワールド」、「スーパーマリオメーカー」をはじめとするWii Uの最新作のプレイアブル展示が行われた。驚くのは「スプラトゥーン」のコーナーで、発売済みのタイトルにもかかわらず最大で230分待ちと大盛況で、子供たちからの注目度も高い作品だということもわかった。

小さな女の子も興味津々でプレイをしてた「ヨッシーウールワールド」。7月16日発売予定だ。amiiboの「あみぐるみヨッシー」も実物を展示
「スーパーマリオメーカー」は、コロコロコミックで連載中の「スーパーマリオくん」作者の沢田ユキオ氏が制作したコースにチャレンジした
抽選で選ばれたプレイヤーによるタイムアタックチャレンジの優勝者には、「イカクッション」がプレゼントされた。これは三英貿易より7月下旬に2,800円(税別)で発売予定
「スプラトゥーン」の体験コーナーはなんと230分待ちの盛況ぶり。来場者同士での4対4の対戦プレイを2回体験することができた

新規にリリースされるアーケードカードゲームが続々登場

 今回の次世代ワールドホビーフェアは、アーケードカードゲームの出展は若干少なく、従来のタイトルではなく新作が目立っていた。カプコンは、6月25日より稼働が開始したばかりの「モンスターハンター スピリッツ」を出展。併設された物販ブースでは、ゲームで使用できるバンダイの「魂石(こんせき)」やカードバインダーなども販売していた。またセガは、懐かしの「甲虫王者ムシキング」のタイトルを受け継ぐ「新甲虫王者ムシキング」を出展していた。

カプコンの「モンスターハンター スピリッツ」はプレイするとイベント限定のスペシャルバージョンのカードがもらえる。また会場ではプロモカードも配布された
こちらは「新甲虫王者ムシキング」。単純明快なジャンケ8ンバトルは健在だが、旧バージョンとカードは別物で、玩具「Vガジェ」との連動もある

「パズマリ」「超・逃走中」など、3DSのゲームの新作も出展

 ニンテンドー3DSのゲームは、ガンホー・オンライン・エンターテイメントやバンダイナムコエンターテインメントなどのブースに新作が出展された。

 ガンホーの「パズル&ドラゴンズ スーパーマリオエディション」は、既に発売中のゲームということで、ゲーム体験のほかに「ハードクラス」を使用したスコアアタック大会も開催されている。

 バンダイナムコエンターテインメントは、「怪盗ジョーカー 時を超える怪盗と失われた宝石」「超・逃走中 あつまれ!最強の逃走者たち」「ご当地鉄道~ご当地キャラと日本全国の旅~」の3タイトルすべて3DSタイトルとなった。

「パズマリ」のスコアタック大会も行われたガンホーブース。マリオとの記念撮影ブースも好評
7月9日に発売予定の「怪盗ジョーカー 時を超える怪盗と失われた宝石」と、コロコロコミックの連載やTVアニメで人気の作品をゲーム化した「怪盗ジョーカー 時を超える怪盗と失われた宝石」

タカラトミーなどを中心にホビー関連のブースも好評

 タカラトミーやバンダイなどからは、先日開催された「東京おもちゃショー2015」に出展したホビー関連の新製品が数多く出展された。おもちゃショーは展示が中心だったこれらの製品も、このイベントでは来場者に触れてもらうことに重きを置いているのが最大の特徴だ。また一部の製品は物販ブースで販売されているものもあった。

タカラトミーの「ベイブレードバースト」は、7月18日の発売に先駆け、ブースでの体験会を開催。会場で先行発売された製品を使ってのチャレンジコーナーなども用意
タカラトミー「銃撃ロボットバトルホビー ガガンガン」は、発売されたばかりの製品を使ってのバトルにチャレンジできた
こちらもタカラトミーの、輪ゴムを飛ばす「究極ゴム銃Gショット」の体験コーナー。乗り出してマトを狙う姿は今も昔も変わらない
バンダイはガンプラコーナーのほか、おもちゃショーで発表された「超次元変形フレームロボ」の実演コーナーが設置された

ポケモンブースは夏公開の映画「光輪の超魔神 フーパ」をメインに据える

 ポケモンのブースは、7月18日より公開される夏休み映画「ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパ」を大きくフィーチャー。ブースで販売される前売り券を購入するか、事前に購入した前売り券を持ってくると、伝説のポケモン6匹のうち1匹を現地でもらうことができた。そのほか、「ポケモントレッタアルティメット」の大会「アルティメットチャレンジ」や、タカラトミーのおもちゃ「ポケでるガチャ」の体験会などが行われていた。

「光輪の超魔神 フーパ」の予告映像の上映され、前売り券も販売。映画にまつわるアトラクションのコーナーも設置された
「アルティメットチャレンジ」が開催された「ポケモントレッタアルティメット」のコーナー。参加や勝利で特製ポケモントレッタがプレゼントされた
「ポケモン超不思議のダンジョン」など、ゲーム関連の最新作は映像での出展となった
ガチャをモチーフとしたおもちゃ「ポケでるガチャ」。液晶画面を備え、ポケモンゲットを楽しめる

(稲元徹也)