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セガゲームス、ユーザーが自由にイベントを作れる新機能「PARTY」を発表

 セガゲームス セガネットワークス カンパニーは発表会「セガネットワークス カンパニー メディアカンファレンス 2015 Summer」においてゲーム関連のマーケティング支援ツール「Noah Pass」に関するサービスについて今後の展開を発表した。

 「Noah Pass」は、ユーザー動向などのビックデータを分析することでより効率的にユーザーを増やしていくためのマーケティング支援ツール。これまでにもそのシステムについて都度都度発表されてきたが、エンドユーザーにとっては大きくは関係ない部分だった。

 今回その「Noah Pass」の一機能として新たに「PARTY」の実装が発表された。「PARTY」はユーザーが簡単な設定をするだけでイベントを作成できる機能で、ゲームのSDKとしてゲーム会社に提供される。発表を行なったセガゲームス セガネットワークス カンパニーCOOの岩城 農氏は「メーカーが提供する運営はこれまで通り頑張るが、ほんの少しの時間でユーザーが集まって楽しめるようにしたい」と導入の経緯を説明。「携帯ゲーム機を持ち寄ってみんなで遊んだ楽しさの延長」としての今回の機能だという。

 「PARTY」を導入することで、ユーザーが簡単にイベントを作ることができるようになる。ルールを設定し、友達を誘うだけでロビーを設定完了。コミュニケーションの取り方やゲームプレイ後の報酬の設定もできる。ルールの設定についてはワンボタンで「おまかせ」設定も可能となっている。

 またランキングも自動的に記録してくれるため、簡単に友人や家族とゲームをプレイして競い合うことができる。セガゲームスでは「『PARTY』を利用することで、ユーザーの皆さんには、よりパーソナルにゲームを楽しんで欲しい」としている。

 すでに一部メーカーにはSDKの配布が行なわれているが、今秋からサービスを開始。「PARTY」を試用したゲームが登場する。

「Noah Pass」の1機能として実装される「PARTY」。ユーザーが簡単にロビーを設置してイベントを作成することができる

(船津稔)