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【スマホアプリ今日の1本】探索+スロットの歴史モノ「ぐるぐるダンジョン のぶニャが」
カジュアル路線の適度なバランス。猫化武将が大量に登場
(2015/4/14 00:00)
歴史上の人物がすべて「猫化」しているというコーエーテクモゲームスの歴史シミュレーション「のぶニャが」シリーズに、新作のスマホアプリ「ぐるぐるダンジョン のぶニャが」が登場した。
「のぶニャが」は、コーエーテクモゲームスのお家芸である歴史シミュレーションをコミカル&カジュアル路線で打ち出したシリーズで、「織田信長」なら「織田のぶニャが」、「木下藤吉郎」なら「木下とうキティろう」といったように、見た目も名前もすっかり猫風にアレンジされたキャラクターが活躍する内容となっている。
今回配信されたiOS/Android「ぐるぐるダンジョン のぶニャが」は、歴史シミュレーションとは異なって、プレーヤーは猫化された武将を仲間にしてチームを作り、マップを攻略していくターン制の探索ゲーム調になっている。
探索部分は「ウィザードリィ」風のダンジョンRPGの主観視点で進んでいくというもので、フリック操作で方向転換、表示された矢印をタッチ操作で前進/後退ができる。マップ上には宝箱や罠が仕掛けられているほか、敵もターンごとにマップ上を移動していて、これに当たると戦闘となる。なおゲーム開始時はマップは全体像がわからず、実際に歩くことでその周辺の状況が確認できるようになる。
探索時の雰囲気は、その世界観も相まっていわゆるダンジョンRPGというよりは「がんばれゴエモン」シリーズに登場する「迷路」のそれに近い。そこに敵の徘徊要素が加わっているような感じで、敵の中には強力な「精鋭」もおり、戦闘を避けなくてはならない場合もある。
敵との対戦になると、今度はスロットマシン風のゲームになる。チームメンバーが描かれ、回転している3つのリールを順番に止めていき、その絵柄の状態によって攻撃力が決まる。ラインを揃えれば「連鎖」が発生し、攻撃力にボーナスを加えることもできる。画面にはリールの順番も表示されるので、慣れてくれば「目押し」も可能な難易度となっている。
1つのステージには、上限ターン数が決まっており、何かしらの行動(戦闘や移動)をするごとに1つずつ残り数が減っていく。あまり悠長にマップを歩きまわっている余裕はないので、宝箱の探索もそこそこにボスとの戦闘までたどり着かいないといけない。探索もスロットゲームも適度な手応えがあり、難しくなりすぎないバランスで遊びやすい印象だ。
一方でキャラクターは、やはり猫化されているということで親しみやすい。名前もアレンジされているので歴史に詳しくないと元ネタが誰なのか混乱するのだが、あえて見た目から入ってみるのも一興だろう。ストーリーも史実に基づきつつ、時空を行き来して世界を救うというSF要素を入れた壮大な展開が楽しめるので、ぜひ1度プレイしていただきたい。