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【スマホアプリ今日の1本】育成シムとカジノゲームの合わせ技「東京カジノプロジェクト」
リゾートで稼いでカジノにつぎ込む！ ギャンブラー魂が燃えるゲームを多数収録
（2015/4/9 11:24）
- 3月18日 配信（Android）
- 4月2日 配信（iOS）
- ダウンロード：無料
- 利用料金：無料
- ビジネスモデル：アイテム課金制
カジノといえば、裕福で余裕たっぷりな人物が遊ぶような高級なギャンブルのイメージが個人的にある。以前に海外へ観光に行った際、物は試しということでカジノに立ち寄りスロットマシンで遊んでみたのだが、1万円分のコインがあっという間になくなってしまい、そのあまりの消費の速さに呆然としたものだ。
今回コロプラから配信された「東京カジノプロジェクト」は、そのカジノをリゾート地に建設する「リゾート育成SLG」と、実際にカジノで遊ぶことが可能なスロットマシンやポーカーといった「カジノゲーム」の両方を楽しめるタイトルだ。もちろん、現実のカジノとは違って、現実の1万円を瞬時に使い果たしてしまうような過激な内容ではない（笑）。
本作は、「リゾート」パートと「カジノ」パートの2つを交互に遊んでいくシミュレーションゲームとなる。「リゾート」パートでは、自分のリゾート地にカジノやホテル、売店といった各種施設を設置・改築して充実させる。設備増強のためには「カネー」というゲーム内通貨が必要だが、これらは各施設から一定時間ごとに得られる売上によって獲得可能。来客数が増えれば収入も増え、より施設を整備しやすくなる。
この「リゾート」パートは、新規建築や設備の増強などにかかる時間が他の街づくりシムと同じように比較的長い。この待ち時間は課金アイテム「ダイヤ」を消費することで省略できるが、よほど急いでいなければ、のんびりと街作りを楽しむことが可能だ。
一方、「カジノ」パートでは、「リゾート」パートで稼いだ「カネー」を「チップ」へと変換可能で、プレーヤーはこの「チップ」を使って各種カジノゲームを遊ぶことができる。獲得した「チップ」は「カネー」への換金はできないが、「チップ」をたくさん集めることでリゾート地に設置できる装飾品やリゾートエリアを拡大するチケットと交換できるため、なるべくたくさん稼いでおきたいところ。またカジノをプレイすることで、プレーヤーのカジノランクも上がっていく。
このように、「リゾート」パートと「カジノ」パートそれぞれが持つ役割をうまく活用しつつリゾートを発展させていくわけだが、そのなかでもとりわけ盛り上がるのは、やはり「カジノ」パートのゲームをプレイするときだ。
カジノゲームには、バカラ、パターゴルフ、スロット、ブラックジャック、ルーレット、ポーカー、リバーシの計7種類が用意されている。どれでも好きな物を選んで遊べるが、ゲームによって最小掛け金が決まっているため、相応の「チップ」を用意したい。またカジノ場はオンラインで接続され、MMORPGのように他のプレーヤーが遊んでいる中を移動していくことができる。皆思い思いのゲームで遊んでいて、カジノが賑わっている雰囲気を直に感じられる演出だ。
上記ゲームのうち、パターゴルフ、ポーカー、リバーシは対人戦で、お互いの賭けた「チップ」を取り合う。中でもポーカーの楽しさは「これぞカジノゲーム！」といった感じで、単なるカード勝負だけでなく掛け金の上乗せ合戦など、ギャンブル漫画で良く見られるスリル感あふれるゲーム展開が味わえる。
また、スロット、ブラックジャック、ルーレットといった、胴元を相手にした定番カジノゲームも面白い。対人戦とは違い、巨額の「チップ」を一気に獲得できることもあり、一攫千金を狙いたいプレーヤーにはピッタリのゲームと言えるだろう。
ちなみに本作のカジノゲームは非常にリアルにできていて、負けが込んだからと言って救済措置的に当たりが来るようなことは一切ない。運が悪ければどん底まで突き落とされ、容赦なく一文無しとなってしまう。だが、それだけに、そこから這い上がって大量のチップを獲得したときの快感もまた格別！ これぞまさにギャンブルの醍醐味だ。
しかし、このカジノゲームにハマりすぎるあまり「リゾート」でせっかく稼いだ「カネー」を、リゾート施設の増強もせずにひたすら「チップ」へと変換していると、肝心のリゾート開発は一向に進まないので注意！ 事実、筆者は「リゾート」で得た「カネー」を、カジノゲームを楽しみたいあまりに毎回「チップ」にし、そしてすべてをスッてしまうというダメギャンブラーのような生活を、今も過ごしている。ギャンブルの魔力恐るべしだ。
カジノゲームが好きなら間違いなくオススメできる「東京カジノプロジェクト」だが、もちろん街作りSLGとしてもしっかり作られているので、まずは資金力を得るためにリゾート開発に注力……というプレイも可能だ。どちらにプレイの重きをおくか、それを考えるのも楽しい。街づくりとカジノ、どちらか一方だけでも好きならば、ぜひとも触れてみてほしい1本だ。
（c）COLOPL, Inc.
