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WIN「黒い砂漠」、2015年上半期のオープンサービス開始を発表

発表会「JAPAN PREMIERE」開催。曙さん、道端アンジェリカさんも登場!

4月1日~4月10日 プレオープンテスト実施予定

2015年上半期 オープンサービス開始予定

「黒い砂漠」日本運営プロデューサーの麥谷将人氏。背後に見えるのは、本作のキャラメイクのシステムで作られた麥谷風のキャラクター

 ゲームオンは3月19日、開発中のWindows用MMORPG「黒い砂漠」について、発表会イベント「JAPAN PREMIERE」を開催した。その中で、ビジネスモデルが基本無料のアイテム課金制であること、オープンサービスが2015年上半期開始予定であることが発表された。

 またクローズドβテストにあたる「プレオープンテスト」が4月1日から4月10日まで実施される。現在参加者募集中となっており、GAME Watch枠での応募も可能となっているので、ぜひご参加いただきたい。

 イベントではゲームオン「黒い砂漠」日本運営プロデューサーの麥谷将人氏より、デモプレイを交えたゲームの紹介が行なわれた。

挨拶を行なったゲームオン代表取締役社長の李相燁氏(左)と、開発元PearlAbyss CEOの金大一氏(右)。やはり分身のキャラクターが用意されていた

高いアクション性とやりこめる「生活」コンテンツで広がる世界

独特の操作でプレイするアクション。慣れれば軽快な戦闘が可能なようだ
8種類ある生活コンテンツも魅力の1つ

 「黒い砂漠」は、質の高いグラフィックス、アクション性の高い戦闘、そして「リアル」な世界で冒険するMMORPG。麥谷将人氏は、本作の特徴が「戦闘」、「生活」、「知識」、「キャラクターメイク」にあるとして、4つそれぞれについて詳細を語っていった。

 本作の「戦闘」はノンターゲティング方式であり、「コマンドによるスキル発動」によって戦っていく。一般的なMMORPGの場合は数字キーなどにスキルが割り当てられるが、本作では移動も担うWASDキーと左/右クリックの組み合わせで様々なスキルを発動していく。WASDキー周辺のQキーやFキーにもスキルが割り当てられており、慣れれば1人で複数の敵を一辺に相手するような、爽快な戦闘がプレイできるという。

 麥谷氏は職業の1つであり、回避能力の高い「レンジャー」を使ってデモプレイを行なった。回避しながら攻撃できるレンジャーは、ギリギリまで敵を引きつけて、敵の攻撃を寸前で避けるようにフィールドを飛び回ることができる。動きの遅い敵であれば攻撃を喰らわずに戦闘することもできるようで、こうした軽快なプレイも「慣れれば大丈夫」な難易度になっているそうだ。

 また「生活」では、「採集」、「加工」、「料理」、「調教」、「錬金」、「釣り」、「狩猟」、「貿易」のコンテンツが実装されている。それぞれレベルをあげることでメリットがあり、例えば「調教」では馬を捕獲できるようになったり、「貿易」はより高価な取引が可能となる。また「釣り」のレベルをあげれば、良い竿で大物を狙うことができるようになる。これらのやりこみ要素も、本作の魅力だという。

 そして「知識」は、プレーヤーが実際に様々な行動を起こすことでゲーム内のコンテンツが広がっていくというシステムで、例えばプレーヤーが色々な場所を訪れることでマップの情報が充実していく。

 モンスターと戦闘を繰り返せば、そのモンスターの「知識」が溜まり、最初はモンスターの体力が大雑把にしか表示されないものが、はっきりとした残り体力ゲージを確認できるようになったりする。またNPCが欲している情報を提供することで、そのNPCが普段は売ってくれないアイテムを売ってくれるようになったり、新たなクエストを依頼してくれるようになる。

曙さんと道端アンジェリカさん登場。キャラメイクでそっくりキャラを作成

曙さん(左)と道端アンジェリカさん(右)
こちらが制作されたキャラクター
曙さんと道端アンジェリカさんはゲームパッドでプレイした


 本作では「キャラクターメイク」にも力が入れられている。というのも顔だけでもおでこや左右の頬、顎、鼻などなど30パーツほどに分けられており、それぞれで細かい設定が可能となっている。パーツは個別で設定できるので、顔の作りを左右対称にも、左右非対称にもすることができる。

 麥谷氏も初めて触った時は思わず「6時間ほど作りこんだ」くらいにハマった要素だったようで、それほど幅の広いキャラクターメイクが実現されているのだという。

 ここで麥谷氏は、ゲストとして曙さんと道端アンジェリカさんをステージに呼び込んだ。今回このイベントのために麥谷氏は曙さんと道端アンジェリカさんに似せたキャラクターを作ってきており、そのキャラクターを使ってボス戦のデモを行なうという趣向だ。

 道端さんはできあがったキャラクターを見て「目元などそっくり。というか今のゲームってこんなに綺麗なんですね!」と驚嘆。ボス戦では「やられちゃったよ!」、「今すごい頑張ってる!」などはしゃぎながら、楽しそうにプレイしていた。

 一方の曙さんは、「実物よりも格好良くできている」とコメント。プレイ後は「面白いけど、難しい。ゲームの中に入って暴れた方が楽(笑)」と笑いを誘っていた。ちなみに2人はゲームパッドを使ってプレイを行なっていた。これも本作のウリの1つで、普段はPCでゲームをプレイしない人でもすんなりとゲームがプレイできるようだ。

まだまだある「黒い砂漠」の奥深い要素。先行体験会も開催決定

温度や湿度のほか、昼夜で変わる演出もある。NPCも含めてキャラクターや世界がリアルタイムに変動していくのが本作の特徴だ

 本作の注目要素は、まだある。その1つは「大規模戦闘」で、会場では韓国で実際に開催された戦闘の動画が上映された。そこにはおびただしい数のプレーヤー同士が戦っていて、麥谷氏によれば1,000人(!)規模の戦闘だったのだという。

 また世界を構成する要素として、「温度と湿度」がある。これはエリアごとにリアルタイムに温度と湿度が変わっていくというもので、例えば高温低湿だとコショウが育ちやすいなど、作物の出来に影響があるという。

 温度と湿度が一定条件になるとその場所には雨が降り、地下水が溜まる。地下水が潤沢にあれば、やはり作物などが育ちやすくなる。ほかにも、夜にしか現われない行商人がいたり、NPCがゲーム内で生活しているような、リアルさを感じさせる演出が数多く採用されている。麥谷氏によればこれでも要素の一部だそうなので、今後の情報公開を楽しみに待ちたい。

 なお今後の予定として、プレオープンテストの日程が発表されたほか、それに先立って先行体験会が3月22日にベルサール秋葉原で開催されることが明らかにされた。参加費は無料で、開催時間は13時から17時。プレイ時間は30分ほどになるようだが、参加することでプレオープンテストの参加権利がプレゼントされる。

 また4月25日と26日で開催予定のニコニコ超会議にて、「超キャラメイクサロン Pmang本店」を実施するという。内容の詳細は、現時点では「想像にお任せ」という。まだまだ「黒い砂漠」は全貌が明らかにされていないが、早ければ今年前半中にはサービスが動き出すようなので、今後の動きを楽しみにしておきたい。

声優も一部発表された。サービス開始までに、総勢声優160名分のボイスを収録することになりそうだという

(安田俊亮)