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今年の戦略を明らかにする「ワーナーゲーム 2015 ラインナップ発表会」開催
「バットマン：アーカムナイト」に注力、「LEGO」も4タイトルを投入
（2015/3/10 17:59）
- 3月10日開催
- 場所：秋葉原UDXシアター
ワーナーは3月10日、秋葉原UDXシアターにて「ワーナーゲーム 2015 ラインナップ発表会」を開催した。このイベントはメディア、流通業者など関係者向けのもので、ワーナーのゲームに関しての戦略が紹介された。
最初に登壇したのはワーナーブラザース・ホームエンターテイメント マネージングディレクター日本代表の福田太一氏。福田氏は「私たちは映画の会社という印象が強いと思いますが、2005年よりゲーム事業に参入し、欧米ではトップ5に入るメーカーとなりました。日本でも2011年から事業を本格化し今年はこれまでの最大のラインナップで挑む年となり、このコンベンションを初めて開催しました。特に『レゴ』シリーズと『バットマン：アーカムナイト』を中心に、日本のゲーム市場の活性化のために努力していきます」と語った。
続いて登壇したワーナーブラザース マーケティング本部ホームエンターテイメント・マーケティングディレクター中浜氏が今年のラインナップと戦略を紹介した。中浜氏は「LEGO ムービー ザ・ゲーム」、「LEGO マーベル」が海外はもちろん日本でも1年で6万本以上の売り上げが見込めるタイトルとなり、今後、4月6日に「LEGO バットマン3」、そして2015年内に「LEGO ジュラシックワールド」、「LEGO ニンジャゴー」、「LEGO アベンジャーズ」の3本を展開していくと発表した。対応ハードはすべてPS4/3/Wii U/3DS。Xbox One版は発売されない予定だ。
「LEGO ニンジャゴー」は4月よりテレビ東京でアニメ化が行なわれ、コロコロコミックでも展開していく。ワーナーはここに番組提供CMを投入する。夏の映画「アベンジャーズ2」、「ジュラシックワールド」に合わせたプロモーション、さらには夏にオープンするレゴ ランド ディスカバリーセンターが東京に続き大阪にオープンする。これに合わせてワーナーの「LEGO」シリーズをアピールしていく予定だ。
4本のタイトルに加え、4月16日にPS4/Xbox ONE「ダイイングライト」、2015年中にPS4/Xbox ONE「MAD MAX」を販売していく。「MAD MAX」の日本での発売は今回が初発表となる。映画の世界観を活かした作品となるようだ。
そして「LEGO」に並び大きな軸となるのが「バットマン アーカム」シリーズ最新作「バットマン：アーカムナイト」だ。PS4版で7月2日発売予定。今作はシリーズで初めての日本語音声吹き替えのフルローカライズとなる。
ワーナーでは海外で非常に好評であり、今作でも話題を集めている本作に対し、日本でも力を入れたプロモーションを行なっていく。「PS4で楽しめる究極のゲーム」というイメージを前面に押し出し、PS4の購入を迷っているユーザーまで視野を広げ販売本数を15万本以上を目指していく。このため、「究極プレイ動画」を作成し、多くの人にアピールしていくという。
Google 、YAHOOをジャックし一般層へ認知度を広げ、さらに有名人の“イメージコスプレ”とプレイ動画を掲載、ユーチューバーのプレイ動画も活用し、テレビのスポットCMも投入、これまでのタイトル以上に幅広い層にゲームをアピールしていく予定だ。
イベントの最後にはソニー・コンピュータエンタテインメント ジャパンアジア シニア・バイス・プレジデントの植田浩氏が登壇した。「現在のユーザー様の情報が変わってきているなと思います。最近はユーザー様は予約をされなくなってきていて発売の直近で情報を収集する。そして発売後も情報を探しています。私たちも発売後もマーケティングを行なう必要があり、『バットマン：アーカムナイト』は15万本以上の目標を立てるべきです。このタイトルは“売らなあきまへん”、私たちはがんばりますので皆さんのお力もお貸しください」と会場に語りかけた。
