動画配信大手の米Netflixが日本展開を正式発表

　米大手動画配信サービスを展開するNetflixは、3月のオーストラリア、ニュージーランドに続いて、今秋より日本でもサービスを開始することを明らかにした。価格設定や配信タイトル、サポート対象のデバイスなどは後日発表予定。現在、公式サイトでは日本語のティザーサイトが用意され、事前登録が行なわれている。

日本語のティザーサイトが立ち上がっている

　Netflixは、HuluやAmazon Primeなどに代表される定額制の動画配信サービスのひとつ。月額10ドル程度の利用料を払うだけで、PCやスマートTV、タブレット、ゲーム機などあらゆるデバイスで映画やアニメなどがストリーミング再生で楽しめる。日本では長らく未展開で、Huluに先行される格好となっていたが、ついに動画配信のガリバーが日本市場に参入することになる。

　現時点では具体的な提供コンテンツについては明らかにしていないものの、日本独自のTVシリーズや映画などに加え、「Marco Polo」、「Sense8」、「Marvels Daredevil」、「Virunga」といったオリジナルコンテンツの配信も行なうとしている。

　日本ではNetflixが未展開だったため、すべてのゲームプラットフォームでのNetflixアプリの配信も行なわれない状況だったが、今秋の日本展開を機に、ゲーム機向けのアプリも一斉に配信されることが予想される。Netflixのアプリは、PS4、PS3、PS Vita、Xbox One、Wii U、ニンテンドー3DSなど主要ハードで提供されており、今回の正式発表でも対応デバイスにゲーム機が含まれていることから、日本でもその多く、もしくはすべてのハードでの提供が期待される。